溝切りには絶対に鍬
2010/1/30 粟屋農場 大山路
今日も溝切り作業です。最近ずっとこの作業
お借りした圃場は10年間草だけ刈って溝の掃除は一切行っていません。
上記のように詰まっている溝を下のように掘り返していきます。
こんな感じで厚さ約20~30cmの土を掘り返します。
溝の底の土は腐敗してヘドロになっていました。(悪玉菌の宝庫なので空気に触れさせます。)
溝切りをしないと圃場の高い位置にまで地下水が溜まってしまうので、作物は良く育たなくなってしまいます。なのでこの作業はどうしても最初に行わなくてはなりません。(かなりの重労働です。)
ということで、今週一週間はスコップと溝掘り道具で掘り返していましたが、作業は全くはかどらずにどうしたものかと悩んだ結果4,000円の鍬を投入してみました。
すると、これがドンピシャ!!溝掘り作業が今までの2倍にスピードアップしました。
こ れは、鍬が垂直方向に泥をすくいあげる仕事に特化しているためで力率であらわすと溝の泥すくいに関しては100%、一方でスコップについてはどうしても斜 めから泥をすくわなくてはならず、仕事のベクトルが垂直方向と水平方向に分かれてしまうため、力率は半分の50%になってしまいます。
今まで、同じ仕事を行うのに2倍の仕事をしていた計算になります。orz
まあ、良く考えたらこのブログのタイトルが鍬への道なので、なぜ鍬を使わなかったのかといったところでしょうか!!
途中疲れたので圃場に寝っころがってみました。1月なのに温くて気持ちよかったです。
圃場をよく見るとコケが生えていました。
これは、ここが山の土になっていることを示しています。
同時に水分も豊富であるため、溝切りは重要になってきます。
今日は朝の10時から18時まで作業を行いへとへとになりました。orz
作業後は体が動かなくなるぐらい疲れてしまいましたので湯田温泉につかりに行ったところ、これまたドンピシャ!!疲れが一気に飛んで行きました。
疲れたら栄養ドリンクなど飲むよりは温泉のほうがはるかにききます。(力率100%)
明日も朝から溝切り作業なので頑張りましょう!!