粟屋農場の稲作り

粟屋農場の稲作り

前回お伝えした通り、今年は稲を1.5反作る予定です。もちろん初めて作るのでうまくいかないとは思います。
まあ1反あたり6俵取れれば上出来と考えて作ろうと思います。(この近辺では平地で11俵はとれるとのことです。)

今回お借りする土地の条件は

  1. 地下水が圃場の真下に流れていて、かなり水はけが悪く条件は最悪
  2. 毎年大家さんが草刈りと鋤きをトラクターで行っているが、水分が多いために簡単にはまってしまうとのこと。
  3. 灌漑は地下水をせき止めて溜め、(説明しずら!!)満水に10日必要。(すぐに水がたまらない)
  4. 地下水は夏冷たいためおいしいお米ができる

上記をみる限り通常の圃場とはだいぶ様子が違っているため、どう考えても慣行農法など一般のやり方は通用しません。(やりませんけどね)

そんなわけで、やり方をいろいろ考えましたが、トラクター耕起は難しいために不耕機自然農をしようと思います。

稲作りの参考書を探すために県立図書館へ行ったところ乾田不耕起直播栽培という面白い本を見つけました。
以下、要点を書きます。

  1. 圃場は一切耕起しなくてもよい
  2. 苗も作る必要はない
  3. 水をためず、畑のように種を直播する。
    1. スズメに食べられないように3cmほど土中に完全に埋める
    2. 3cm以上埋めると発芽しなくなる恐れがある
    3. 3粒ぐらい点播する
  4. 苗がある程度生長したら水をはる
  5. 中干しを一切行わない

なお、一般的なやり方は下記です。
http://www.tanbo-kubota.co.jp/watching/

う~む、稲づくりもいろいろな方法がありますね。さらに自然栽培や自然農などでもやり方は違います。

結局思ったのは、稲は何やってもそれなりに育つということです。(緑肥などの窒素比の高いものを鋤き込んでしまうと腐敗して稲が育たないので要注意)

では、実際どのような工程で行うのか?
上記を前提に今度行う予定の自然農の手順を簡略することを考えました。

  1. 3月畦塗
  2. 4月圃場の水平を確認する(一回水を入れる)
  3. 水を捨てて圃場を乾かす
  4. 5月圃場の除草刈った草は敷いて枯らす
  5. 5月中旬播種、その上に刈って枯れた雑草で覆う
  6. 6月上旬除草
  7. 6月中旬灌漑開始深水にする(水は溜めたままで中干しはしない。むしろ冷水を掛け流し続けて雑草を抑制する)
  8. 定期的に除草(ホーなどでひっかく程度)
  9. 9月稲刈り

ここでのポイントは苗床を作らないで直播することです。除草については川口さんや木村さんの本を参照しています。

ということで、収量が6俵であれば自然農の収量が6俵~7俵ぐらいなので、大成功と言えるでしょう(たぶん行くね)
そして自然農の苗床作りを省いた点で評価されることになるでしょう![わーい(嬉しい顔)]

イネ科はやせた土地でも育つので無肥料でも立派に育つことでしょう!![わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

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