イノシシは森を作るためのトラクター

イノシシは森を作るためのトラクター

12/2  [晴れ][雨]晴れのち雨  気温17度 湿度高

午後から大雨との予報だったので朝から急ぎでホウレン草や小松菜の播種を行いました。

この時期に種を播いたらどのくらい収穫が出来るのかの確認ですが、もう寒いので近いうちにトンネルをかぶせる予定です。

現在大根で実験中ですがかぶせるとかなり生長が早いです。

うちの畑は日当たりがよくないので、この時期はかぶせるしかなさそうです。

ビニールをかぶせればイノシシも荒らさないと思いますので、一石二鳥のような気がします。

イノシシ(熊坂:EM菌炭素循環農法)

イノシシ

ということで、久々熊坂の圃場を確認したところあちこちイノシシによって掘り返されていました。

現在ここは何も作付けしていませんので被害はないのですが、よく考えるとイノシシは何も食べるものがないはずの圃場を好んで掘り返しています。

なので、腹が減って畑の作物を食べると一般的に言われていますが、実はそうではないようです。

イノシシの好物はミミズです。

なので掘り返してミミズを食べているようです。

さらに良く見ると腐敗した部分をわざわざ選んで掘り返しています。(なぜなら腐敗した層にミミズが多いため)

このまま放置すると腐敗した土と空気が直接触れるようになるため善玉菌が働いて腐敗物(バクテリア)を処理してくれ非常に助かります。

イノシシが畑を荒らしているように見えますが、天地返しをするトラクター耕耘と同じことをしているようにもみえます。

さらに言えば、ピンポイントで掘り返してきれいにしてくれるので、とても効率の良い耕耘作業といえます。

よって、イノシシは腐敗した土壌をきれいにするための天然高性能トラクターです。

土壌がきれいになれば雑草が良く生えるようになり、やがて木が育ち森になります。

なので、イノシシが畑の汚い部分を掘り返す行為は森をつくるための重要なプロセスの一部なんだといえます。

山に食べ物がないからイノシシが出没するといわれていますが、慣行農法や有機農法による腐敗した畑が増えたため、天然トラクターのイノシシがわざわざ山から下りてきて、汚い畑を耕耘して土壌に酸素を供給しているように考えられます。

一方で、自然農法を行っている大山路の圃場ではイノシシは出没して畝間や畦は歩いていますが、被害は全く出ていません!!(というか畦を掘っています)

自然農法では善玉菌の働きで土の腐敗成分が0になるので、天然トラクターの出番はないということなのでしょう!!

ということで、イノシシが畑を荒らす原因は、土壌が施肥によって汚れてしまったからであり、腹が減って圃場の作物を荒らすのではなくて、汚れてしまった土壌を浄化して森を作るために天の仕事で掘り返しているということです。

上記が理解できればわざわざ大金叩いて電気柵を設置しなくても、自然農法を行うことで解決!!

土壌がきれいであればミミズはいないため、イノシシはトコトコパトロールで畝間を歩きますが、掘り返されることはないということです。(柵は不要)

ただし、ときどき苗を踏まれますorz(運転がへたな日があります。)

まあ、土はきれいにしましょう!!

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