自然農候補地を分析
自然農を行う場合はまず、以下の点に注意をします。
- 耕作放棄地である。
- しかも長年放置されていた場所を探す。
- 上記が見込めない場合は、地力が付くまで我慢して自然農を行う(その間は収量はあまり見込めない)
- 日当たりのよい場所(=優良地なのでほとんど見込めないでしょう)
では、粟屋農場の候補地はどうなんでしょうか?
粟屋農園候補地
奥の荒廃した部分が借りれたらと思います。(3~4年は放置状態でしょう)
全部で5反はありそうです。
これなら自然農に十分な土地だと思います。
但し、11/28の15時ぐらいには半分以上がすでに奥の森の日陰になっていました。
4.の日当たりが良いところには当てはまりません。
奥の部分が初めに放棄された理由が良くわかりました。
ちなみに手前の部分は日当たりが良いため昨年までは80歳のご老人が田んぼをやっていたとのことです。
ということで、もしこの地で自然農を行う場合には、この時期の作付けを考える必要があります。
冬は日陰の部分では収穫しないように考慮すると、たとえば、今が定植期のソラマメやエンドウ豆、
今植えておく春キャベツなど越冬させて春に収穫する作物を植えれば良いことになります。
なので、10月に収穫できる作物を春、初夏に植えれば良いことになります。
収穫期は以下に決定
- 日陰部分・・・・・・・・・・春 秋10月まで
- 日向部分・・・・・・・・・・冬 夏
上記になるように逆算して作付けすればよいということになります。
自然農は2期作以上は難しいと思いますので、このような考え方できっと良いのでしょう!!
—————大根の実験———————–
下記は家で栽培中の大根
家の庭で栽培中
庭の土は採石場の土のような感じでとても硬いです。
地面が硬いためか先日までの雨で土が流出して根の白い部分(ここが大根になる部分)が露出
その下の細い根(大根の先っちょにあたる部分)が必死に地面に伸びようとしています。(焦点があっていませんが)
研修中も確認しましたが、苗は根ごと地上に露出してもすぐに根が伸びて地面に突き刺り、
水分もしくは養分を吸い上げて生長を始め結構立派に育ちます。
このような状態の苗を見るとつい土寄せをしてしまいたくなりますが、このまま放置してどうなるか観察してみたいと思います。
予想だと過酷な環境ほど植物は立派に成長するものだと思いますので、おいしく育つのではないでしょうか