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Month: 2010年3月

春の長雨

春の長雨

さあ、野暮用春休み2日目

今日も楽しく農作業と思いきや朝から雨orz

せっかくの休みなのに作業できずと思いきや、そこはさすがは晴れ男、午前中は曇りで時々日差しが出てきました。[晴れ][晴れ]

ということで、昨日同様に自然農の畝立てを行いました。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

といっても畝間を掘って掘った土を畝の中央に置くのですが、まだまだ要領が悪くて時間がかかってしまいます。畝をひとつ増やして(4時間)、ジャガイモの残りを植え付け、セルトレイにミズナを200個播種たところで、雨(終了)

昨日

それにしてもここ一カ月ほとんど雨のような気がします。明日もまる一日雨なので作業はできそうにありません!!

まあ、でもこんな時はデスクワークですかね!!(ホームページも更新しなきゃ)

それと、雨が降ってもセルトレイに播種はできるので(今は圃場の土をその場で乾かして使用しているので雨では作業は不可)その辺をちょっと考えておこうかと思います。

う~む、それにしても今後一週間の予報が半分以上雨なので、かなりがっくり  orz,orz

<<自然農法プロジェクトのエージェントより情報>>

僕と同じ山口市に住む(かなり離れていますが)28歳?の女性が20haのお米を作っているとのことです。

一昨年の春、祖父から20haの経営を任された。今、米農家の多くは赤字。5ha以上なければ損益分岐を超えないといわれる。その厳しさを知った一年目、 収入は1100万円。しかし必要経費も1000万あった。

http://veohdownload.blog37.fc2.com/blog-entry-1714.html

すげーな~

僕の直感ですが、今後こんな感じで都会から帰ってきて農業を継ぐ人は増えて来るのではないでしょうかね!!

自然農開始

自然農開始

今日からしばらく野暮用がないため、一日中農作業を行います。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

ということで、今日はかねてより計画していたじゃがいもの植え付けを自然農で行いました。

奥行き25mの畝をここに作ります。(あらかじめ草は刈っています)

畝立て前

下記のように紐を張って溝を掘ります。

紐

畝立て完了

畝立て後

ここの圃場はたいへん硬くここまでの作業に3時間かかりました。寸法 25m×1.4m 畝はかまぼこ型です。(土が硬いので真中に乗せました。そのうち崩れてくるでしょう!!)

なお、水はけ水持ちは良い圃場なので浅い溝にしました。

掘った感想はとても硬くて冷たい土だな~です。土が硬い理由は地下茎(おそらくセイタカアワダチソウ)がいたるところに張り巡らせていたため繊維だらけで掘りづらい状況でした。

昼食後約一時間下記を刈り払い機で草刈り!!

草刈り

自然栽培に向けて徹底的に草を刈り取っています。

ものすごく水分の多い圃場のため、枯れ草の下に若い青い草がいっぱい生えていますので、それらを除草、ついでに長い枯れ草も短く粉砕、

だいぶ枯れてきました。(飴色になり次第鋤き込みます。)元々、手前のような感じで草が生えていました。

ちなみに、ここの土はものすごくふかふかです。枯れ草をひっくり返すと菌糸が張っているのがわかります。(炭素循環農法にぴったり)[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

夕方、ジャガイモを植える穴をつるはしであけ、30cm 2条植えでジャガイモを植えました。約2時間

穴

下記を作付け

じゃがいも

※紫のジャガイモは、午前中に玉子より大きいジャガイモを半分に切って太陽に当てて乾かしました。

ということで、はじめて自然農を体験しました。まだ畝は1つですが今後増やしていく予定です。(全部で10畝ぐらい)

ここは圃場の土が良くなくて、もしトラクターで耕耘して播種すると間違いなく虫にやられてしまうので、雑草を生やしながら管理できる自然農で虫を雑草に分散させます。

これである程度は虫の被害は抑えることができます。

但し、硬い圃場での畝立てはかなりの重労働です。(まあ、しょうがない!!)[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

スタグフレーションか?

スタグフレーションか?

(引用開始)

いよいよデフレ 化のインフレ=スタグフレーションが本格化してくる。

鉄鉱石価格2倍に…車・家電、値上がりも

日本の鉄鋼大手各社とブラジルの鉄鉱石最大手バーレとの間で行われていた鉄 鉱石の輸入価格を巡る交渉が、2009年度の約2倍の1トンあたり110ドル前後で3月末にも決着する見通しとなった。 過去最高だった08年度の77ドルを大幅に上回るのは確実で、4月から適用される。 (以下省略)

(引用終了)

ということで、昨日イーグルヒットさんのブログ記事で上記のような記事がありました。

現在の世の中は間違いなく世界大恐慌の真っただ中でありますが、このように物の値段は近い将来に値上がりしていくスタグフレーションに突入していくことになりそうです。

これは、デフレ+インフレで、給料はどんどん下がり続ける一方なのに物価はどんどん上がっていくことです。(まんじゅう一個1000円など)orz

なぜこうなるかというと、アメリカのサブプライムローン破たんによって生じた金融業界(主にロックフェラーの会社)の借金をアメリカが政府が政府救済の元、(子分のオバマに命令して)肩代わりするために何百兆円ぶんものドル紙幣を輪転機ですり散らかしたためにマネー供給が増えてしまって、それが回りまわって商品先物市場に流れ込んでいるためで、(簡単にいうと世界のお金持ちたちが商品を買い占めている)これによって需要がないにもかかわらず、値段が上がってしまう迷惑な現象です。

当然食糧も値上がりしてしまいますので、ついこないだまでのような小麦が値上がりしてカップラーメンが値上がりしたようなことが発生して、今後はひどくなっていくようです。

さらに、中国やインドの経済発展が続けば当然食糧消費も増えますので、日本への食糧輸入品はさらに高騰して、食糧事情は悲惨なことになっていくことでしょう!!

日本の経済はますます疲弊していき、企業倒産も次々に起きていく(世界大恐慌なので当然ですが)ことになるのではないのでしょうか?

こうなると、食糧自給率だけでも高い水準を保っていることが重要なのですが、日本の農家の平均年齢は10年前が60歳ぐらいだったので、今は70歳ぐらい(なぜメディアは言わないのでしょうか?)10年後は80歳なので、どう考えても絶望的な状況になってしまいます。

まあ、逆に考えると、今後はますます参入しやすくなり、競争相手が次々リタイアしていくわけですから、農業ほど有望な産業はありません!!

ただし、現在の慣行農法に見られる設肥農薬散布などを行うスタイルでは、原料が石油なので、スタグフレーション時は生産コストが非常に高くなるため、恩恵は得られないことになります。

ということで、俄然注目を浴びてくるのが無肥料無農薬栽培の自然農法になります。

いや~何とか間に合いましたね!![わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

自然農法プロジェクト3/28

自然農法プロジェクト3/28

今日は自然農法プロジェクトの日です。

ただし、都合により午前中で作業は終了orz

午前中、熊坂

本日は、畝を水平にする作業を行いました。

この水田は大家さんが毎年トラクターで鋤いていましたが、トラクターに逆転PTOがないとのことで、土寄せができなくて結果的に圃場の隅が盛り上がりトラクターが旋回するポイント付近が異様に低くなっていました。

なので、その高低差をできるだけ少なくするように、まず畝面の草を刈り払い機や三角ホーでひっかいて除草、その後ショベルで土を高いところから低いところへかき出しました。

ちなみに、高い部分の地面はものすごく硬くて腐敗臭漂う土になっていました。(水はけの悪いところで生草を鋤きこめばそうなるでしょう)

ということで、土をかき出すポイントですが、自然栽培でおなじみの大きな塊になるように散乱させました。

水田

これは、空気が地中内部に入るようになるため、内部の有機物(除草しきれなかった草など)が腐敗しないようにするためと、微生物が有機物を分解する際に窒素を稲に供給するためです。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

今日確認できた腐敗層は天日に触れることで急速に分解するはずですが、あくまで表面のみなので、先日ブログで書いた通りにぶすぶすと穴をあけて内部を空気にふれさせる必要がありそうです。orz

午後、大山路

昨日に引き続き、刈り払い機でにんじんの予定地を除草しました。

にんじん

まだまだ刈り払い機初心者のため、刈り残しがたくさんあったため再度注意して刈りました。

刈っている途中で、キノコを発見!![わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

地面はかなりの亡骸の層になっていて、きのこ菌の菌糸も発見できました。(草の下はモグラの掘った穴だらけでその中にありました。)

これはこのままトラクターで鋤きこめばそのまま炭素循環農法ができることを意味しています。(量が少ないのでたぶん無理ですが)

ということで、早く鋤き込みたいのですが、まだまだ草が長く僕の非力のトラクターではローターに絡まってしまうため、もう一日かけて草を切り刻んで、青い部分を完全に刈りとっていこうと思います。

それにしてもここは草が他に比べて多すぎ!!orz

HONDA刈り払い機

HONDA刈り払い機

今日は先日購入した刈り払い機で思いっきり草刈りをしました。

honda

一応、ニンジン栽培予定地を全面刈りました。(広すぎて終わらなかったけどね)

上記の圃場は炭素循環農法を試すために、刈り払い機を購入する前から、マメ科の植物のみ手で刈っていました。(炭素循環農法ではマメ科の植物のみ枯らせていればOK)

他の雑草も手刈りで全部刈ろうかとも考えましたが、ここは水はけが悪い圃場で、草が他の圃場と比べてたくさん生えているため、急きょHONDA4サイクル刈り払い機を購入しました。(エンジン音さすがに低いです)

ちなみに、エンジンオイルはバイク用のがちょうどあったため、それが使え購入の手間が省けましたので、ガソリンのみの購入でOKでした。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

炭素循環農法ではマメ科以外の雑草とEM菌をトラクターで一緒に鋤き込みます。(生えているままで良い)

しかし、僕のトラクターは非力なので、なるべく草も切り刻んでおこうと考え、今回は徹底的に雑草を刈っています。

そんなわけで、今日は3時間刈り払い機で草を刈りましたが、いやーきつい!!まだ慣れていないせいか腰が痛くなってしまいました。重量も5kg以上ありそれを長時間背負っていたため、家に帰ってからは体がぼろぼろです。(ドラゴンボールか!!)orz

先週一日中三角ホーで圃場をひっかいて除草した時よりもつらいですね!!(早くなれなきゃ)

ところで、圃場が非常に柔らかいため、刈り払い機で雑草の根元の土ごと刈っても全く問題がなかったので、完全に雑草の息の根を止めることができそうです。

乾いている圃場ではちょっと難しそうなので、いがいに雨上がりの作業がよさそうです。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

ということで、雑草が枯れ次第、EM菌を撒いてトラクターで鋤きたいと思います。

実験11

実験11

今日は春とは思えない寒さで朝雪が舞っていました。

ということは明日の朝なんかは霜が降りるような気温になりそうなのですが、今のところまだ何も植えていないため、何の心配もありません!!

ということで、昨年秋から実験を続けていましたが、大ちゃんが立派に花を咲かせております。

大ちゃん

種を播いたときはものすごく小さかったのですがまさかこんなに立派になるとは!!(T_T)

一応自家採取を目指していましたが、うっかりペアとなる大根を残すのを忘れてしまい、急きょ抜いた大根を3日たってから戻しましたが、そいつは花を咲かすことができずについに力尽きてしまいました。

なので、自家採取はほぼ不可能な状態になってしまい、食べておきゃよかったと思いました。orz

そんなわけで、自宅の採石場から取ってきたような庭の土でも、10月初めに種を播いて冬の間ビニールをかぶせておけば、何とか無肥料でも大根は育つことが確認できました。

自宅の非常に痩せた土で立派に育つわけなので、この種(和歌山大根)は粟屋農場の圃場でもおそらく、今年の秋に無肥料で植えても立派に育つことでしょう!!(今から非常に楽しみです♪)

ソラマメ

ソラマメ

こちらは昨年秋に参加した福岡自然農学習会で自然農を実践されている方からいただいた、自然農産のソラマメの種を植えています。

当然、無肥料栽培です。しかも、立派に育ち花を咲かせています。

ソラマメは自家受粉するため、大根とはちがってほっておいても豆ができてきます。

なので、後はソラマメになるのを待つだけです。(良い感じで育っています。)

もちろんここから自家採取も行って来年は粟屋農場に播種して来年の主力商品にしたいと思います。(来年まで待ってね!!)

HONDAエンジン

HONDAエンジン

今日HONDAの刈り払い機を購入しました。

就農始めたのが真冬でしかも大家さんが丁寧に除草されていたため、いままで全く必要ありませんでしたが、さすがに草がだんだんのびき始めてきたため早いうちに除草を行う必要が発生しました。

まだ雑草は低いため三角ホーだけでもできないことはないのですが、イネ科の植物は分けつしていてホーでの除草は無理でしたし、鎌でもなかなか刈れませんでしたので、今後のスケジュールを考えるともはや手作業では無理と判断して購入しました。(ただし、圃場がかなりでこぼこしているので、苦戦しそうです。)

ちなみに刈払機は2サイクルエンジンと4サイクルエンジンがあります。(電気もあります。)

今回はHONDAの4サイクルエンジンの刈払機を購入しました。

これを選んだ理由は、2サイクルのエンジンは排ガスがきつくて燃費も悪いからです。(電気は値段が高いし使用時間が限られる)

まあ、あとはHONDAは好きな企業なのでブランドイメージでも購入しました。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

たぶん、F1時代をほうふつさせるようなかん高いエンジン音を響かせることでしょう!!

ただし、4サイクルエンジンの場合はガソリンで動きますが、エンジン本体にエンジンオイルを入れる必要があります。これを必ず入れないとすぐに故障してしまいます。(2サイクルエンジンの刈り払い機では必要なし、その代わり混合燃料が必要)

あとは、4サイクルエンジンのほうがパワーはあるようなので、25CCの排気量ですが2サイクルエンジンのそのクラスよりも力があるようです。(刈り払い機は25CC以上でないとパワー不足のようです)

ちなみに、炭素循環農法を行う場合は刈り払い機で除草せずにトラクターでそのまま鋤くことも可能ですが、僕のトラクターは15馬力でとても非力なのでそういったことができません。一旦除草して鋤き込みやすくひからびさせる必要があると考えています。

※自然栽培は必ず除草が必要です。

先日除草した炭素循環農法を行う予定の圃場を確認しましたが、刈った草はまだ枯れてもいませんでしたorz。

早くダメージを与えるためにも刈り払い機で切り刻む必要もありそうです。

まあ、お金がある人は迷わずハンマーナイフモアー購入をお勧めします。(30万以上)[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

転換初期はハイブリッド自然農法

転換初期はハイブリッド自然農法

まいったな~

育苗を行うために圃場の土をスコップで掘ったところ、結構ミミズが出てきました。

前回もブログで書きましたが、ミミズは圃場のお掃除屋さんなので、ミミズがいっぱい居るということは腐敗層が残っている。ということです。

そういえば午前中に圃場で作業をしていた時にカラスが地面をつっついていましたのでたぶんミミズや虫を捕っていたのでしょう。

このまま圃場を鋤いて畝を形成して定植や播種を行ったのでは、間違いなく虫にやられる可能性が高いです。orz

病気にかかる可能性もありますが、無肥料栽培だと雑草のように強くなるので、その点はあまり心配はいらないと思います。

問題は虫ということになります。

ということで、これを解決するためには自然農で雑草とともに育てることです。[わーい(嬉しい顔)]

自然農は虫や雑草を敵としないで作物を育てますので、雑草を生やして虫を分散させれば作物に対する被害は減少します。(あくまで減少なのでやっぱりやられます)

リスクを取らず確実に生産するためには今年はこのやり方が無難でしょう!!

ところで、自然農法には自然栽培や自然農、炭素循環農法がありますが調べたところ内容は大きく違っています。

自然農は根が浅く、自然栽培や炭素循環農法は深い根から養分を吸収する。

なので、土壌内部がまだ汚れている場合は、浅い根で養分吸収を行う自然農が適しているといえます。

まだ借りたばかりの圃場なので、最近土を掘ってみてどのような状態なのかようやくわかってきたところです。

この状態で、無肥料無農薬栽培を行うには考えたところ今のところ自然農しか方法はありません。

炭素循環農法や、自然栽培を行うには土壌の改良に時間がかかってしまいます。orz

しかし、今すぐに播種を行わなければなりませんので方法はひとつ自然農を行うことです。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

そのうち土壌の転換が進めば虫は消えていきますのでその時には自然栽培や炭素循環農法などの大規模生産を行えば良いということでしょう!!

やはり、半年前に提唱したハイブリッド型の自然農法の出番です。

土壌消毒は間違っている

土壌消毒は間違っている

野菜の病気の原因は腐敗した層(悪玉菌)が土中にある場合だと考えています。

土中で腐敗する原因は以下が考えられます。(あくまで僕の考えなので)

  1. 慣行農法の場合は、土中に化学肥料(硝酸態窒素)を入れるので、水分によって土壌が酸性化(硝酸)して微生物が死滅、中の有機物分解されずに腐敗してしまい、野菜が病気に侵されてしまいます。なので、農薬での予防が必要になってきます。(石灰を入れる理由は肥料を入れることによる酸性化を中和するため)
  2. 肥料を入れなくて土壌が腐敗する場合については、たとえば田んぼで生きている植物や雑草を刈ってすぐに鋤き込んみ水を張った場合など、土中で酸素不足の場合に有機物を分解することができないために腐敗してしまいます。

今回、自然農法プロジェクトでお借りした田んぼについては、大家さんのお話しによると、常に水はけが悪くて、昨年夏に雑草がすごいことになったため、一旦雑草を刈り倒してそのままトラクターで鋤き込んだとのことです。(まさに2.の状況)

さらに、先日の溝切り作業では、ミミズがたいへん多くてヘドロ状の土がたくさん確認できましたので、その点からも現在の田んぼの状態は土中に非常に腐敗した層が多いといえます。(ミミズが多いということは、実は土壌が汚くてこれを浄化するために彼らは居ます。汚い干潟のゴカイみたいなものでしょう)

つまりこのままでは病気が発生してしまいます。orz

これを防ぐには、農薬を散布するか土壌を浄化(善玉菌)しなければなりません。

自然農法では農薬散布は禁止されていますので、農薬散布はしません。(慣行農法ではこのメカニズムのため絶対防除が必要)

では、土中を浄化(悪玉菌⇒善玉菌)するにはどうすればよいのでしょうか?

答えは、善玉菌が活躍(酸素を与える)できる環境を整えることです。そうすれば善玉菌がばくばく悪玉菌を餌として食べてくれます。

自然栽培では、腐敗を防ぐために徹底して雑草は根元から刈り取って完全に枯らせてからトラクターで土中に鋤き込みます。

そして、土中に善玉菌が活躍できるようにとプラウなどで大きな塊を作りながら耕して空気を供給します。

空気中の酸素を土中に供給すれば、善玉菌が活躍できるので悪玉菌を完全に駆逐、結果的に圃場は善玉菌の宝庫となり、病原菌とは無縁(農薬いらず)の環境を作り出すことができます。

さらに、2か月くらい前に大山路の圃場の溝に溜まったヘドロをすくいましたが、そのヘドロを畦において空気に触れさせたところ、当時は悪臭を放っていましたが、現在では分解が進み砂になっています。

これは、悪玉菌(ヘドロ)が空気中存在する善玉菌に駆逐されて浄化したことを意味しています。

このことから、腐敗を分解するには単純に空気に触れさせればよいということになります。

なので、自然農法プロジェクトの腐敗した圃場も何らかの形で、土中に空気を送り込めば分解してすぐにでもきれいな善玉菌だらけの圃場になると思います。

それは、この時期の乾かしている時期にしかできないため、早急にやってみたいと思います。

まあ、方法としては竹やりかなんかで圃場面にぶすぶすと20cmぐらいの深さの穴をあけていけば、簡単に空気を送り込めそうなので、これを試してみたいと思います。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

ちなみに、慣行農法では土壌浄化のためにお金をかけて消毒を行いますが、絶対に間違っていると思います。

炭素循環農法始動

炭素循環農法始動

今日はにんじん畑予定地の除草作業を行いました。

ジャガイモを植えようと思っていましたが、明日以降しばらく雨の予報なので変更しました。

にんじん

上記は、自然農法に近い炭素循環農法でにんじんを作る予定です。(かってに解釈)

上記を行うためには、現在圃場が草ぼうぼう状態なため、全ての草を刈って飴色になるまで枯らしてトラクターで鋤き込みます。

これは岡田茂吉先生が提唱した元祖自然農法です。

このやり方は、岡田先生の本を読んでも詳細は説明されていませんが、炭素循環農法で解釈すると、雑草につく善玉菌群と、ひからびさせることによって炭素比の高くなった雑草とともに鋤きむと、微生物の餌が豊富なために長期間にわたって分解、結果、植物の生長に必要な窒素を長期間安定して供給できます。

なので、雑草は豊富なほど良いということになります。

そして、この善玉菌群は畑の中の腐敗した成分を分解(食べてくれる)してくれるので、土壌浄化がすすみ、結果的に病気の発生がなくなります。

この考え方を発展させたものが炭素循環農法です。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

これは、畑に直接善玉菌群(EM菌もしくはキノコ廃菌床)を大量に投入して、さらに炭素比の高い植物(木材チップやイネ科の植物など)を微生物の餌として与え続けます。

なので、この場合は、マメ科の植物のみ枯らせて、この状態でEM菌もしくはキノコ廃菌床などを圃場にばら撒き、そして雑草が生えた状態で全部トラクターで鋤き込みます。

こうすることによって、畑全体が発酵、圃場は善玉菌だらけになり、窒素はさらに安定供給され、善玉菌が悪玉菌を駆除し、結果的に短時間で土を浄化できます。

まあ、圃場の半分はEM菌を播いて確認するのもいい鎌しれないので試してみたいと思います。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

今日は、圃場がかなりでこぼこなためずっと手作業で根っこの上の部分を刈っていましたが、とても終りそうではありません。(イネ科が全く刈れないです。)

三角ホーの練習のために削り取るように刈っていましたが、これ以上は時間がもったいないので、刈り払い機でおおざっぱに刈って鋤き込んで様子を見たいと思います。

(マメ科は全部けずったので、これ以降は機械でやります。)