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Category: 自然農法プロジェクト

今年の作付け

今年の作付け

関東では雪らしいですが、ここは春の陽気でとても温かい一日です。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

今日は自然農法プロジェクト用の田んぼの整備をなぜかラッパークドウのお父さんと行いました。

田んぼ

一緒にHONDAの刈り払い機で草刈りを行い、除草作業はほぼ終りました。

ちなみにお父さんは草刈りが上手で刈り跡がきれいです。(僕は初心者なので汚いですorz)

これで来週の籾おろしには間に合いました。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

(いや~良かった!!)

ちなみに写真の手前、草ぼうぼうの圃場は、大家さんかが水はけが悪すぎるので今年はやめなさいといわれているところですが、今から育苗して田植え前に草刈りして、田植えをしようと思います。

湿田のせいなのか腐敗した層が多いのでEM菌を使って浄化させてみようと思います。

なので、今回の作付け方法は圃場4枚(写真奥からA,B,C,D)を以下のように行います。

  1. B、C圃場 : 4/25に乾田不耕起直播栽培
  2. A圃場 : トラクター耕耘の自然栽培 + 田植え
  3. D圃場 : EM菌散布しての不耕起自然農
  4. 育苗は別の畑で行う予定

品種はササニシキとミルキープリンセスですが B圃場にササニシキ、残り全てミルキープリンセスになりそうです。

ということで、今年は上記のような形で実験を行って、成績の良いものを来年採用したいと思います。

いよいよ来週は籾播きです!!(雨天順延)

おいしいお米に育ってほしいですね!![わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

勝負は除草

勝負は除草

雑草の処理について、自然農法の神様である福岡正信さんは、生え出した瞬間もしくはあるタイミングで水を当てて除草もしくは草の勢いを止めるとのことを言われていました。

もし、その適正期を逃すと雑草は駆逐できないとのことで、きょう熊坂の稲を作る圃場の草を刈っていてつくづく思いました。

二週間前の圃場の状態はまだ草に勢いはなくそんなに大きくはありませんでした。この時に刈った草は今もそんなに生えておらず、うまく除草できているようですが、最近になって大きくなった雑草を刈ったところは4,5日ぐらいで残ったごくわずかな部分から徐々に再生してきています。

これがタイミングだということなのでしょうか?(二週間前に刈り取るのが正解だったのか!!でも、全部一気に刈るのはむりだぜ)

まあ、せっかくトラクターがあるので、草を刈った圃場は乾いてきていますので、順次入れていきたいと思います。(鋤き込んで細土して雑草の種を下へ落とします)

草と一緒に鋤き込めとおっしゃる方もいらっしゃいますが、自然栽培の考え方ですと、完全に雑草を枯らせてから鋤き込ませたほうが圃場ないで腐敗しないため、成績は良くなるとのことです。

最初は不耕起で行う予定でしたが、トラクターを入れなければきっとこの状況下では籾が発芽する前に雑草だらけになってしまうことでしょう!!

播種直前には気温も上がり圃場も今以上に乾いてくると思うので、除草した雑草を枯らして鋤いていきたいと思います。

まあ、昨日も書きましたが自然栽培+乾田直播栽培

稲の生長速度と雑草の生長速度はそんなに違わないと思いますので、将来的に除草はたいへんな感じがしますが、水を張ればある程度は雑草の勢いは弱まるとのことなので(水性植物は別)そのタイミングも重要になってきます。

それにしても、雑草の生える速度は早いですね!!

でも、無肥料で籾を播けば稲も雑草のように生えてきますので、最終的に雑草に勝つように稲に手を貸していけばよいわけですから、勝負は除草ということになってきます。

これは、木村先生のやり方ですが、麦踏のように稲も踏んだ方が良く育つらしいので、雑草の芽を稲と一緒に車のチェーンで2,3日おきに圃場を稲毎引っ掻くとのことです。

ちょっと勇気がいりますが、これは試してみたいです。

自然栽培ササニシキ籾入手

自然栽培ササニシキ籾入手

自然農法プロジェクトでは熊坂の圃場にて、稲の自然農法を行います。

自然農法といっても僕の場合は自然栽培、自然農、福岡式自然農法などあらゆるものをミックスして行おうと考えています。

本当は自然栽培を行いたいのですが、圃場の水はけが異常に悪くてトラクターが使えないため、面倒ですが人力で行っています。

なお、人力での圃場作りは自然農を参考にしています。(本で見るより結構大変orz)

自然農では稲を育苗しますが、今回は乾田に直播することを目指していますので、4/25までに除草をすませておかなくてはなりません!!

今のところ進捗率は40%ぐらいです。

まあ、除草だけなら間に合いそうなのですが、そのあとに圃場を水平にする作業がありさらに圃場に掘った溝をもっと拡張して崩れないようにする作業も残っています。

ちょっと厳しいかもしれません!!

なので、圃場は全部で4つありますので、トラクター耕耘するところを1面設けてみたいと思います。(時間あるかな~)

今年は実験ですので、あらゆるパターンを試したいと思います。

それから、グッドニュース!!

なんと運の良いことに自然栽培で育ったササニシキの籾を入手できました。

野口種苗店より自然栽培で育ったササニシキの籾を購入できましたので、ミルキープリンセスと一緒に自然農法で育ててみたいと思います。(まだ売っていますよ~)

ということで、自然栽培で育ったササニシキのほうをトラクター耕耘する圃場で育ててみたいと思います。(乾田直播自然栽培)[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

いや~楽しみ!!(と思ったらまた天気予報が雨マークだらけに変わってきました。orz)

自然農法プロジェクト3/28

自然農法プロジェクト3/28

今日は自然農法プロジェクトの日です。

ただし、都合により午前中で作業は終了orz

午前中、熊坂

本日は、畝を水平にする作業を行いました。

この水田は大家さんが毎年トラクターで鋤いていましたが、トラクターに逆転PTOがないとのことで、土寄せができなくて結果的に圃場の隅が盛り上がりトラクターが旋回するポイント付近が異様に低くなっていました。

なので、その高低差をできるだけ少なくするように、まず畝面の草を刈り払い機や三角ホーでひっかいて除草、その後ショベルで土を高いところから低いところへかき出しました。

ちなみに、高い部分の地面はものすごく硬くて腐敗臭漂う土になっていました。(水はけの悪いところで生草を鋤きこめばそうなるでしょう)

ということで、土をかき出すポイントですが、自然栽培でおなじみの大きな塊になるように散乱させました。

水田

これは、空気が地中内部に入るようになるため、内部の有機物(除草しきれなかった草など)が腐敗しないようにするためと、微生物が有機物を分解する際に窒素を稲に供給するためです。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

今日確認できた腐敗層は天日に触れることで急速に分解するはずですが、あくまで表面のみなので、先日ブログで書いた通りにぶすぶすと穴をあけて内部を空気にふれさせる必要がありそうです。orz

午後、大山路

昨日に引き続き、刈り払い機でにんじんの予定地を除草しました。

にんじん

まだまだ刈り払い機初心者のため、刈り残しがたくさんあったため再度注意して刈りました。

刈っている途中で、キノコを発見!![わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

地面はかなりの亡骸の層になっていて、きのこ菌の菌糸も発見できました。(草の下はモグラの掘った穴だらけでその中にありました。)

これはこのままトラクターで鋤きこめばそのまま炭素循環農法ができることを意味しています。(量が少ないのでたぶん無理ですが)

ということで、早く鋤き込みたいのですが、まだまだ草が長く僕の非力のトラクターではローターに絡まってしまうため、もう一日かけて草を切り刻んで、青い部分を完全に刈りとっていこうと思います。

それにしてもここは草が他に比べて多すぎ!!orz

土壌消毒は間違っている

土壌消毒は間違っている

野菜の病気の原因は腐敗した層(悪玉菌)が土中にある場合だと考えています。

土中で腐敗する原因は以下が考えられます。(あくまで僕の考えなので)

  1. 慣行農法の場合は、土中に化学肥料(硝酸態窒素)を入れるので、水分によって土壌が酸性化(硝酸)して微生物が死滅、中の有機物分解されずに腐敗してしまい、野菜が病気に侵されてしまいます。なので、農薬での予防が必要になってきます。(石灰を入れる理由は肥料を入れることによる酸性化を中和するため)
  2. 肥料を入れなくて土壌が腐敗する場合については、たとえば田んぼで生きている植物や雑草を刈ってすぐに鋤き込んみ水を張った場合など、土中で酸素不足の場合に有機物を分解することができないために腐敗してしまいます。

今回、自然農法プロジェクトでお借りした田んぼについては、大家さんのお話しによると、常に水はけが悪くて、昨年夏に雑草がすごいことになったため、一旦雑草を刈り倒してそのままトラクターで鋤き込んだとのことです。(まさに2.の状況)

さらに、先日の溝切り作業では、ミミズがたいへん多くてヘドロ状の土がたくさん確認できましたので、その点からも現在の田んぼの状態は土中に非常に腐敗した層が多いといえます。(ミミズが多いということは、実は土壌が汚くてこれを浄化するために彼らは居ます。汚い干潟のゴカイみたいなものでしょう)

つまりこのままでは病気が発生してしまいます。orz

これを防ぐには、農薬を散布するか土壌を浄化(善玉菌)しなければなりません。

自然農法では農薬散布は禁止されていますので、農薬散布はしません。(慣行農法ではこのメカニズムのため絶対防除が必要)

では、土中を浄化(悪玉菌⇒善玉菌)するにはどうすればよいのでしょうか?

答えは、善玉菌が活躍(酸素を与える)できる環境を整えることです。そうすれば善玉菌がばくばく悪玉菌を餌として食べてくれます。

自然栽培では、腐敗を防ぐために徹底して雑草は根元から刈り取って完全に枯らせてからトラクターで土中に鋤き込みます。

そして、土中に善玉菌が活躍できるようにとプラウなどで大きな塊を作りながら耕して空気を供給します。

空気中の酸素を土中に供給すれば、善玉菌が活躍できるので悪玉菌を完全に駆逐、結果的に圃場は善玉菌の宝庫となり、病原菌とは無縁(農薬いらず)の環境を作り出すことができます。

さらに、2か月くらい前に大山路の圃場の溝に溜まったヘドロをすくいましたが、そのヘドロを畦において空気に触れさせたところ、当時は悪臭を放っていましたが、現在では分解が進み砂になっています。

これは、悪玉菌(ヘドロ)が空気中存在する善玉菌に駆逐されて浄化したことを意味しています。

このことから、腐敗を分解するには単純に空気に触れさせればよいということになります。

なので、自然農法プロジェクトの腐敗した圃場も何らかの形で、土中に空気を送り込めば分解してすぐにでもきれいな善玉菌だらけの圃場になると思います。

それは、この時期の乾かしている時期にしかできないため、早急にやってみたいと思います。

まあ、方法としては竹やりかなんかで圃場面にぶすぶすと20cmぐらいの深さの穴をあけていけば、簡単に空気を送り込めそうなので、これを試してみたいと思います。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

ちなみに、慣行農法では土壌浄化のためにお金をかけて消毒を行いますが、絶対に間違っていると思います。

自然農法プロジェクトの目的

自然農法プロジェクトの目的

2010/03/21 今日は自然農法プロジェクトの日です。

昨日のスコールから一転、今日は肌寒くたいへん風が強い一日でしたが、良く晴れた一日でした。

熊坂

こんな日は農作業がとても気持ち良いです。

自然農法プロジェクトの再度説明ですが、田と畑それぞれ1.5反ずつ稲とトウモロコシ&野菜を完全無肥料無農薬で今年から作る予定です。

田と畑は条件が悪く、10年ぐらい遊休地だったとのことで、大家さんからただでお借りしています。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

だいたいの野菜の作付け開始日は4月以降ですので、今はその準備として圃場整備を行っています。(先週からは試験的に育苗開始)

なお、我々はいかにしてお金をかけずに野菜を作れるのかも目標にしています。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

たとえば、稲を1.5反作るのにトラクターや田植え機、育苗道具、コンバインなどを購入していたのでは、1反当たり10俵収穫できたとしてもどう考えても採算が取れるわけがありません。(2百万円ぐらいかかります。)

なので、たとえ収量が5俵以下であっても、お金をかけずに手作業であればこちらの方が良いと考えています。

また、福岡正信さん提唱の不耕機自然農法であれば、ほとんど手をかけずに手作業だけで1反当たり10俵取りが可能であるとのことなので、これを目標として追求したいと思います。

但し、今お借りしている圃場はたいへん水はけが悪く条件は良くないです。orz

大家さん曰く、暗渠排水工事を明治時代に行っているけど、一番上の圃場なんかはすでに排水溝が詰まっているため、水はけが非常に悪いとのお話しです。(これを工事するにはたいへんなお金がかかります)

ということで、何とか条件の悪い遊休地を使えるようにするために、大家さんの許可のもと、お金のかからないリスクの低い不耕機自然農(川口由一さん提唱)を行うため、今現在は圃場整備を行っています。(自然農は面積の小さい遊休地で威力を発揮します)

ラッパー

上記は、自然農では基本の溝切り作業です。(※あれはおなじみのノウギョウラッパークドウです。たぶん掘りながらラップしているのでしょう!![わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

この作業で作った溝の間の畝を不耕機で使用します。(自然農の基本)

さらにこの溝は、冬の間に麦を育てるために圃場を常に乾いた状態にするために切っています。(今年から自然農を開始しまうので、この時期に行います)

そして夏は、この溝に水を浸して畝を潤し、稲を育てるためにも使用します。(一石二鳥の溝です)

まあ、溝切り作業はたいへんですが、一度掘ってしまえば、あとは手入れするだけで何年でも使用できますので、来年からの作業は必要なくなります。

そして、この溝は福岡正信さん提唱の自然農法でも使用しますので、将来的に全く無駄な作業ではありません。

なので、作業がたいへんなように見えますが、今年だけです。来年からはこの時期はラップして遊んでいます。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

一応、 自然農(3年) ⇒ 福岡式自然農法 に以降予定!!

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今日の作業中に溝を掘っていて思ったことは、ミミズがとにかく多いことです。

これは、腐敗した成分が多いことを意味しており、このままでは稲はあまり育たないことが予想できます。

なので、冬の間にしっかり乾燥させて麦を育て、土壌を改良しなければ、当面の間は収量は見込めそうにはありません!!(今年は難しそうですorz)

ということで、慣行農法のように肥料を入れ、除草剤をまき、病虫害に対して農薬を播けば、この圃場でも収量は5表以上で作業も非常に楽なのでしょうが、自然農に比べて圧倒的にコストがかかってしまい、健康や排水汚染から環境には良くないわけですから、時間をかけてでもゆっくりでも良いので自然の力で土壌を改良していき、かぎりなく低コストで収量を上げて行きたいと思います。(最終的には福岡さんのようにほとんど手をかけなくも10俵行けるように頑張ってみたいと思います)

圃場チェック2

圃場チェック2

熊坂の圃場—–16時——–

昨日の嵐から一転今日は寒かったですが、昼以降はよく晴れました。なので昨日のブログでお伝えした圃場の水はけ具合を確認するために16時ごろ熊坂の圃場へ行ってみました。

圃場

すっかり水ははけていました。

日曜日に溝は切りましたが、排水する場所は作っていなかったので、今日はきっと昨日同様に溝いっぱいに水が溜まっているだろうと思っていましたが、どっこい水ははけていました。

圃場の周りには排水用の溝を切ってあるので、たぶんそこへしみ出して逃げているものと思います。

ここの圃場については、井戸水管理になっていますので、表現が難しいですが、地下に水管が埋設されていてそれをせき止めることで水位を上下させます。

なので、地下水の位置が今の時期は低いので水は溜まりません。(でも水分は非常に多いです。)

溝

掘った溝には高低差がありましたので低い部分にはちょっと水が溜まっていました。(おそらく畝からしみ出してきたのでしょう!!)

ということで、このような溝を切っていれば、大雨の翌日に晴れば一気に水ははけそうです。そしてできればこのまま圃場が乾いてほしいところです。(日曜日より若干草が茂ってきたような気がします。)

大山路の圃場へ移動—–17時——–

今後作付けするにあったって、詳しい圃場のサイズを確認する必要があるため、巻尺ではかってみました。

全部で7反あり、うち使える部分はおよそ6反ぐらいです。残りの1反は一日中日陰になっていて使えそうにありません。orz

なお、土曜日に播いたレタスがすでに発芽を始めていました。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

セルトレイの土は一切灌水していませんが粘土状の湿った土を使ってビニールをかぶせているため3日たってもいまだによく湿っていました。(狙い通りやね)

このまま全く灌水せずに育苗できれば大成功です。(これは楽ちん)

圃場チェック

圃場チェック

今日はたいへんな豪雨に見舞われました。(但し想定内です)

ということで、昨日自然農法プロジェクトで畝間を掘った圃場を確認してきました。

雨

水を溜めて水平がどのようになっているかを確認[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

田んぼ

ここの圃場は見た目でもかなりの高低差があることがわかっていましたが、実際に水をためると良くわかります。(注意 畝間作りはあくまで自然農を行うための準備です。慣行農法とは全く別物と思ってください。)

作業を進める中でトラクターを使用しないため、人力では畝面をきっちり水平にすることは困難だとおもったので、実際に水をためてみてチェックをしてみました。

この写真から、MAX水が溜まったときの状況がよくわかり、水たまりの深い部分は標高が低すぎて稲を植えてもまず育たないと判断できます。この写真から高低がわかります。

まあ、このぐらいの面積なら今度晴れた日に標高の高い部分から土を移動させればある程度はカバーできそうです。(完全水平はさすがに無理ですorz)

ちなみに、稲の育て方は写真のように畝間に水をためて畝の部分を湿らせて育てていきます。(自然農の方法です。)

通常の稲作りでは、トラクターできれいに圃場面を水平にして均等に水没するように作業を行いますがこのやり方だと機械は必要ありません!!(小面積なので人力で十分)

但し、草との戦いになることが予想されますが、それもクローバーを使用して雑草を抑える方法もあります。

今回は実験でクローバー播種も試そうと思います。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

ところで、昨日作業中に思ったことですが、ここの圃場は深さ30cmぐらいに基盤となる固い粘土の層があるので、稲の根はこれより下には生長しそうにはありません!!

なので、稲の根はここを境に横に広がって生長することが予想されます。

そうなると、株間と条間が狭いと隣の稲と根がぶつかって根の成長が阻害されるのではないかと考えられます。

栄養乏しい自然農法なので、根は慣行農法の2倍以上の長さ(体積では10倍)にする必要がありますので、株間と条間は慣行の2倍近くに設定して籾を播種したいと思います。

福岡先生の本を読むと、株間と条間の距離が広ければ穂数はむしろ多くなる傾向があり、結果的に収量は同じかそれ以上となるとのお話しなので今回はそうしてみたいと思います。[わーい(嬉しい顔)]

自然農法プロジェクト314

自然農法プロジェクト314

2010/3/14 大山路/ 熊坂[曇り] 自然農法プロジェクト

午前中、大山路の粟屋農場農地で自然農法プロジェクト用の野菜の播種を行いました。

播いた種は以下です。

  1. チンゲンサイ
  2. 白かきチシャ
  3. ミズナ
  4. 美味タス

播種方法は昨日と同じでセルトレイに圃場の表面を削ったすぐ下の湿った土を詰め込み(かなりいい加減に詰め込んでいます)播種しました。

そして、枯れ草をまぶして簡易ビニールにて保温しました。

セルトレイ

中の様子はこれだとよくわかりませんが、(すいません)日中はかなり温かくなります。

そして水分の多い圃場の上なのでビニール内は非常に湿度の高い状態になっています。(これならすぐに芽が出そうな気がします)

昨日と合わせて合計で種を1000個播種しました。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

ちなみにこれは実験で播いていますので、このやり方がうまくいけばさらに10倍の播種をする予定です。

さらに今日はばら撒きも試しました。

ばら撒き

これも良くわからない絵になっています。(すいません)

セルトレイに入れるための土を削った部分に白かきチシャとミズナをばら撒きして枯れ草をかぶせました。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

午後からは熊坂の圃場へ移動して自然農用の水田の整備を行いました。

溝2

左の小さい圃場に畝間を掘りました。

自然農の圃場を作るために畝間を深さ約20cm掘りました。

ここで基盤の粘土層にあたったためこれ以上は無理!!

水田では水持ちを良くするために粘土で底を固めてあるので、ここは壊さないようにしないといけません!!

但し、このままではイネは浅い根になってしまうことが予想できます。(すぐに倒れそう)

まあ、でも工夫してうまく育つように全力は尽くすつもりです。(今年はイネの根が横方向に伸びるようにします)

ラッパークドウ

※ラッパークドウ

最近は天気が非常に悪くてイネ用の圃場はベチャベチャで作業できないかなと予想していましたが、どっこい大丈夫でした。

写真を見てのとおり、この時期にトラクターで一度も鋤いていません。少しでも雑草が生えている状況だと圃場は崩れにくくなるようです。

ちなみにこの畝間は排水用と水ため用に作りました。(自然農の基本です)

明日以降にまた雨が降るとの予報なので、どれぐらいの効果があるか確認したいと思います。

雑草対策にクローバーを導入してみます。

雑草対策にクローバーを導入してみます。

今日は自然農法プロジェクトの日でしたが、明日に順延となってしまいました。天気が悪いのが原因です。(ラッパークドウもたぶん登場します)

山口地方は3月に入ってからぱっとしない天気が続いており、ほとんど晴れの日がないような気がします。orz

このため農作業は停滞していますが、おかげですぎ花粉があまり飛散していないので、花粉症の症状もほとんど出ていません。

東京にいたころは3月といえば花粉症で死にそうでしたが、こちらはたいへんすごしやすいです。(というか、東京で暮らして花粉症になってしまいましたので東京の花粉の飛散する量はきっとすごすぎなんでしょう!!山口は大したことありません)

さて話はかわりますが、自然農法プロジェクトの稲づくりで忘れていた技術がありました。それは福岡正信先生方式の自然農法です。

概要

  1. 9月に入って稲刈り前に麦とクローバーを播く
  2. 麦踏をしながら稲刈り
  3. 11月にイネ籾を入れた粘土団子を麦の上からまいて稲わらをまく
  4. 冬、麦が生長する
  5. 春、麦刈のころにクローバーが圃場に生えて他の雑草の生長を妨げる
  6. 麦刈
  7. 麦わらを圃場一面にふる
  8. イネの芽が粘土団子から出だす。
  9. 畦塗後、圃場に4~5日水をはる(クローバーが衰弱する)
  10. 6~7月の間は無灌水で放置
  11. 8月になってから1週間から10日おきに排水溝に1回走り水を行う
  12. 9月に入って稲刈り前に麦とクローバーを播く

以上

この技術が確立できれば、機械類は一切いらず、また自然農よりはるかに労力は軽減されます。(除草作業がいらないとのことです)

そして何より、収穫量は1反あたり10俵とのことです。(すげ~)[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

夢のような技術ですが、結構タイミングが難しいとのことで、実践は厳しそうです。(粘土団子はどうやって作るの?)

ということで、今年の稲作りはいろいろな方法を試しますのでクローバーで雑草を抑えることには挑戦してみたいと思います。(できれば福岡式も今後やってみたい)

上記のポイントは不耕機栽培の場合は自然栽培でおなじみのトラクター耕耘で窒素供給ができないため、マメ科のクローバーを植えるということです。

自然農の場合は、窒素の供給がどう考えても積極的に行っていないため、生長は遅くなってしまいそうな気がします。(自家採取を繰り返せばOK何だろうけど)

水管理については自然農方式で行いますのでマメ科の植物が水没して腐敗することはありません。これも導入しやすい条件の1つになります。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

今回の場合は、粘土団子は使用しませんので、イネが芽を出してからクローバーを播種するのがよいのか、同時に播種するのがよいのかがわかりませんので、何パターンか試してみたいと思います。

さらに、クローバーを播種して雑草を抑えるやり方は野菜作りでも可能なため、スイートコーンを作る予定の貧弱な圃場でも、このやり方を試してみようと思います。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]