実験6

実験6

12/16 二週間ぶりの粟屋農場 自然栽培研究課 実験部の報告です。[わーい(嬉しい顔)]
先週から曇りの日が多くてやや寒い日が続いています。
明日からは山口地方も本格的な雪の予想が出ていますので、いよいよ冬本番に突入です。

粟屋農場実験報告

  1. 大根の大ちゃんです。・・・・・・・11/4播種 生後43日 品種:和歌山大根(固定種) 無肥料無農薬栽培
    大ちゃん
    いやーずいぶん立派になってきました。[わーい(嬉しい顔)]
    本葉が全部で4枚。
    それにしてもきれいですね。
    来月ぐらいから根が太りだし、きっとおいしく生長することでしょう!!
    しかし残念ながらこの種は自家採取予定ですので食べることはありません。 orz
  2. その他の大根 播種11/10 生後 35日
    ダイコン
    前回の大ちゃんぐらいの大きさになったものが何個かあります。
    ただ残念なことにヨトウ虫の被害が発生しました。

    ヨトウ虫
    最初に出る双葉のうち一つが切られて食われています。
    よく見ると手前に残骸があります。
    こいつを食べたヨトウ虫は被害があった朝に土をほじくり見つけ出し駆除しました。
    しかしこれ以外にも何個かこのヨトウ虫に食われています。orz
    ヨトウ虫一匹でも苗が小さいうちは結構被害は出てしまいます。
    本来はこの時期はヨトウ虫がいないはずなのですが、どうやら進化している気がします。

  3. かぶ・・・・・・・11/4、11/10播種  品種:みやま小かぶ(固定種) 無肥料無農薬栽培
    スーパーカブ
    前回同様、走り始めたカブの生長の勢いはすさまじくずいぶん大きくなってきました。[わーい(嬉しい顔)]

    カブ2
    ひとつだけ飛びぬけています。
    これは、日当たりが良いことが一番の原因でしょう!!
    大根とは違いひとつだけなので、もしかしたら突然変異かもしれません。
    スーパーカブと命名しましょう!![わーい(嬉しい顔)]

  4. ホウレンソウ・・・・・・・11/4播種 生後41日 品種:あかねホウレンソウ(固定種) 無肥料無農薬栽培
    ホウレンソウ2
    こちらはあまり生長していません。orz
    完全無肥料、無窒素の状況だと生長はとても遅いようです。
    ホウレンソウはこの環境下では難しいのでしょう。
    しかし本葉がだんだん大きくなり始めましたので、
    ここからの生長は大ちゃん同様に早くなることを期待します。
    植物の葉っぱはだいたい2乗のペースで大きくなっているように見えます。
  5. キャベツ・・・・・・・11/4播種 生後41日 品種:中生成功甘藍(固定種) 無肥料無農薬栽培
    キャベツ
    こちらも徐々に生長のペースが速くなってきました。
    キャベツはたくさんの肥料を必要としますが、完全無肥料無窒素の環境でも育つようです。
    期待大です。
  6. ソラマメ・・・・・・ 10/22播種 生後55日 品種:不明(固定種) 無肥料無農薬栽培
    ソラマメ
    この時期にしてはちょっと大きくなりすぎましたね!!
    越冬できるか心配です。
    あす以降の雪が心配になってきました。
    ソラマメ2
    依然としてアブラムシはいます。
    黒い点々がそうです。
    まあソラマメ自体は全く健康なので、今のところアブラムシは害虫ではないようです。
    きっと何かの拍子にソラマメが弱ると食われてしまい結果的に害虫ということになるのでしょう!!

考察
大根はどの種も大ちゃん同様の生長を行うようです。
今のところ全く無肥料でも順調に健康に育つことがわかりました。
生長速度もけっこう早いです。

かぶについては、日当たりの悪いところに植えた種の生長は遅くなるようです。
本来の播種時期から約2カ月遅いことで気温が低すぎるのも原因と言えるのでしょう。
なのでスーパーカブの頑張りはすごくて、きっと寒くてやせた土地でもよく育つ遺伝子を持っている可能性が高いことから、絶対に自家採取したいところです。

ホウレンソウはどれも似たような感じの生長速度です。

キャベツはこんなもんでしょうか?
なんせ播種から収穫まで半年はかかるとのことです。

実験は不耕機で行っていますが、最近読んだ木村先生の本のように、荒く耕機した土壌でも実験してみたくなりました。
寒いですがビニール内でまた何か播種してみようと思います。

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