Browsed by
Month: 2010年12月

農閑期は勉強

農閑期は勉強

12/11 [曇り]曇  気温14度 湿度中

農地をお借りしたのが3月それから半年ぐらいでようやく開墾が完了しましたが、いまだに使用していない圃場が約1反近くあります。

ここは、林の近くで日当たりが悪いのと水はけがよくないため、作付けを後廻しにしていますが、このまま置いていてももったいないし、雑草だらけになるので、何か作る方が得策です。

ということで、その候補を検討した結果、第一候補が陸稲、第二候補がアスパラガスです。

陸稲については、今年水稲を作りましたが、お借りした圃場の水が管理が難しく、除草もうまくいかなかったので、来年はあきらめることにしました。

なので、空いているところで陸稲なら作れそうな感じなので、今年のやり方で作ってみたいと思います。

陸稲であれば、水管理はいらないのと除草については三角ホーで楽勝なので容易に作れるかもしれません!!(自然農法なら陸稲でも美味しいことでしょう)

また山際で水分の多い圃場なので、実も充実してくれはずです。(これはほぼ決定)

アスパラガスについては、現在H圃場で育苗しています。

アスパ

結構株ができましたので、来春にでも空いた圃場に定植してみたいと思います。

県立図書館でアスパラガスの高品質多収技術という専門書を借りて勉強中なので、たぶんうまくいくと思います。

でも、アスパラは一度植えると10年ぐらいは収穫し続けることが出来るので、ちゃんとした場所を選らんでおかないと10年間ごくわずかしか取れないでは困るしな~!!

ということで、アスパラ現在検討中!!

ちなみに専門書はかなり参考になります。

他にも、トマトの参考書も借りています。(トマトの連続摘芯方法など)

寒冷地か?

寒冷地か?

12/10 [晴れ]晴れ  気温12度 湿度低

この冬何回目でしょうか?

またしてもすご霜です。

霜

今回は前日に雨が降っていたので、かなり量の氷が発生!!

にんじんは凍ってしまっていますが、掘り返すと

黒田五寸にんじん(H圃場:自然栽培)

にんじん

きれいなにんじんがいっぱいです。

味も申し分ありません!!

甘いです。

白菜(E圃場:自然栽培)

白菜

白菜も良い感じです。

まあ、残念ながら地力不足で白菜はそんなに出来ませんでしたが、でも鍋で食べると溶けることはなく白菜のしっかりした味を楽しむことができます。

ということで、なんだか毎日のように霜が降りているので、ここは温暖地ではなく寒冷地のような気がしてきました。

なので播種期を間違えていたかもしれませんorz

今度検証しよう!!

根切り虫でした

根切り虫でした

12/9 [曇り][晴れ]曇のち晴れ  気温8度 湿度中

山間部では雪だそうです。

もう、2度ぐらい気温が低いとここも雪が降ります。

晩生小松菜(F圃場:自然栽培)

小松菜

連作実験中の小松菜です。

寒いのでなかなか大きくなってくれませんorz

ここはひとつ連作実験ということで、ビニールをかぶせてみるかな。

今のところ根切り虫に何個か食べられてはいますが、普通に生長しています。

なので、連作障害はないでしょう!!

ところで、根切り虫を図書館で調べてみたところ、名前からしてクワガタみたいな虫かなと思っていたら、ヨトウ虫みたいな芋虫であることにビックリ!!

今までヨトウ虫にやられていたのだと思っていた虫被害は全て根切り虫だったことが判明しました。

ということで、粟屋農場ではヨトウ虫はほとんど出ていないことがわかりました。(さすが自然農法)[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

まあ、結局は虫害があるので喜べませんが、ヨトウ虫特有の小さい芋虫が葉の裏にびっしりといった光景は目にしたことはありません。

ヨトウ虫の被害は甚大なようですが自然農法ではヨトウ虫は関係ないようです。(青虫はいっぱい居ますorz)

そのうち土が出来れば居なくなるのかなとは思いますが、いつになることやら・・・・・

ぶちさむい

ぶちさむい

12/8 [曇り]曇  気温9度 湿度中

真夏の猛暑のイメージがいまだに離れないためかあっという間に冬になってしまった感じです。

今日は日差しもなくて小雨がぱらつきとても寒いorz

さすがにこの時期は作物が成長してくれません!!

マルチを張っている畝の野菜は微妙にですが大きく育っている感じです。

ということで、僕は真夏の播けば一気に生長してくる季節が良いです。(見ていて面白い)

中生チンゲンサイ(F圃場:自然栽培)

チンゲンサイ

ちょっと前から小さいものを収穫していましたが、最近になってスーパーで売っているものぐらいの大きさまでに生長してきました。

でも、僕としては小さいサイズのほうが柔らかくて美味しいと思います。(でも売れないと困るのでこのくらいのサイズで出すけどね)

チンゲンサイはこの時期は作りやすいですね!!(定植すれば確実にきれいに大きくなる)

日本ホウレン草(A圃場:EM菌炭素循環農法)

ホウレン草

問題のホウレン草です。

いまだにホウレン草はうまく作ることができません!!

反省点としては本気で間引きと除草をしていないことなので、今回はしっかり対応したいと思います。

ということで、今日間引きをしましたが寒すぎて手が痛いorz

こんな調子で気合いが入らないので、暖かい日に作業しないと効率が悪いですね!!(手袋しようかな)

地温を上げる

地温を上げる

12/7 [曇り]曇  気温11度 湿度中

なかなか作物が生長しないなぁ~と思ったらもう12月なんですね!!

露地で裸畝の作物は寒くて微生物の活動が制限されているためかどれも窒素不足の表情が出ています。

白菜(E圃場:自然栽培)

白菜

9月上旬に定植して10月までは順調に生長していましたが、11月以降外葉が枯れ始めました。

しかしながらマルチを施設している畝の野菜(白菜も含む)は全く黄色くなっておらず順調に生育しています。

マルチを施設している畝のほうが地温が高くなるため多少は微生物の活動が活発なのでしょう!!

なので、窒素供給が途切れることがないので、順調に生育するようです。

ということは、来年は白菜作る場合はマルチ施設、もしくは作付けを3週間ぐらい早くするようなことが良いように思えます。

作付けを早くすると、収穫までの日中の気温が20度以上になるので、良好に生育出来る環境になるのではないかと思います。

今年は白菜にはほとんど青虫がつかなかったので、同じ圃場であれば来年は早播きで行けそうな気がします。

大根(G圃場:自然栽培)

ダイコン

11/23にトンネルの実験をしてみましたが効果はものすごいです。

約2週間で倍の大きさになりました。

これなら真冬でもいろいろ作れそうです。

最近、新たに種を播きましたので、そいつにもビニールをかぶせてみたいと思います。

玉ねぎ定植

玉ねぎ定植

12/6 [晴れ]晴れ  気温16度 湿度中

今日は雨の予報でしたが急きょ晴れに変わりましたので、前々からやろうと思っていた玉ねぎの定植しました。

玉ねぎ(H圃場:自然栽培)

玉ねぎ

9/15に苗床にばら撒きして一回の簡単な除草のみで放置していました。(20cmぐらいに生長)

で、今日三角鍬で掘り返して剪定

苗

約800本を定植

後

これで後は収穫まで放置でOK

苗は他にも育苗していますが、播種した時期が遅くてまだ十分に大きくなっていませんので、ひょっとしたら来年に定植するかもしれません!!

今年は晩生種の玉ねぎしか作りませんので、定植時期が遅くてもOKですが、もし2月ぐらいに定植して間に合うのであれば今後はそのように段取りを組みたいと思います。

ということで、これで念願の自然農法のカレーを来年6月に食べることが出来そうです。(玉ねぎ、にんじん、じゃがいも)

お好み焼き

お好み焼き

12/5 [晴れ]晴れ  気温17度 湿度低

今日は野暮用で朝から広島です。

広島

せっかくなので広島名物のお好み焼きを食べました。(のれんがめくれていますが)

広島はさすがにお好み焼き屋が多いですね!!

お好み焼きの町です。

お好み焼きを食べながら自然農法のキャベツを使えばどれだけうまくなるかとか、キャベツだけではなく小麦粉も自然農法の小麦を使うとどうなるのか考えてしまいますが、まあ、そのうち自分で試してみたいと思います。

ということで、せっかくの農作業日和が一日広島だったので出来ませんでした。orz

ミズナ(F圃場:自然栽培)

ミズナ

夕方、家に帰ってミズナの写真だけ撮影

昨日とは別の圃場のミズナです。

みた感じ虫は0です。

葉も大きくてボリュームがありそう[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

大株になるにはまだ少し時間がかかりそうですが、きっと美味しいでしょう!!

それにしてもF圃場は虫がつきません!!

虫は居るだけ

虫は居るだけ

12/4 [晴れ]晴れ  気温15度 湿度低

今朝も霜が降りていました。

ずっと東京で暮していたせいかこんなに霜が降りるものかとちょっとびっくり!!

まあ、今のところ冬の野菜には影響がないので、問題はありませんがサニーレタスは霜にあってから苦味が消えて甘みを味わうことができ美味しいです。(他の野菜も甘い!!特にかぶ)

小松菜(D圃場:EM菌炭素循環農法)

小松

真中の畝が小松菜です。(左はチンゲンサイ)

小松菜

横から見るとびっしり生えています。

取っても取りきれない状態!!

小松菜はセルトレイで育苗して定植栽培も行っていますが、スジ播きが楽です。

この小松菜はよく考えたら今までに一度も除草をしていません!!(除草レス技術が確立したか?)

もう生えなくて良いです。

ミズナ(B圃場:EM菌炭素循環農法)

ミズナ

虫対策でずっと網をかぶせていたので生長が遅い?9/15播種

まあ、かなりの大株なのでこんなものかと思います。

ところで、網を2重にかぶせていたにもかかわらず網の中にはかなり虫が入っていました。(網の施設が甘かったようです)

小さい玉虫みたいな虫いっぱい!!

でもどちらかというと寒さをしのぐために水菜の中に潜んでいるような状況で、葉はほとんど食われていません!!

かなりの量の虫ですが(というか底にはびっしり玉虫みたいな虫がいます。)水菜は元気です。

自然農法の本に”ただ虫はそこに居るだけで、作物を全く食わない”と書いてありますが、その通りです。

で、このミズナを抜いてその辺に置いておくとその虫がびっしり取り付き食べ始めます。

抜いた野菜はすぐには枯れずに徐々に弱ってしまいますがしばらくは生き続けます。

弱った野菜を駆除するのが虫の仕事ですから、抜いてその辺に置くと虫が駆除を始めます。

ということで、元気な作物には虫は居るだけで食べることはありません!!

強風吹き荒れる

強風吹き荒れる

12/3  [雨][晴れ]雨のち晴れ  気温14度 湿度低

寒冷前線が通過後に発達した低気圧の影響で風速20m以上の暴風が吹き荒れました。

朝は全く風が吹いていませんでしたので午前中出かけることにしました。

と、これが失敗、10時ごろから猛烈な風が吹き始め、昼ぐらいがピーク!!

昼にもどって畑へ行ったところ、ちょうど目の前でエンドウ豆のマルチがはがされてしまいましたorz

うかつにも前日の大雨でマルチの上に置いていた重しの土の塊が流されてしまっていたため、暴風に耐えきれずはがされ、まあ、マルチは何とか張りなおしましたが、おかげでエンドウ豆の苗数本が折れてしまい被害発生です!!

ということで、腋芽が育ってくれれば良いのですが、どうでしょうか?

F圃場(自然栽培)

強風

大根のトンネルも早々にはがされていたので、これから本格的に行うトンネル栽培は結構難しくなりそうです。

この時期の作付けはちょっと考え直さなくては・・・・・

イノシシは森を作るためのトラクター

イノシシは森を作るためのトラクター

12/2  [晴れ][雨]晴れのち雨  気温17度 湿度高

午後から大雨との予報だったので朝から急ぎでホウレン草や小松菜の播種を行いました。

この時期に種を播いたらどのくらい収穫が出来るのかの確認ですが、もう寒いので近いうちにトンネルをかぶせる予定です。

現在大根で実験中ですがかぶせるとかなり生長が早いです。

うちの畑は日当たりがよくないので、この時期はかぶせるしかなさそうです。

ビニールをかぶせればイノシシも荒らさないと思いますので、一石二鳥のような気がします。

イノシシ(熊坂:EM菌炭素循環農法)

イノシシ

ということで、久々熊坂の圃場を確認したところあちこちイノシシによって掘り返されていました。

現在ここは何も作付けしていませんので被害はないのですが、よく考えるとイノシシは何も食べるものがないはずの圃場を好んで掘り返しています。

なので、腹が減って畑の作物を食べると一般的に言われていますが、実はそうではないようです。

イノシシの好物はミミズです。

なので掘り返してミミズを食べているようです。

さらに良く見ると腐敗した部分をわざわざ選んで掘り返しています。(なぜなら腐敗した層にミミズが多いため)

このまま放置すると腐敗した土と空気が直接触れるようになるため善玉菌が働いて腐敗物(バクテリア)を処理してくれ非常に助かります。

イノシシが畑を荒らしているように見えますが、天地返しをするトラクター耕耘と同じことをしているようにもみえます。

さらに言えば、ピンポイントで掘り返してきれいにしてくれるので、とても効率の良い耕耘作業といえます。

よって、イノシシは腐敗した土壌をきれいにするための天然高性能トラクターです。

土壌がきれいになれば雑草が良く生えるようになり、やがて木が育ち森になります。

なので、イノシシが畑の汚い部分を掘り返す行為は森をつくるための重要なプロセスの一部なんだといえます。

山に食べ物がないからイノシシが出没するといわれていますが、慣行農法や有機農法による腐敗した畑が増えたため、天然トラクターのイノシシがわざわざ山から下りてきて、汚い畑を耕耘して土壌に酸素を供給しているように考えられます。

一方で、自然農法を行っている大山路の圃場ではイノシシは出没して畝間や畦は歩いていますが、被害は全く出ていません!!(というか畦を掘っています)

自然農法では善玉菌の働きで土の腐敗成分が0になるので、天然トラクターの出番はないということなのでしょう!!

ということで、イノシシが畑を荒らす原因は、土壌が施肥によって汚れてしまったからであり、腹が減って圃場の作物を荒らすのではなくて、汚れてしまった土壌を浄化して森を作るために天の仕事で掘り返しているということです。

上記が理解できればわざわざ大金叩いて電気柵を設置しなくても、自然農法を行うことで解決!!

土壌がきれいであればミミズはいないため、イノシシはトコトコパトロールで畝間を歩きますが、掘り返されることはないということです。(柵は不要)

ただし、ときどき苗を踏まれますorz(運転がへたな日があります。)

まあ、土はきれいにしましょう!!