ハイパーインフレが起きたら

ハイパーインフレが起きたら

今週金曜日にドバイが破綻したとの報道があり、世界中で株の暴落がありました。
円ドルレートは1ドル=84円代になり、たいへんな円高ということでみなさん驚かれたことでしょう。

ではこれからどうなるの?ということですが、当然ドルはさらに安くなっていきます。
なぜならこのドル安はアメリカがドル札を刷りまくっているためだからです。
アメリカはディバティブの損失の穴埋めをドルを刷り散らかして解決しようとしています。

副島孝彦先生のドル亡き後の世界を読むとさらにドル安が進み2012年に大暴落して最終的に1ドル10円の時代が来るそうです。
今はまだ中国がドル買いをして支えているようですが、(それでもドル安になっています)来年の上海万博以降に
中国が抱える米債券200兆円を投げ売りするため、ドルの暴落が始まるとのことです。
本来、何の産業もなく万年大赤字のアメリカのドルが強いのはおかしくてようやくいびつな世界構造が終焉するようです。

ちなみにアメリカの赤字は6000兆円だそうです。(全くマスコミは言いませんが)
崩壊してジンバブエみたいな一兆%のインフレがあたりまえなのにそうはなりませんでした。
なぜならアメリカが日本と中国の政治家と官僚を支配して、アメリカの根拠のない米国債を大量に買わせているからです。
アメリカに協力する政治家と官僚は出世するシステムがあり、反抗するものは冤罪で捕まったり殺されたりしています。
恐ろしい時代が続いていましたが、どうやら政権が民主党になってから状況が一変しております。

日本は国の借金が800兆円とマスコミはいいますが、今現在は対外資産もそれなりに持っています。なのでどうどうの大黒字国です。
こんな国は他にはないでしょう。
しかしながらドルが暴落すると、日本は官民合わせて対米債券を800兆円持っている(買わされている)ため当然目減りしておよそ80兆円になってしまいます。

さらにドルが暴落すればこの資産(米国債券)も文字通り紙くずになります。
こうなると日本は800兆円を返すため(名目はドル安是正のため)円札を刷り散らかして、日本国内でハイパーインフレをおこし800兆円の借金を目減りさせるのではないでしょうか?
物価が10倍になれば貯金が1000万円あったとしても100万円の価値になってしまいます。
国は800兆円の借金が実質80兆円ぐらいになるわけなので、戦後同様にハイパーインフレを起こして借金を目減りさせるのでしょう。
そして、お金の価値が1/10になれば年金なども相対的に1/10になるので、年金生活者は暮らせない時代が来るのではないのでしょうか?
(このへんは副島先生の預金封鎖などを読むと良くわかります)

生命保険などは月々高い掛け金を払っていても受け取る額はハイパーインフレ後も変わりませんので、実質1/10になてしまいます。
保険業界の儲ける手口は上記のように将来インフレが起きることを前提に売りまくって今の利益を生んでいます。

さらに癌保険は癌が不治の病であると人々を洗脳して恐怖を与えることで、保険に入らせ儲けています。
そしてやはり、インフレが起きると目減りしますのでほとんどチャラになります。(掛け金は取られます。)

一方で固定金利で借金(家のローンなど)のある人は相対的に目減りしますので、逆に得するようです。(但し、特別な場合変動金利になりますなどの契約は要注意)

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