ヤマホウシ

ヤマホウシ

昨日は自然農法プロジェクトで行う稲作についての具体的な作業工程について考えましたが、今日は品種について考えます。

自然農法で作付けする品種については、その土地で代々植えられてきた品種(固定種)を使用することが良いとされています。

播種(固定種) ⇒ 生産 ⇒ 自家採取 ⇒ (翌年)播種 ⇒ 生産 ⇒ 自家採取 ⇒ (3年目)播種 ⇒ 生産 ⇒ 自家採取

昔の農家は上記を繰り返してその土地にあった種(言い換えればその土地でしか育たない種)を作ってきました。

しかし、戦後から化学肥料が使用されるようになると、今度はその化学肥料にあった品種が用いられるようになり、現在では化学肥料で良く育つ交配種が使用されるようになってきました。

畑や水田で化学肥料を使用すると、昔から受け継がれてきた土壌が破壊されてしまい、その土地でしか育たない固定種は結果あまり育たなくなり、むしろ化学肥料で良く育つ交配種を使用したほうが収量味とも良いということになります。

※ 味が良いとは言っても自然農法で育った野菜に比べれば月とすっぽんぐらいの差はありますので、化学肥料を使用する条件で一番おいしい野菜というのは自然農法の野菜の足元にも及びません。収量に関しても固定種を自家採取する方法のほうが年数はかかりますが安定します。

まあ、固定種はナフコなどでは売っていませんので、農家さんにとっては交配種を使わざるをえなく、結果的に化学肥料を使用する羽目になったとも言えます。

前置きがかなり長くなりましたが、今回は昔から山口で使用されている品種を使用したいと思います。

山口県農業試験場

上記に昔ながらの品種ヤマホウシというのが載っていました。

財団法人 日本穀物検定教会

このサイトに特徴として
主産県の山口では、山間~平坦部の肥沃地に適する。長稈で白葉枯病・いもち病にやや弱いが、収量安定である。

と書いてありますのでこいつを自然農法で作れば、理論的には良い結果に結びつきそうです。

福岡自然農学習会でごちそうになったヒノヒカリ(自然農で生産)は格別においしかった。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

忘れかけていたお米本来の味とのど越しがしましたので、自然農法で作ればこいつもきっとおいしく育つことでしょう!!(早く食べたいです)

一般に流通しているコシヒカリがいくらおいしいといっても所詮は慣行農法のお話しであって、古い品種(コシヒカリよりおいしくないといわれている古い品種)でも自然農法で作れば一気に立場は逆転、慣行農法のコシヒカリより数倍おいしくなることでしょう。(古いその土地の固定種のほうが結果は良くなります)

逆にコシヒカリを自然農法で作った場合は、慣行農法目的でコシヒカリは改良されていますので自然農法だとおそらく収量は低くなり、自家採取を繰り返していくうちに結局は昔の品種に戻ってしまうことが考えられるので、最初から昔の品種を使用するほうが良いということになります。

ということで、ヤマホウシを探したいと思います。!!(誰か情報くれ~)[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

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