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Category: 慣行農法

自然農法を研究すると言いたくなる

自然農法を研究すると言いたくなる

1/11 曇りときどき雪 [雪] [曇り]気温6、0度 湿度中

市場で流通した野菜(スーパーの野菜)はなぜまずいのか?

それは流通にかかる時間が長くなるため、生産者は完熟する前の野菜を収穫するこからです。

一番良い例がトマトでまだ完熟していない青いうちから収穫することはご存知だと思います。

他にもフルーツも!!

なので、取引される基準はどうしても形や色になってしまって、味は関係ないということになってしまいます。

均一の作物を作るためにはF1種や交配種を使用して、化学肥料で土の栄養状態をなるべく均一にたもってから作らなければいけません。

肥料を土壌に入れると、土壌が窒素過多になるので充分な酸素がないと腐敗が起きて作物は弱ってしまい、食物連鎖の上に位置する虫が駆除を始めます。(虫だらけ)

なので、施肥すると結果的に防除(農薬)が必要になるということになります。

また、虫が発生してから農薬を播くことは、もし耐性した虫がわずかでも残ってしまうと農薬の利かない虫がすぐに一気に増えてしまいますので遅いということになります。

なので、前もって散布する必要があるため、結果的に何回も農薬を使用することになってしまいます。

植えたものを確実に収穫するためには丹念に防除が必要なため、農薬の使用回数はとても多くなるのが現状のようです。

葉物野菜は穴があくと価値が下がるため葉に直接散布します。(こんなの食わされていたのかorz)

ということで、スーパーの完熟していない作物はただでさえ美味しくないのに、生育の段階で肥料分を吸い上げて、さらに農薬が付着しているので(一応致死量以下のようですが)、これらの味も一緒に味合わないといけないことから、かなりひどい味がしてしまいます。(スーパーの野菜しか食べたことがない場合はひどい味とは思わないのでしょう!!)

まあ、毎日自然農法の野菜を食べているとスーパーの野菜が如何にまずいか良くわかります。(コンビニのサラダは塩素の臭いがします)

ちなみに、日本は湿度が高いせいか単位面積あたりの農薬使用量が世界一です。

TPPの題で日本の農業は潰れるといった話がありますが、潰れたほうが安全かもしれません。(まあ、でもポストハーベストの問題があるのでこっちの方が危険)

調べてみると今までよっぽど危険で汚いものを食わされていたのかと、文句を言いたくなります。

千島学説によると、このような化学物質まみれの汚いものを食べるから癌になるようですが、一方で自然農法のような完璧にきれいなものを食べ続けると逆に癌は消えるようです。(温泉入って体温をあげるとなを良いようです。)

癌対策には癌保険に入るではなく、そのお金で自然農法の野菜を食べるが正解ですね。

慣行農法は危険と隣り合わせ

慣行農法は危険と隣り合わせ

9/26  [晴れ]晴れ  気温26度 湿度低

今日は稲刈りをしようと思いましたが、ハゼかけの支柱(竹)をノコギリでギコギコ切っていたところ、うっかり指を切ってしまいさらに傷が深かったため、以降の作業ができなくなりましたので残念ながら中止しました。orz

まあ、明日からまた雨の予報なので、無理しなくても3日後ぐらいにやればよいかなと思っています。

ということで、今日はほぼ軽作業のみ、(にんじんの除草とか)

傷ついた手での作業とのことで、どこかで聞いた話ですが、慣行農法の圃場の土は傷を負った手で触ると危ないとのことです。

理由は農薬、除草剤、化学肥料どれをとっても傷口から体内に入ると危険だからです。

たとえ手に傷がなくても土を素手で触り続けるとかなり荒れてしまうとのことです。

それに比べて僕の圃場の土は手がきれいになります。

理由は善玉菌だらけなので清潔です。(泥だらけになりますが、まあ泥エステとおなじ)

上記について考えてみると、慣行農法は結構危険な仕事のように思えます。

たとえば、稲の農薬散布の時は防護服をきるとのことなので、それを考えるとかなり危険!!

こんな危険な土で作った食べ物が安全なわけがない!!

よく中国の野菜を批判していますが、中国で野菜を作らせているのは日本の商社で、内容は日本の農薬基準に準じていますので、内容はほぼ同じなはず。

日本産の野菜について、時々抜き打ち検査で農薬基準を上回っている野菜が見つかっていますが、全品検査しているわけはないので、農薬基準を超えた野菜は絶対に避けられないはずです。

そういえば時々ピリ辛い野菜を食べることがありましたがあれは残留農薬では・・・(わかりませんが)

こんなことを考えると自然農法以外の野菜ははたとえおいしくてもおいしく感じることはできません。(実際おいしくないし)

ということで、完全自然農法野菜の自給自足を目指して明日からも頑張らねば!!

管理方法は慣行のほうが進んでいる

管理方法は慣行のほうが進んでいる

7/25  [晴れ]晴れ  気温35度 湿度中

今日で10日連続晴れです。

確か1回ほど夕立があったぐらいで後は30度以上の猛暑日!!

さらにここ最近は35度近くまで気温が上昇しています。(まさに灼熱地獄です)

特に山口市は盆地なので、昼間はかなり気温が上がります。(そのぶん朝は涼しくなります)

なんにせよ、圃場が乾きすぎてきたので夕立でもよいので雨が降ってほしいです。(昨年は結構夕立がありました。)

魁ピーマン(H圃場:自然栽培)

ピーマン

畝表面は乾ききってしまい、まるで砂漠のような感じです。orz

ちなみに写真のピーマンはマルチをしているため、マルチなしの裸畝のピーマンよりは元気な状態です。

なので、マルチはこの時期はかなり有効なようです。(雑草も生えないし)[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

自然農法ではマルチを使わないようなイメージがありますが、僕は手間を省く(除草や灌水)意味では、このような進んだ農業技術を取り入れることは収量アップに欠かせないと考えています。

なので、他にもいろいろな資材は試そうと思っています。

結局、前に師匠が言っていましたが、いろいろ農法はあるけど、農業技術の95%は共通していて、残りの5%が土作りの考え方の違いだということです。

なので土作りはある程度わかってきましたので、今後は管理方法(慣行も含む)を追求しようと思います。

定植、播種、マルチ(草マルチ)土寄せ、など

いびつな慣行農法

いびつな慣行農法

僕は研修で機械類は一切使わずに定植から途中作業収穫まで行っていますが、正直なところめちゃめちゃ楽しい!!
多少は疲れますが気持ちが良い疲れです。(スポーツした後みたい)
そして無心で作業が進み気が付いたら4~5時間経過していることは当たり前です。
農業本来の楽しみは機械を使用せず手で直接土をいじることなのです。

無肥料の作物は土から芽を出して土の栄養が乏しいため、太陽の光をいっぱい浴びて自分で養分を作りだして元気良く育ちます。
おそらく虫がいやがるような成分も作っているのでしょう!!
虫は元気で健康な野菜は全く食べないので農薬は与える必要はなく、収穫した野菜は野菜本来のすがすがしい甘さと味がします。
野菜嫌いの子供もおいしいと言ってバクバク食べます!!
完全無肥料無農薬の野菜は本当においしいです。

スーパーで買った安い慣行の野菜は大人が食べてもおいしいとは思えず、ましてや純粋で正直な子供はまず食べません。
野菜について無知な親は、子供が野菜嫌いだと勘違いして無理やりにも食べさせようとします。
しかし、子供は本能的に化学物質まみれで不健康な野菜を避けているだけで、防衛本能が正常に働いているだけです。
子供は慣行農法の野菜が危険だということを本能で察知するようです。

大人は長年の学校の洗脳教育のせいで野菜=健康になると教えられてきています。
しかし、野菜が2種類あることまでは知りません。
健康な野菜と農薬まみれの不健康な野菜です。

スーパーでは安い不健康な野菜を売っています。
みなさん良く知らずに減農薬だから安心といって買われますが、農薬を使えば化学物質まみれの不健康な野菜です。
当然子供は食べません。
野菜=健康になるわけではありません。

農薬は脳毒薬の略称に過ぎず毒なのです。

これを長年体内に取り込めば発癌することでしょう。
スーパーの野菜をバクバク食べると摂取する化学物質の量も増えますので癌になる可能性が高まります。

やはり農薬=脳毒薬の接種は避けるべきだと思います。

慣行農法では化学肥料を与えます。
そうすると植物は根をあまり伸ばさずに養分を吸収できるため貧弱の根のまま生長します。
本来根は養分をためておくところなので根が多いほどしっかりと健康に育ちます。

貧弱で土台のしっかりしていない植物は不健康です。
虫は不健康で生存競争に勝ち抜けない植物に対して容赦なく食らいついてきます。
当然これでは作物が収穫できませんので虫を殺すために農薬を使用します。
そして収穫した作物は、市場では安値で取引されるため、利益から資材コストを引くとほとんど残りません。
なので機械化して大量に生産して安く売る薄利多売になってしまいます。
農家は機械化しても仕事量は減るどころか、機械代を払うため兼業しなければなりません。

農家はじり貧になる一方、しかも消費者には安い野菜が行きわたり癌になります。

癌にならないためにはきれいな野菜を食べることが大切です。

最近はハウスの中でトマトの点滴栽培が行われているそうです。
いくら管理が簡単だからと言ってもこれは農業ではないだろうと思います。
(こんなまるで病院の中で育っているようなトマトの姿を消費者が見たら起こるでしかし)

まあ、高齢化とともに定年組の非力で力のない無知な金持ち老夫婦でも農業(農作業ではない)をできるようにと各メーカーの農業経験のない人たちが、あれやこれや簡単に管理できるように工夫してできたトマトの点滴栽培や、ホウレンソウの水耕栽培なんかは、自然農法や有機農法からみるとかなりいびつなものに見えます。

これは農業かもしれませんが農作業ではないです。たんなる管理です。(株式日記みたいになってきました)

慣行農法で生き抜くためには?

慣行農法で生き抜くためには?

農業で成功するには以下の方法があると思います。

  1. 市場では売らない
  2. 質の高いものを作る
  3. 付加価値を付けて売る

上記について、いままで考えてこなかった慣行農法について考えてみます。[わーい(嬉しい顔)]

1.の市場では売らないについて
先日の農業大学での研修中に学生さんから聞いたお話では、学園祭では自分たちが作った梨(愛宕)は1000円で売れたのに市場に持っていくと買いたたかれてしまうけどなんでだろう?と不思議そうに言っていました。

詳しくはわかりませんが、中国の安い野菜と競争しなくてはならないために値段が低くなっているのではないのでしょうか?
なにせ中国の野菜といっても管理監督しているのは日本の商社で、日本と同じ慣行農法で作りますので、ほぼ同じ野菜ができてしまいます。
中国の野菜も合わさり、供給過剰でなおさら値段が下がるのでしょう。
おそらく現在は供給過剰なのだと思います。
(それとも中間マージンでぼろもうけしているのかな?)

そういうことで、農業大学の学生さんも市場で売らず、学園祭でさばくか、市場以外の販路を見つけるしか1000円を維持する方法はないことになると思います。

2.の質の高いものを作るについて
慣行農法だとみんなと同じ内容の作物ができますので質の高いものを作ることはできにくく、難しいでしょう。

3.の付加価値をつけて売るについて
ブランド化、加工して販売、観光農園化などがあります。

ということで、慣行農法で儲けるためには自分で販路を見つけるか付加価値をつけて売るかになります。
しかし、販路については有機農業とか自然農法などの質の高い作物をみんなが知れば知るほど売りづらくなってきますので、3.の付加価値をつけて売っていくしかないように思えます。

よって、慣行農法の場合は付加価値をつけて売ればよい、ということになります。
まあ、機械化によって時間は余りますから、その分別の仕事はできます。(結局兼業ということかな)
そしてまちがっても薄利多売をしないこと!!
みなさん農業で儲けるためには機械化して大規模営農する必要があるとおっしゃっていますが、みんながそんなことしたらさらに供給過剰になってしまって、かえって値段は下がってしまい利益は無くなってしまいます。

慣行農法は農業経営ではなく、付加価値を付けたビジネス経営が必要かと思います。
誰にでもできる農業、画一的な農業なのでこれ単体ではどうしても生き残れない状況なのでしょう!!