福岡自然農塾・見学学習会
福岡自然農塾・見学学習会
10/18 日曜日 快晴
福岡県二丈町松国にあるほのぼの農園で開催された福岡自然農塾学習会へ行ってきました。(60人ぐらいいました)
学習会の進行等とてもスムーズでストレスのない学習会で非常に楽しくて勉強になりました。
また行こうと思います。
感想
想像とかなりかけ離れた世界でした。(別世界)
写真ではよく見ていましたが、実際に見るのとでは全然違います。
- 畝間はその土地の水はけに応じて浅いのやら深いのやらがありました。
- 畝は畝間を掘っただけ(これはびっくり)
- 当然のごとく全く耕していません。
- でもぱっと見はちゃんと畑になっていました。
自然農の基本的な作業は以下になります。
- 畝は畝間を掘るだけ(一度作った畝は一生使用します。)
- ほった畝間は常に一定の深さになるようにメンテナンスをする
- 種まきは植える部分の雑草と土を削るようにはいで、そこに穴を掘って播きます。
その上に指で土をかぶせて、削った雑草をその上に掛けて終了(保湿)(基本的に水は全く撒かない) - 邪魔な草を刈った場合、そのまま上に敷くだけ(生えたものはその場に返す)
- 害虫を見つけたらつぶす(虫は敵ではないといいつつ駆除はします。)
- 風通しを良くする。(ナス科など特に)
- 畝はできれば半年は休ませたほうが良い(フルに使用する場合は油粕、米ぬかなどで補う)
- ナス科は畝をひとつはさむ(はさんだ畝は次の年まで休ませる、連作障害を避けるため)
- 一人あたりの専業面積(毎日農業をした場合)は3反(半年ずつ休ませる場合は6反)
- 気をつけていても虫に食われてしまいます。(9月に播いたダイコンは全滅なので播きなおしたとのこと)
まあ、他にもたくさんのポイントを聞いてきました。
2か月に一回ありますので、くわしいことは参加して実際に見たほうが早いですね。
結構、新規就農を目指されている方が多かったです。
今までの有機農業研修で培った知識はこの学習会ではほとんど役に立ちませんでしたが、(それぐらい常識ではかけ離れた世界)効率を考えると、この方式はどうだろうという部分もかなりあります。(師匠のところは定植の効率は良いです。)その辺はいろいろなものを総合して考える必要があると思います。
有機農法(師匠)+福岡自然農+自然栽培+慣行農法
これらの良い部分を総合してオリジナルのやり方を考えればさらに面白いことになるのではと思いました。
自然農を行った場合の年収を考えると1人あたり3反が限界ですので、早速簡単に見積もってみると
1反当たりキャベツ4000個 × 0.7(生育不良、虫など) × 150円 (単価) × 2(年2回作る) = 84万円
3反で約240万(年収)
キャベツで計算するとこんな感じになります。(ほんまかいな)
収入を増やすには戸別保障制度の米を考える必要がありそうです。(50万以上の収入で国から+45万)
なす、きゅうり、ピーマン、トマト、オクラなどは少ない面積で行けますのできっとこれよりは収入は増えてくるのでしょう。
夏は3反はお米を作る、野菜は1反
冬は野菜中心に3反など
作付けを考えれば収入は上がりそうですね。
上記だと1町は土地が必要になりそう(あるかなぁ)
いや~やっぱり勉強になるわぁ~
(実際100枚ぐらい写真や動画を撮っていますのでこれから分析に入ります。)
松尾ほのぼの農園 松尾靖子さん お父さん
鏡山農園 鏡山さんご夫妻
当日スタッフをされた方々
どうもありがとうございました。