自然農法プロジェクトの目的

自然農法プロジェクトの目的

2010/03/21 今日は自然農法プロジェクトの日です。

昨日のスコールから一転、今日は肌寒くたいへん風が強い一日でしたが、良く晴れた一日でした。

熊坂

こんな日は農作業がとても気持ち良いです。

自然農法プロジェクトの再度説明ですが、田と畑それぞれ1.5反ずつ稲とトウモロコシ&野菜を完全無肥料無農薬で今年から作る予定です。

田と畑は条件が悪く、10年ぐらい遊休地だったとのことで、大家さんからただでお借りしています。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

だいたいの野菜の作付け開始日は4月以降ですので、今はその準備として圃場整備を行っています。(先週からは試験的に育苗開始)

なお、我々はいかにしてお金をかけずに野菜を作れるのかも目標にしています。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

たとえば、稲を1.5反作るのにトラクターや田植え機、育苗道具、コンバインなどを購入していたのでは、1反当たり10俵収穫できたとしてもどう考えても採算が取れるわけがありません。(2百万円ぐらいかかります。)

なので、たとえ収量が5俵以下であっても、お金をかけずに手作業であればこちらの方が良いと考えています。

また、福岡正信さん提唱の不耕機自然農法であれば、ほとんど手をかけずに手作業だけで1反当たり10俵取りが可能であるとのことなので、これを目標として追求したいと思います。

但し、今お借りしている圃場はたいへん水はけが悪く条件は良くないです。orz

大家さん曰く、暗渠排水工事を明治時代に行っているけど、一番上の圃場なんかはすでに排水溝が詰まっているため、水はけが非常に悪いとのお話しです。(これを工事するにはたいへんなお金がかかります)

ということで、何とか条件の悪い遊休地を使えるようにするために、大家さんの許可のもと、お金のかからないリスクの低い不耕機自然農(川口由一さん提唱)を行うため、今現在は圃場整備を行っています。(自然農は面積の小さい遊休地で威力を発揮します)

ラッパー

上記は、自然農では基本の溝切り作業です。(※あれはおなじみのノウギョウラッパークドウです。たぶん掘りながらラップしているのでしょう!![わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

この作業で作った溝の間の畝を不耕機で使用します。(自然農の基本)

さらにこの溝は、冬の間に麦を育てるために圃場を常に乾いた状態にするために切っています。(今年から自然農を開始しまうので、この時期に行います)

そして夏は、この溝に水を浸して畝を潤し、稲を育てるためにも使用します。(一石二鳥の溝です)

まあ、溝切り作業はたいへんですが、一度掘ってしまえば、あとは手入れするだけで何年でも使用できますので、来年からの作業は必要なくなります。

そして、この溝は福岡正信さん提唱の自然農法でも使用しますので、将来的に全く無駄な作業ではありません。

なので、作業がたいへんなように見えますが、今年だけです。来年からはこの時期はラップして遊んでいます。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

一応、 自然農(3年) ⇒ 福岡式自然農法 に以降予定!!

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今日の作業中に溝を掘っていて思ったことは、ミミズがとにかく多いことです。

これは、腐敗した成分が多いことを意味しており、このままでは稲はあまり育たないことが予想できます。

なので、冬の間にしっかり乾燥させて麦を育て、土壌を改良しなければ、当面の間は収量は見込めそうにはありません!!(今年は難しそうですorz)

ということで、慣行農法のように肥料を入れ、除草剤をまき、病虫害に対して農薬を播けば、この圃場でも収量は5表以上で作業も非常に楽なのでしょうが、自然農に比べて圧倒的にコストがかかってしまい、健康や排水汚染から環境には良くないわけですから、時間をかけてでもゆっくりでも良いので自然の力で土壌を改良していき、かぎりなく低コストで収量を上げて行きたいと思います。(最終的には福岡さんのようにほとんど手をかけなくも10俵行けるように頑張ってみたいと思います)

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