土壌消毒は間違っている

土壌消毒は間違っている

野菜の病気の原因は腐敗した層(悪玉菌)が土中にある場合だと考えています。

土中で腐敗する原因は以下が考えられます。(あくまで僕の考えなので)

  1. 慣行農法の場合は、土中に化学肥料(硝酸態窒素)を入れるので、水分によって土壌が酸性化(硝酸)して微生物が死滅、中の有機物分解されずに腐敗してしまい、野菜が病気に侵されてしまいます。なので、農薬での予防が必要になってきます。(石灰を入れる理由は肥料を入れることによる酸性化を中和するため)
  2. 肥料を入れなくて土壌が腐敗する場合については、たとえば田んぼで生きている植物や雑草を刈ってすぐに鋤き込んみ水を張った場合など、土中で酸素不足の場合に有機物を分解することができないために腐敗してしまいます。

今回、自然農法プロジェクトでお借りした田んぼについては、大家さんのお話しによると、常に水はけが悪くて、昨年夏に雑草がすごいことになったため、一旦雑草を刈り倒してそのままトラクターで鋤き込んだとのことです。(まさに2.の状況)

さらに、先日の溝切り作業では、ミミズがたいへん多くてヘドロ状の土がたくさん確認できましたので、その点からも現在の田んぼの状態は土中に非常に腐敗した層が多いといえます。(ミミズが多いということは、実は土壌が汚くてこれを浄化するために彼らは居ます。汚い干潟のゴカイみたいなものでしょう)

つまりこのままでは病気が発生してしまいます。orz

これを防ぐには、農薬を散布するか土壌を浄化(善玉菌)しなければなりません。

自然農法では農薬散布は禁止されていますので、農薬散布はしません。(慣行農法ではこのメカニズムのため絶対防除が必要)

では、土中を浄化(悪玉菌⇒善玉菌)するにはどうすればよいのでしょうか?

答えは、善玉菌が活躍(酸素を与える)できる環境を整えることです。そうすれば善玉菌がばくばく悪玉菌を餌として食べてくれます。

自然栽培では、腐敗を防ぐために徹底して雑草は根元から刈り取って完全に枯らせてからトラクターで土中に鋤き込みます。

そして、土中に善玉菌が活躍できるようにとプラウなどで大きな塊を作りながら耕して空気を供給します。

空気中の酸素を土中に供給すれば、善玉菌が活躍できるので悪玉菌を完全に駆逐、結果的に圃場は善玉菌の宝庫となり、病原菌とは無縁(農薬いらず)の環境を作り出すことができます。

さらに、2か月くらい前に大山路の圃場の溝に溜まったヘドロをすくいましたが、そのヘドロを畦において空気に触れさせたところ、当時は悪臭を放っていましたが、現在では分解が進み砂になっています。

これは、悪玉菌(ヘドロ)が空気中存在する善玉菌に駆逐されて浄化したことを意味しています。

このことから、腐敗を分解するには単純に空気に触れさせればよいということになります。

なので、自然農法プロジェクトの腐敗した圃場も何らかの形で、土中に空気を送り込めば分解してすぐにでもきれいな善玉菌だらけの圃場になると思います。

それは、この時期の乾かしている時期にしかできないため、早急にやってみたいと思います。

まあ、方法としては竹やりかなんかで圃場面にぶすぶすと20cmぐらいの深さの穴をあけていけば、簡単に空気を送り込めそうなので、これを試してみたいと思います。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

ちなみに、慣行農法では土壌浄化のためにお金をかけて消毒を行いますが、絶対に間違っていると思います。

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