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Month: 2009年12月

農業研修35日目

農業研修35日目

12/11 雨のち曇り [雨][曇り] 熊坂
地味ですが農業研修を続けております。
継続は力なりです。
重いものを結構運んでいるためかなり力が付いてきました。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

今日は雨がしとしと降りましたが農業は雨が降ろうがやりが降ろうが作業をしなくてはなりません。
ずいぶんたいへんな感じがしますが慣れてしまえばなんてことはないです!!

本日の作業

  1. 白菜の収穫・・・・・40個
    Image002

    白菜畑を写真でみると、どれも同じ大きさのように見えますが、ところがどっこい!!
    触ってみるとまるで大きさが違います。
    白菜が太くてギュッとしまっているものを選んで収穫します。
    残した小さい白菜はこれから大きくなり収穫期を迎えます。
    慣れるとだいたい見た目で大きさはわかります。

  2. 包装
    1. チンゲンサイ 30袋
    2. 大根
    3. 白菜
      中に虫がいないかチェックします。
      この畑の白菜には虫があまりいませんでした。

一日を振り返って

  1. 白菜の収穫は空コンテナがたくさん必要になります。
    大きめの空コンテナに最大11個しか入りません。
    これを持ち運ぶのにはかなり重いので力が必要になります。
    女性にはきつい作業かもしれません。
  2. 大根はネズミや虫の食い跡があるものがあり、今日は出荷できないものが6本ぐらい残りました。
    もちろん我が家でも何本か処分します。
    最近、研修の日は野菜を抱えきれないぐらい家に持って帰って食べています。
    全て有機野菜です。味は慣行と比べて苦味がありません。
  3. 師匠より土地を探す際のアドバイスとして、軽トラックが畑の中に直接出入りできる土地でないと、
    効率よく作業ができないとのご指摘でした。
    これを踏まえて再度土地探しです。
  4. 軽トラックは4WDでないと畑の中に入ってもすぐにスタックしてしまいます。
    なので軽トラはスバルサンバー4WDに決まりですね。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]
作物に必要なのは肥料ではなく窒素である2

作物に必要なのは肥料ではなく窒素である2

自然栽培では、有機農法の堆肥もしくは化学肥料を使用する代わりに大豆を作物と一緒に植えることになります。
しかし、ただ大豆を近くに植えるだけで良いのでしょうか?
気をつけなければならないことがあります。
それは窒素欠乏や窒素過多です。

窒素欠乏の場合は追肥が必要ですし、窒素過多になれば作物は栄養太りしておそらく虫が付いてくるでしょう!!
そうなると収量は見込めません。

作物によっては最適な窒素の量が数値レベルで決まっています。
このあたりは化学的に研究されていますので調べれば分かることでしょう。

たとえば師匠から聞いた話だと、キャベツは大根の4倍は肥料を入れる必要があると、聞いたことがあります。
これは単純に窒素が4倍必要になると言っていることになります。

木村先生の本を読むとまずキャベツのどを植える時には一緒に大豆を播く
その次の作では何もせず大根を播けば残った窒素でも十分育つとのことです。

この関係から、窒素が大量に必要な作物に対しては一緒に大豆を植え、
その次の作では窒素があまり要らない作物を何もせず播けばよいということがわかります。

ということで、自然栽培では最初に栄養がたくさん必要な作物を作りその次に栄養があまり必要ない作物をつくることにしようと思います。
ただし、大豆を播く時期は決まっていますので、かなり限定されてきそうな気がします。
なので大豆以外の時期が半年ずれるような作物も考えておく必要があるのかなと思いました。[わーい(嬉しい顔)]

ヘアーリーベッチも良いとのことなので要検討ですね!![わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

但し、実は自然栽培ひとすじにを読んでもそれほど詳しくは栽培方法は載っていませんので、研究が必要です。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

作物に必要なのは肥料ではなく窒素である

作物に必要なのは肥料ではなく窒素である

なぜ、作物に肥料を与えなければならないのか?
もう一度整理してみたいと思います。

農業の歴史
農業の歴史はざっとこんな感じだと思います。
農業が始まった当初は、おそらく肥料の概念がなかったため、無肥料にて栽培
自然栽培に似ていますが、窒素の供給がないため極めて収量が低かったと思われます。
江戸時代ごろから人糞や牛フンを与える有機農法がはじまり収量も上がったことが考えられます。
明治時代に入り、外国から即効性の化学肥料が輸入されるようになり昭和初めごろからは慣行農法に移行していったと思われます。
終戦後、国を挙げて農業試験場などで本格的に慣行農法の栽培技術が研究されるようになり、完全に慣行農法へと移行しました。
しかし、農薬や化学肥料の健康への懸念からS50年以降再び有機農業に戻り始めます。

植物の栽培には肥料ではなくて肥料の中もしくは分解する過程で発生する窒素成分が必要なのです。
(余談ですが学校の理科で植物には窒素が必要だと全く教えないのは何か意図があるのだと思います。一般の人は全く知らないことでしょう!!)

  1. 慣行農法
    農業試験場などでは個別の作物(ダイコンやキャベツ等)に対して植物が生長するまでに1反あたり窒素が何Kg必要なのかを緻密に測定しています。
    化学肥料では作物の根があまり育たず、不健康な作物になるため虫にやられやすくなり農薬が不可欠になります。しかもおいしくない!!
  2. 有機農法
    作物の生長に必要な窒素成分を牛フンなどの堆肥から得ます。
    慣行農法よりは元気な作物ができるため虫や病気にはやや強くなります。
    そして、味もおいしくなります。
    しかし、堆肥中の窒素の量が少ないため投入する堆肥の量が化学肥料の何十倍にもなってしまいます。
    さらに投入しすぎると肥料過多で虫病気が増えてしまします。

慣行、有機に共通すること
空気中に投入した肥料の窒素成分の50%ぐらい逃げます。
(化学肥料は樹脂コーティングなどで蒸発を緩やかにするものもあります。)
さらに、40%ぐらいが雨などで流れます。
最終的に植物が肥料から得ている窒素の量は投入前の10%ぐらいしかありません。
これは非常に非常に効率が悪いことです。
そして、化学肥料や堆肥では窒素が足らなくなった場合は追肥が必要になり手間がかかります。

これに対して自然栽培では、供給する窒素を大豆で補給します。
大豆は根に根粒菌が存在しており、これに窒素を蓄え土中に窒素を供給しています。
大豆が生長中であれば常時土中に供給され続けますので追肥の必要はありません。
さらに大豆は自分が生長するのに必要な窒素の量よりもはるかに多い量の窒素を根に蓄え土中に供給しますので、
大豆が枯れた後に根を残しておけば土中の窒素の量は豊富に存在、次の作物を無肥料で栽培することができます。

植える大豆の量は堆肥に比べて極めて少なく、枝豆として利用できるため一石五鳥分ぐらいの効果があります。
この前の農業大学のセミナーでは梨の木に追肥するために木の下に深さ1mぐらいの穴を掘り、そこに堆肥と掘った土を混ぜて戻しました。
これが何十本とありたいへんな作業でした。
しかし、自然栽培ではこの重労働も必要なく、大豆を植えるるだけで終りです。

以下、まとめました。
自然栽培の大豆数kgを植えた場合の窒素量を得るために必要な各農法肥料投入量

  1. 慣行農法
    化学肥料・・・・・・・100kg
  2. 有機農法
    堆肥・・・・・・・・・・・軽トラ2杯分
農業研修34日目

農業研修34日目

12/08 晴れ [曇り][晴れ] 熊坂
今日の朝はめちゃめちゃ寒く外一面に霜が降りていました。
しかし昼はぽかぽか比較的暖かかったです。
でも、夜18:00以降は満天の星空=放射冷却でものすごく冷えました。

本日の作業

  1. 収穫
    1. レタス
    2. 白菜 ・・・・・・50個
    3. 高菜
      去年のこぼれだねが畝一面に芽を出しおいしく高菜に生長しました。
      高菜

      高菜2
      高菜は非常においしい臭いがします。[わーい(嬉しい顔)]


    4. カブ

      蕪は間引きながらの収穫です。
      間引きの時に小さい蕪は畝に捨てますが、僕はこれをよくいただいて家で食べています。[わーい(嬉しい顔)]
      上記のように商品にならない作物はたくさんありますので、野菜についてはほとんどスーパーで買う必要はありません。

  2. 包装
    1. 春菊・・・・・・・25個
    2. 白菜・・・・・・・30個
    3. カブ・・・・・・・・20個
    4. レタス・・・・・・10個

一日を振り返って

  1. レタスがいよいよ収穫時期になりました。
    レタスには基本的に虫は付きません。
    包装はかなり楽です。
  2. 高菜はこぼれだねが生長し漬物用に収穫しました。
    播種や除草、土寄せなど全く作業をしておりません。
    どこか福岡正信さんの自然農法に似ています。
  3. さすがは12月宮野地区の晴れた夜はものすごく冷えます。
    一方で星空はとてもきれいです。
    それでも4等星までしか見ることができません。
    師匠の家の阿武町に行くと6等星まで見ることができます。
農薬の使用量は日本が世界一

農薬の使用量は日本が世界一

12/07 晴れ[晴れ]
今朝はとっても冷えて霜が降りていました。
さすがは12月です。
というか、あっという間に今年もラスト月ですね!![わーい(嬉しい顔)]

ということで、霜によって家に植えているソラマメがシナ~となっていました。
ソラマメ

ソラマメは越冬しますので、これくらい平気なようですが、少々大きくなりすぎているのが気がかりです。
本によると15cm以内が理想のようですから、ちょっと大きくなりすぎかもしれません。

昨日もブログに書きましたが、マメ科の植物は自らが根に窒素を蓄えることができるため肥料はなくても育ちます。
ちなみに写真のソラマメは採石場の砂地みたいなやせた土地(庭)に植えています。

肥料を与えると窒素過多でかえって根が張らなくなり弱体化して虫にやられてしまいます。
丈夫な作物を作ることが無農薬で作物を作る条件になります。
おそらく一般の農家さんはこの簡単な仕組みを知らないようなので、
化学肥料を播きその結果虫がつくので防除しなくてはということで農薬をつい撒いているようです。

余談ですが、農薬の使用量は日本が世界一です。

世間では中国産が危ないとか言っていますが、実は日本産はもっと危ないのです。
日本の農薬は日数が経過すれば分解して無害になると言っていますが、100%分解するとは思えません。
さらに出荷前日まで撒いているケースもあります。(そういうタイプの農薬もあります)
市場では見た目の良い野菜=高値で取引されますので、農家は虫食いを極端に嫌います。
(そうしないと値がつかないのがいけないのですが)

安全な野菜は無農薬の野菜に限ります!!
虫食いがあってもおいしくて安全なほうがいいに決まっています。

下記写真はうちのソラマメの写真です。
アブラムシ
よく見るとアブラムシが多数います。

アブラムシ2

アブラムシは害虫と言われています。
そして窒素が多い圃場によく生息するとのことです。
ちなみにここは無肥料ですので窒素はないはずです。
今のところ色つやともに新鮮な感じですので、アブラムシは単に寒さよけでここにいるようにも見えます。[わーい(嬉しい顔)]
(そのうちかれたりしてorz)
自然栽培の木村先生も作物に虫はいるけど全く害はないと言っていますので、こういうことなのかなぁという気がします。

僕は今まで農業をやったことがありませんので、この状況を見てもなんとも思わないのですが、
きっと一般の農家さんは必死にアブラムシをなんとかしようとするんでしょうね!!

まあ、春が来ればてんとう虫がサンバを踊りながらアブラムシを食べてくれることでしょう。
てんとう虫さんお待ちしています。

自然栽培は常時土中に窒素を供給する

自然栽培は常時土中に窒素を供給する

自然農を行うにあたって
何年もの間、耕作放棄された土地であれば、地力が十分ありすぐにでも栽培が可能になりますが、
耕作放棄地が手に入らず去年まで誰かが使用していた場合なども想定しておかなければなりません。

そこで、自然農法でよく言われる地力とは何か?
これについてちょろっと考えてみました。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

最近わかってきたことは、作物は土中に窒素成分がないと育たないことです。

慣行農法ではご存知のとおり化学の力で空気中の窒素を肥料化して施肥します。
慣行以前の農法や有機農法では牛フンや鶏糞などを堆肥化して施肥します。
このようにして、窒素を供給しています。

では、自然栽培やMOA自然農法ではどうしているのかというと、

森の木や草を見てもどこにも窒素を供給していないのに勢いよく木が生い茂り、畑の作物でみられる病気は皆無に等しいことがわかります。
森の窒素供給源をよく調べてみると、土中の窒素供給源は落ち葉や枯れ草、マメ科の植物であることがわかります。
落ち葉や枯れ草が枯れるとバクテリアによって窒素が作られ、マメ科植物は根粒菌によって土中に窒素が供給されます。
森は微生物によって窒素を供給しています。

上記を利用して自然栽培やMOA自然農法では窒素を土中に供給します。
これによって無肥料でも作物を育てることに成功しているようです。
無肥料栽培だからといっても実際は何かしらの努力はしているということです。

実は自然栽培ひとすじにを読むまでこの辺のことはよくわかっていなかったので、あやうく自然栽培を行うにあたって何もせずに種まきをするところでした。orz
農業大学で散々肥料(窒素)について勉強しましたので、なんとか上記に気がつきました。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

ということで、土の力を発揮させるということは土中に窒素を供給するということです。

化学肥料や有機肥料では時間とともに窒素が気化してしまい場合によっては追肥が必要になってきますが、
自然農法ではバクテリアや根粒菌が土中にいて常時窒素を供給しますので、追肥は必要なく管理は断然簡単になります。

ということで、また一歩自然農法に近づいた気がします。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]
あとは土地だけです。orz

自然栽培ひとすじに

自然栽培ひとすじに

今、木村秋則先生の著書、自然栽培ひとすじにを県立図書館で借りて読んでいますが、これは素晴らしいです。
自然栽培の詳しい方法が載っています。
かなり参考になります。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

植物が育つのに窒素が必要なのはわかっていましたが、野菜の周りに一緒に大豆を植えるとはすごいです。
これは共栄作物というやつなのでしょうか?

マメ科、特に大豆は大気もしくは雨水の中の窒素を根の根粒菌に固定して、これが肥料の役目を果たすのでやせた土地でも生長します。
また、この根粒菌に含まれる窒素は大豆の生長に必要な分をはるかに超える窒素を蓄えますので余った窒素で他の野菜が育つということです。

いや~なるほど、今自宅で実験中の大根がだんだん黄ばんできて明らかに窒素不足の色になってきたのがうなずけます。
無肥料の地にただ植えるだけだとだめなんですね。
どおりでマメ科のソラマメだけ元気に育っていることが良くわかります。

それにしても窒素を地中に与えるのに、大豆を植えるだけで良いなんてすごく簡単ですね。
これが化学肥料だと10aあたり何百kg必要で有機肥料だと何トン必要になることか!!

いや~勉強になりました。危うく大失敗するところでした。

ところで、自然農についてはマメ科で窒素を固定するという考え方が出てこなかったような気がしますが、見落としでしょうか?
それとも自然農の畝に上記のような形で植えると逆に窒素過多で虫が付いてしまうということなのでしょうか?
後者のような気がします。

当然、雑草の中にもマメ科の植物があると思いますので、それらが自然農の畝に窒素供給しているのだと思います。
もし不耕機の地で地力が十分かどうか判断するには、大豆を植えると良いと書いてありますので、根粒菌の量を直接確認すれば良いということです。

それにしても、この間の農業大学の短期講習会で肥料についての基礎知識を勉強しておいてよかったです。
肥料を播くとは実際は植物の生長に必要な窒素を播いているということだったので、この本を読んで良く理解できました。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

先人たちの苦労や努力はすごいですね。
これで自然農、自然栽培に自信がつきました。
あとは土地だけです。 orz

農業研修33日目

農業研修33日目

12/04 曇りのち晴れ [曇り][晴れ] 熊坂
日中はやや暖かかったのですが、夕方以降かなり冷え込みました。
白菜畑
白菜

今日は夕方以降の冷え込み対策として、
前から気になっていた長靴インナーソックスを使用してみました。
靴下
感想
効果はややあるかな~という程度でした。
まあ、ないよりはましかな~という感じです。
ぜひお試しください。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

本日の作業

  1. 洗う
    大根とかぶ
    ダイコン

    カブ
    収穫直後は泥まみれです。
    これを以下のようにきれいに洗わなくてはなりません。
    大根
    全部で8コンテナ分洗いました。 計3時間
    これは相当めんどくさい作業ですので、何か考えなくてはなりません。

  2. 包装
    1. 小松菜・・・・・・・・・36袋
      ものすごく良くできています。
      10月に定植しマルチ、ビニールを使用しています。
      虫害はほとんど見られません。
    2. 春菊・・・・・・・・・・・47袋
      阿武町の畑で収穫
      こちらの気候は東北あたりの気候なので、
      ヨトウ虫がフリーズドライ状態になっているそうです。
      なので、この時期の野菜は虫害なくきれいに収穫できるようです。
    3. 白菜・・・・・・・・・・・20袋
      無農薬なので外葉っぱをむしり取りながら虫がいないかを確認します。
      そして虫の糞がいっぱいありますので、きれいにふいて包装します。

一日を振り返って

  1. 大根、蕪の洗浄は思ったよりたいへんです。
    まあ、数が半端なく多かったので時間がかかりましたが、
    3時間前かがみでの作業ですので、背中腰が痛くなります。
    何とか時間を短くする洗い方をマスターしなければいけません。
    今後の課題です。
  2. 師匠のところは今が出荷最盛期という感じです。
    今日なんかはめちゃめちゃ量がありました。
    この時期だと忘年会シーズンでもあるため稼ぎ時なのでしょう。
    お店からのオーダーが多いようです。
  3. 九月以降に熊坂で植えた野菜(白菜、大根、カブ)が次々に出荷され始めました。
    僕が定植した白菜が旅立っていきます。[もうやだ~(悲しい顔)]
工程管理表を考える

工程管理表を考える

農地取得についてはあまり進んでいない状況です。
現在は農業委員さんが大家さんに土地交渉ができるのかを確認していますので返事を待つしかありません。orz

しかし、他に考えておくべきことはたくさんあります。
その一つが自分専用の工程管理表でしょう!!

野菜については来年2月ぐらいから播種が始まりますので、今から以下を考える必要があります。

  1. 耕耘(自然栽培)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・圃場を鋤き込む時間
  2. 畝作り(自然栽培)・・・・・・・・・・・・・・・・・1畝あたりの時間
  3. 播種時期(自然栽培・自然農)・・・・・・・・100個当たりの播種や苗床管理に必要な時間
  4. 定植時期(自然栽培・自然農)・・・・・・・・1畝あたりの時間
  5. 土寄せ&除草(自然栽培・自然農)・・・・・1畝あたりの時間
  6. 収穫、包装(自然栽培・自然農)・・・・・・・10袋あたりの時間
  7. 自家採取(自然栽培・自然農)・・・・・・・・種を取るのに必要な時間
    ※虫とりは随時

これだけの工程が想定されます。

さらに野菜は何十種類とありますので、各野菜の作業工程を決めておく必要があります。
求める収益が決まれば、これをもとにシミュレーションしてそれに合わせた作付け数と時間がわかりますので栽培管理がしやすくなります。
もし、あまり考えずに作付けしていくと、当然効率よく管理ができないため出荷数が少なくかったり、収穫時期が間に合わなくて全て廃棄するなど利益が出ない原因になります。

ということで、利益を上げるには高度な管理能力が必要となることでしょう。
最近よく言われているパソコンを使った管理とはこのようなお話のことのようです。

ではどうやって作るのか?

実際の管理表はエクセルで作成しようと思います。
ちなみに僕はエクセルで飯を食ってきましたので、このような作業は大得意です。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]
さらには各野菜の作付を行う順番や個数をどのように組み合わせれば途中の工程が少なくかつ収益が上がるのか、
これをシミュレーションできるようになれば面白いのではないでしょうか。
この辺は課題でしょうかね!!

このほかにもホームページやブログなどパソコンを使った農業ができるかできないかで収益の差が出てくるような気がします。
師匠も含めプロの農家さんはこの辺の管理がしっかりしているようです。
何カ月も先の状況を先読みして行動されています。

収益を出すにはこういった管理が絶対必要なのでしょうね!!

実験5

実験5

12/01 ここ最近は日差しも多くなっています。

今日も元気に三久ラーメンを食べて実験報告です。

三久ラーメン

やはりこの男らしい味とにおいがたまりませんね!!
これは男専用のラーメンです。(勝手に断定)
※ちなみに看板のおやじさんは笑顔ですが僕は30年間で一回しか見たことがありませんので要注意です。

粟屋農場実験報告

  1. 大根の大ちゃんです。・・・・・・・11/4播種 生後27日 品種:和歌山大根(固定種) 無肥料無農薬栽培大ちゃん2本葉が前回よりかなり大きくなってきました。[わーい(嬉しい顔)]
    ついでに本葉がもう一つ出てきましたね。
    ほとんど水をあげていませんが、力強く育っています。
    粟屋農場のエースとして種取りしたいですね。
    そしてこの力強い種を来年播けば、きっと子孫たちも過酷な環境で立派に成長することでしょう!!(自家採取の原理です)
  2. かぶ・・・・・・・11/4、11/10播種  品種:みやま小かぶ(固定種) 無肥料無農薬栽培かぶ
    右側のかぶがすごい勢いで生長を始めました。[わーい(嬉しい顔)]
    ちなみに一番右が約10日前の姿

    かぶ
    他のに比べてあきらかに走り始めています。
    原因は以下のようです。

    1. 他の株に比べて日当たりが良い
    2. 雨が降ると大きいかぶ付近は水没してしまい水はけがかなり悪いです。

    かぶは適度な湿り気、肥沃な土、日当たりのよい場所が良く育つと参考書に書いてありますので他に比べて大きくなったようです。
    ということで、かぶについては毎日灌水したいと思います。(最近あまり雨が降っていません)
    それにしても左のやつもほとんど同じ条件なのになんでだろうか?
    こいつも自家採取しよう!!
    ひょっとしたら突然変異じゃないかな?[わーい(嬉しい顔)]

  3. ホウレンソウ・・・・・・・11/4播種 生後25日 品種:あかねホウレンソウ(固定種) 無肥料無農薬栽培
    ホウレンソウ2

    ついに本葉が出現
    それにしても遅いです。[わーい(嬉しい顔)]
    ちなみにホウレンソウはむずかしいと師匠が言ってました。
    ホウレンソウは適度な湿度を好むようです。
    かぶ同様に乾燥させすぎたのが原因かもしれません。
    こちらも灌水しようと思います。

  4. キャベツ・・・・・・・11/4播種 生後25日 品種:中生成功甘藍(固定種) 無肥料無農薬栽培
    キャベツ2

    こちらもついに本葉が出現
    このキャベツについてはもともと生長が遅いようなので、このぐらいのペースで良いのでしょう!!
    正月までに本葉が5,6枚になればOKというところでしょうか?

  5. ソラマメ・・・・・・ 品種:不明(固定種) 無肥料無農薬栽培
    ソラマメ2

    11月中旬に新たに播いたソラマメが立派になってきました。
    おそらくこのぐらいの大きさがこの時期はちょうど良いのだと思います。
    これから越冬するのに大きすぎても小さすぎても良くはありません。
    ということで、粟屋農場では来年からのソラマメの播種は11月中旬にします。

    ほのぼの農園の松尾さんがおっしゃっていましたが、
    豆は収穫して乾燥させれば保存がきくため、作りすぎても問題がないのだよと。
    ちなみにソラマメであんこができるそうです。
    これを粟屋農場の主力製品にします。[わーい(嬉しい顔)]
    このあんこを大判焼きのおっさんに売りつけることにします!!

考察
かぶ、ホウレンソウ、キャベツは肥沃な土地でないと育たないとなっていますが、
今のところは徐々に育っている感じはします。
これは自然栽培で良く言われる生長するために必要な養分を確保するため、
生長の最初の段階は根を張り巡らせるのであまり生長しないように見える

ではないでしょうか?
突然走り始めたかぶも根が生長に釣り合う大きさになったためだと思います。
それにはきっと水が必要なんでしょうね。
今後の爆発的な生長を期待します。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]