慣行農法で生き抜くためには?

慣行農法で生き抜くためには?

農業で成功するには以下の方法があると思います。

  1. 市場では売らない
  2. 質の高いものを作る
  3. 付加価値を付けて売る

上記について、いままで考えてこなかった慣行農法について考えてみます。[わーい(嬉しい顔)]

1.の市場では売らないについて
先日の農業大学での研修中に学生さんから聞いたお話では、学園祭では自分たちが作った梨(愛宕)は1000円で売れたのに市場に持っていくと買いたたかれてしまうけどなんでだろう?と不思議そうに言っていました。

詳しくはわかりませんが、中国の安い野菜と競争しなくてはならないために値段が低くなっているのではないのでしょうか?
なにせ中国の野菜といっても管理監督しているのは日本の商社で、日本と同じ慣行農法で作りますので、ほぼ同じ野菜ができてしまいます。
中国の野菜も合わさり、供給過剰でなおさら値段が下がるのでしょう。
おそらく現在は供給過剰なのだと思います。
(それとも中間マージンでぼろもうけしているのかな?)

そういうことで、農業大学の学生さんも市場で売らず、学園祭でさばくか、市場以外の販路を見つけるしか1000円を維持する方法はないことになると思います。

2.の質の高いものを作るについて
慣行農法だとみんなと同じ内容の作物ができますので質の高いものを作ることはできにくく、難しいでしょう。

3.の付加価値をつけて売るについて
ブランド化、加工して販売、観光農園化などがあります。

ということで、慣行農法で儲けるためには自分で販路を見つけるか付加価値をつけて売るかになります。
しかし、販路については有機農業とか自然農法などの質の高い作物をみんなが知れば知るほど売りづらくなってきますので、3.の付加価値をつけて売っていくしかないように思えます。

よって、慣行農法の場合は付加価値をつけて売ればよい、ということになります。
まあ、機械化によって時間は余りますから、その分別の仕事はできます。(結局兼業ということかな)
そしてまちがっても薄利多売をしないこと!!
みなさん農業で儲けるためには機械化して大規模営農する必要があるとおっしゃっていますが、みんながそんなことしたらさらに供給過剰になってしまって、かえって値段は下がってしまい利益は無くなってしまいます。

慣行農法は農業経営ではなく、付加価値を付けたビジネス経営が必要かと思います。
誰にでもできる農業、画一的な農業なのでこれ単体ではどうしても生き残れない状況なのでしょう!!

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