実験9
2/14 前回から約一ヶ月間、圃場整備で時間が全くなかったため報告できませんでしたが粟屋農場 自然栽培研究課 実験部の報告です。
粟屋農場実験報告
- 大根の大ちゃんです。・・・・・・・11/4播種 生後102日 品種:和歌山大根(固定種) 無肥料無農薬栽培 条件:保温のためビニール2枚
いやーどんどん大根らしくなってきました。
このまま大きく育ってほしいところですが、まことに残念なことにここ最近ものすごく暖かい日が続いたためか生育半ばでとう立ちを始めてしまいました。orz
まあひょっとすると狭いビニールで育てていたので、生長中の葉っぱが行き場を失い、大ちゃんがこれ以上大きくなれないことを悟ったため、子孫を残すプログラムが働いたことも考えられます。
ちょっと失敗しましたが貴重なデータを残してくれました。
きっとここから美しい菜の花を咲かせることでしょう!!
せっかくなので自家採取します。
ありがとう大ちゃん - キャベツ・・・・・・・11/4播種 生後102日 品種:中生成功甘藍(固定種) 無肥料無農薬栽培
これもここにきて急激に生長を始めました。
20cmは超えていますので順調に生長中です。
春にはおいしいキャベツになってくれそうです。
それにしても無肥料で硬い採石場みたいな土なのに良く生長してくれています。(3個植えましたがこれだけ勢いよく育っています。)
運よくこの種は不毛の大地でも育っていけるだけの遺伝子を兼ね備えていたということでしょう!!
もちろん自家採取しますので、頑張って結球してください!! - 小松菜・・・・・・・11/4播種 生後102日
小松菜に関しては暖かくなってから急激に大きくなってきた印象があります。
ここまでくれば、ビニールは必要ないと思いますのではがしました。
見た目は自然農法特有の淡い緑色をしています。(だって自然農法だもん)
考察
目立って大きくなってきた3種を報告しました。
見た目はどれも淡い緑色をしていて、とてもスーパーで売っているような暗い緑色はしていません。この違いは何かというと、葉が蓄えている硝酸態窒素濃度が濃いか無いかの違いです。
スーパーで売っている化学肥料や有機肥料で育った野菜にはよく硝酸態窒素が大量に存在しているものがあります。見た目がものすごく深い緑のやつです。食べるとかなりの苦味があります。それが硝酸態窒素です。はっきり言いますが硝酸態窒素は大量に摂取すると中毒死します。(小さい子供はとくに要注意)外国では硝酸態窒素濃度については厳しい規制がありますがなぜか日本にはありません。
まあ、規制があると農家は肥料を使用しなくなりますので結果的に、自然農法を行うようになるため虫がつかなくなり、農薬も使用する必要がなくて、肥料農薬で儲けてきた農協はお手上げ状態になってしまうことから、いままで自民党と農協がべったりの時代は全く規制することはありませんでした。
なので自民党から民主党に政権が交代しましたので、ぜひ健康のために規制をかけてほしいものです。
「実験9」への2件のフィードバック
始めまして。
3年前に脱サラで、新規就農しました56歳の耕作面積10aの芋苗生産農家です。
粟屋さんは、新規就農で1haの耕作地を確保されるとはスゴイですね。
粟屋農場のホームページがオープンするのを楽しみにしています。
徳島の芋苗生産農家
豊田年男さん
始めまして、コメントありがとうございます。
就農3年目ということは大先輩ですね。
今後ともご指導のほどよろしくお願いいたします。m(__)m
いや~気が付いたら畑は1ha集まっていました。(笑い)
一気に全面使用することはありませんので、地力が弱そうなところは土壌改良を行いながら徐々に耕作していこうと思います。
あとは、新規就農希望者仲間もいますので、まあ問題はないでしょう!!
早く出荷できるように頑張りたいと思いますので今後ともよろしくお願いいたします。