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Month: 2010年2月

土地を借りたらまずは水はけを考えろ!!

土地を借りたらまずは水はけを考えろ!!

今日もあいも変わらず溝切り作業を行いました。約2時間

溝切り作業も終盤戦に差し掛かっていますが、一番の難所が待ち構えていました。

ここは溝の深さ30cm以上がヘドロ化して堆積している場所で、巨大な石が多く掘り起こすのにとても時間がかかる状況です。

結局今日は距離6~7メートル掘り返して終了しました。orz

溝

写真には写っていませんが、この上の空間には木の枝がいっぱい存在しており中腰での作業を強いられています。

この先は左側へ溝が約30メートル続いていますが、木や石が邪魔をしており、とても一気に掘り起こせそうにはありません。orz

溝が高い位置でつまり、水位が圃場の高さと同じになっているため、体の圃場は湿地状態になっています。

しょうがないので、あす以降は2m手前から左に圃場を横断する形で溝を切ろうと思います。(頭上に障害物がないため)

まあ、たいへん広い圃場なのでたかが2メートル分使えなくても問題はありませんし、溝切りができなければいつまでもここの圃場は湿地帯のままで使えません。

※ちなみにこの圃場は近々EM菌を播いてトラクターで耕耘する予定ですが、圃場が湿地帯だとできません。なので、早急に乾かす必要があります。

ということで、山間部の耕作放棄地を借りる場合は、大抵の圃場の溝は泥が堆積して詰まっている状態だと思うので、溝の水位が高くなり圃場が湿地帯となっていることでしょう!!

新規就農者でこのような圃場をお借りした場合は、まずは徹底した水はけを行うための溝をきっちりと切っておかなくてはなりません!!

そうしなければ、大抵の野菜は乾燥地を好みますのでたぶん病気にかかりやすくなると思います。

今の時期は他にすることがないのでまさにうってつけの作業といえるのでしょう!![わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

福岡自然農塾・見学学習会2010/02/07

福岡自然農塾・見学学習会2010/02/07

2010/2/7 晴れ [晴れ]

約2か月毎に開催される福岡自然農塾・見学学習会に行ってまいりました。(3回目)

下関壇ノ浦

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前回は一人で参加していましたが、今回は自然農法プロジェクトのメンバーの工藤氏の車に乗っけてってもらいました。(いや~楽ちん!![わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

松尾ほのぼの農園さんのいつ見ても美しい圃場をごらんください!!

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3

紫キャベツ

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菜の花、白菜

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エンドウマメ

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ソラマメ

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冬期の圃場は薄暗く冷たい感じがしますが、ここは水はけが良くて土も乾いており、赤土のためでしょうか緑がよく映えます。

今日のメイン講義は自然農の稲作りです。

今回は年度始めということで、稲作りの準備をしました。

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自然農の苗床作りです。
(地元の方曰く、昔の田植え機以前の稲作りでは上記のやり方が主流だったそうです。)

作り方は、

  1. 必要な苗分のスペースを計測して上記のように溝を掘ります。(この溝は雨が降った雨よけの意味もありますが、モグラ対策が主のようです。)
  2. 表面の草を刈ってよけます。
  3. 米ぬかをふりかけます。(米ぬかは微生物の餌なので、肥料ではありません。)
  4. 昨年刈り取った藁をかぶせ、飛ばないように竹を置きます。
  5. 完成[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

わが自然農法プロジェクトでも自然農を行う予定でしたが、お借りした圃場がすでにトラクターで耕耘されているので、通常の自然農の作り方はできません。そこで、乾田不耕機直播農法を取り入れ、圃場の弱点を補完しつつ新しい簡略した方法を模索したいと思います。つまり、ちょっと手抜きしようということです。でも収量は1反あたり6表は目指します。(地元の慣行農法の平均は8俵)
いや~今日も勉強になりました!!

※工藤氏は元ラッパーだそうです。
ということで、これは近々に新ジャンル、アグリーラップ誕生の予感がしてきました。(トラック担当アワヤ ラップ担当工藤氏)[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]
世間はつながっていますね!!

粟屋農場テーマソング Fly To The Sky

Sound By Bun Awaya

話題になっている?

話題になっている?

2010 2/6[晴れ] [雪] 気温5度 大山路

今週もあっという間に過ぎて土曜日です。

唯一土曜日は一日中畑作業ができる日です。

それにしても今日はとても寒かったです。時々雪が降っていました。

作業内容はいつもの溝切り作業です。orz

いよいよ中盤から終盤へといった段階になってきました。(ようやくここまで来た感じです。)

今日は下記の今までとは別の場所(粟屋農場東圃場)の溝切りを行いました。

Image003

ここの溝切りはかなり手ごわいです。

上流の溝が過去10年間溝を掘り返していなかったために詰まり、溝の途中に穴が開いて上流や上の水田からくる全の排水が地下に逃げていくような構造になっていました。

この穴が非常に深かったため、ここを迂回するような溝を作らなく、これができなければ川へ排水できないため、圃場の中に水がしみ込んでしまい、ベチャベチャな圃場になってしまいます。

なのでこれを回避するために、深さ50cmの迂回用の溝をに新たに作りました。

溝を深く掘ると、30cmぐらいから石だらけだったので非常に難航しました。スコップを入れても石にカーンとあったってしまい手首が痛くなります。

そしてちょうど日没のころに迂回用の溝が完成しました。立派な排水用の溝ができたので、これで地下への浸透はなくなることでしょう!!(圃場も随時乾いていくことでしょう!![わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

おそらくはこの圃場で一番の難工事が無事に終わりましたので、後はひたすら掘るだけです。

ところで、今日はとなりの畑で、持ち主の方が作業されていましたので、挨拶がてらお話しをしたところ、なんと僕のことをすでに知っていました。

なんでも熊坂地区で若い新規就農者を集めて農業を始めるということが結構話題になっていて知られているようでした。(いや~びっくり仰転です。)

おそらく地元で有名にならなければ全国区は無理でしょうからこの調子で頑張ってまいりましょう!![わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

播種時期

播種時期

いや~時間が過ぎるのは早いですね。あと20日ぐらいで播種を始める時期になってきました。

とはいっても、育苗用のビニールハウスがないため、どうするかはまだ決めていませんが、やってみたい方法は、セルトレイに播種して湿気の多い圃場にトレイごと埋めてビニールをかぶせて放置というやり方です。(僕が考案)

これは家で育てている大根やキャベツと同じ方法でそれなりにうまくいっているからです。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

上記でいくとなると、苗床を圃場に用意しなくてはなりません。そこはまだ草が生い茂っている状態です。

なので早急に圃場を耕起しなければなりません。(場合によっては草を刈って鍬で表面をはぎとるのでも良いかも)トラクターはまだ持っていません。orz

ということで、まだ溝切りが半分しか進んでいないのに他にもいろいろと考えていかなくてはならず頭が混乱して煙が出そうです。

以下が緊急の課題です。

  1. 播種 (何をどれぐらい播くか)
  2. 育苗の方法(ビニールハウス以外で行う方法)
  3. 圃場をどのように耕耘するか?(炭素循環農法用、自然栽培用、)
  4. トラクターをどうするか?
  5. 残りの溝切りをどのように進めるか?

4.のトラクターに関しては、来週2/11に一応届く予定にはなっています。(まだ支払っていませんが)

今回はオークションで買うか悩みましたが、前回ブログを書いてみてどう考えても安いけどリスクが高い気がしましたので、専門の農機具中古屋さんの整備済みを購入することに決めました!![わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

オークションよりは幾分値段は高いですが、機種は比較的新しくてオークションには出てこない機種なので、もし逆にこれをオークションで売れば差額は数万ぐらいで(ひょっとしたら買値を上回るかも)リスクは極めて低いと考えました。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)](でも就農資金がかなり減ってしまいましたorz)

それから、播種する種(固定種)は随時購入し続けています。

野口種店からおもに購入していますが、別の店も物色してみたいと思います。 つる新種苗店

ちなみに種については、固定種にこだわっています。気がついたら種を40種類ぐらい購入してしまいました。orz

でも、楽しみですね!!無肥料無農薬栽培の本物の野菜がいっぱいできることを期待します。収穫は6月ぐらいです。

第二回 市役所との相談結果

第二回 市役所との相談結果

今朝からずっとのどが痛くて、また風邪かなぁと思っていましたが、どうやら花粉症の季節に突入したとのことです。

これから本格的に農業を始めますが、圃場が山すそなのでとてもつらい作業になってしまいそうです。orz

そんなわけで、昨日予告した通り、山口市役所へ行ってまいりました。

相談内容は以下です。

  1. イノシシ対策に対する補助金
  2. 竹林による日陰の被害
  3. なにか支援金ありませんか?

1、イノシシ対策について

以下の条件がありました。

  1. 個人に対しての補助金はない。
  2. 周りの農家3戸以上で申し込まなくてはならない
  3. 農協に申し込めば個人でも可能
    なぜか!!農協が3人まとめて申請するので農家3戸以上とみなされるため(絶対おかしい)
  4. イノシシ対策の費用の半額を市が負担する

ということで、近隣農家3戸以上が同時に申請しないとイノシシ対策はだめなようで、これはどう考えても農協を経由しやすくするためだとしか思えません。

自民党時代の名残で、農協が儲かるように仕組まれているようです。

2、竹林による日陰の被害

市の管理区域ではないとのことです。持ち主は個人情報保護のため教えられないとのことです。なので自分で探すしかありません。

3、なにか支援金ありませんか?

一番期待しましたが、これも農協組合委員にならないと貰えないそうです。

たとえば、ビニールハウスの補助についてもイノシシ補助と同じく3人以上かつ30a以上のビニールハウスを建設する場合にしか補助が出ません。しかし農協が近隣農家でない農家を3戸申請すればOK

融資については農協ローンなので、やはり農協の組合員になる必要があるとのことです。orz

結論

今は民主党政権ですが、イノシシ対策などの補助事業は自民党と農協がべったりな関係だった時の農政なので、農協を儲けさせるためとしかいいようがない仕組みになっていました。(農協の組合員にならないと無理でしょう)

来年度からはお米の戸別保障制度がはじまり、次年度からは野菜も対象になりそうだとのことでしたから、僕のような野菜農家の場合は次年度から保障されるようです。(逆に農協を経由する上記のようなおかしな補助制度はなくなることでしょう!!)

ということで、農協の組合員にならない限り、現在は支援金を貰うことはほぼ不可能でした。(成果無しorz)

第二回 市役所との相談

第二回 市役所との相談

今日も寒い中、夕方の1時間圃場で作業を行いました。

この時期は本当に寒いですね。先日すくったヘドロが夕方には氷っていました。

作業を開始するときは寒いのですが、機械に頼らずに手で作業を行うととだんだん体が温まってきます。

なので冬の農作業は寒くてつらいイメージがありますが、実情は違いますね。[わーい(嬉しい顔)]

ということで、明日、2回目の市役所との相談に行ってきます。

相談内容は以下です。

  1. イノシシ対策に対する補助金
  2. 竹林による日陰の被害
  3. なにか支援金ありませんか?

イノシシ対策に対する補助金

農業委員さんや大家さんから言われていますが、ここはイノシシが出るそうです。

師匠からイノシシ対策については方法をうかがっていますが、対策については圃場の周りに柵を張り巡らすしかなくて一般的には電気線を張り巡らせて柵とするようです。

費用は10万円以上とのことです。orz

但し、大家さんに聞いた話では、イノシシ対策には補助金が出るとのことだったので、それについて確認しようと思います。

竹林による日陰の被害について

竹

竹2

上記写真の竹林が結構日陰になってしまい奥の圃場は現在使えないことになっています。

近所の方に聞いたところ無籍地とのことですので、僕としてはこの竹をぜひ資材として使いたくて、市の許可を得て市に伐採してもらい、切った竹は捨てないでわが農場で引き取るような交渉をしたいと思います。

※竹は極めて優良な資材になりますので新規就農される方は竹林をぜひ確保しましょう!!

なにか支援金ありませんか?

これについては、いただけるものがあればいただきましょう!!ということです。(何かあれば良いですね)[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

もしくは、就農資金を担保に無利子でお金が借りられないか、融資を受けられないかを確認してきます。

資金が2倍になればかなり余裕が生まれますし、ハイパーインフレが近く起きれば、借金は目減りしますので今の経済状態ではぜひ借りておきたいです。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

2月7日 福岡自然農塾・学習見学会

2月7日 福岡自然農塾・学習見学会

昨日まで結構雨が降っていました。

先週頑張って溝切りをしたので、水はけはばっちりでした。

メイン圃場は全くベチャベチャしていませんでしたので、このままトラクターで鋤いても問題ないような状況です。(頑張ったもんね[わーい(嬉しい顔)]

しかし、全体の進捗状況はまだ半分ぐらいなので、まだまだ続けなくてはなりませんねorz

ということで、

2月7日に福岡自然農塾・学習見学会が行われるようです。

http://www.asahi-net.or.jp/~ir2e-kgmy/

毎年、年間6回ほど定期的に行われていて、自然農の稲作りを中心に学習することができます。

ちなみに今まで2回参加しています。

http://awaya-farm.com/blog/?cat=7

昨年10月に初めて参加したときは、畑の鮮烈な緑色にたいへんびっくりしました。

当時は有機農法の農家で研修を受けていましたが、その畑の色とはあきらかに違い、まさに大自然といった感じを今でも覚えております。

畝の土は赤土で非常にやせている印象がありましたが、そこに植えてある作物は全て元気よく育っており、無肥料でもしっかり育つことが確認できました。[わーい(嬉しい顔)]

ということで、今回は自然農法プロジェクトに賛同してくれる若い新規就農希望者と参加しようと思います。(車往復400Km運転せずに済みました。[わーい(嬉しい顔)]

みなさんも興味がある方はぜひ参加してみてください!!今までの常識が全てひっくりかえるようなことになるでしょう!!そしてお会いしましょう!!

トラクターの購入に際して

トラクターの購入に際して

早いものでもう2月です。

当初は農園の溝切り作業を1月中に終わる予定でしたが、半分ぐらいしか進んでいません。
人力だとかなり時間がかかります。
溝切り用の機械を購入したい衝動にかられますが、時間かければ全く必要ないので、ここは我慢です。

ということで、そろそろトラクターも購入しなくてはなりません!![わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

粟屋農場では農道が狭いため15馬力のトラクターを希望しています。

そこで安く手に入れるためヤフオクでトラクターの値段を毎日監視しています。

だいたいの傾向は以下です。
(15馬力トラクターについて)

  1. 30年前のトラクター 10万円台
  2. 20年前のトラクター 20万円台
  3. 10年前のトラクター  30万円~50万円
  4. 5年前のトラクター  60万円以上ぐらい
  5. 最新          100万円以上

上記のヤフオクトラクターの特徴は以下です。

  1. 素人が仲介して取引
  2. ほぼ未整備
  3. オイル漏れやサイドロータリーチェーンケース劣化の情報がない
  4. 各オイルシールの交換情報
  5. オイル交換の情報がない

※トラクターの整備項目については農業機器メンテナンスの本で確認

トラクターはたいへん頑丈に作られているのでなかなかエンジンが壊れることはありませんが、日ごろのメンテナンスやロータリーの操作がうまい下手でひょっとしたら致命傷を負っている可能性があります。(交換となると20万円以上)

たぶん僕みたいにこれから農業を始めようと考えている人は、トラクターのことがよくわからないので、とりあえずヤフオクで安く購入しようと考えてしまいますが、これはかなりのリスクを負うことになってしまいます。

どうしてもヤフオクで購入しようと考えた場合は、見た目がかなりきれいなトラクターをお勧めします(おそらく大事に使ってきて納屋で保管していたと思う)。もしくは最近メンテナンスをしたなどのコメントがあるものが良いと思います。

まあでも、トラクターについてはヤフオクはちょっと怖いな~と思いましたので、ちょっと高くなりそうですが確実に整備された中古専門の業者からトラクターを購入することも考えたほうがよいと思いました。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

なお新車なら150万円します。orz