やまぐち就農支援塾2日目

やまぐち就農支援塾2日目

11/18 晴れ[晴れ] 昨日の悲惨な天候から一転晴れました。
しかし気温は真冬並みでとても寒い一日でした。

本日の講義内容

果樹

  1. ブドウの幹の皮むき(剥皮処理) ・・・・・・・・午前

    虫(おもにカミキリムシの幼虫)が幹の皮の裏に居る可能性があるため、
    収穫後のこの時期に皮を全てはぎ取り、幼虫が居ないかチェックします。
    あと病原菌が皮に付いている可能性があるため剥ぎます。
    ブドウの木はまるで裸の状態になります。(寒そう)

    感想
    剥ぐのは意外に簡単です。
    ブドウは裸同然ですが大丈夫なんでしょうか?
    かなり寒そうです。

  2. 梨の木の下に牛フン堆肥を入れる・・・・・・・・・・・午後

    木の根元から東西南北の南部分2mの位地に1m×0.5m×0.5mの穴を掘り、
    梨の細い根に対して肥料をあげるために掘った土に堆肥を混ぜて埋め返します。
    穴を堀った時に露出した梨の根ははさみで切ります。(断面をきれいにする)
    来年は西側を掘ります。毎年時計回りに穴掘りの位置が動いていきます。
    (これは梨に負荷がかからないようにするため毎年1箇所掘るようにしているそうです。)

    感想
    梨などの果樹に肥料をあげるやり方を初めて知りました。
    スコップで掘りましたがかなりきついです。重労働です。
    果樹の場合は年中生えてますので野菜のように圃場に肥料を混ぜ耕耘できません。
    よってこのようなやり方が考えられたようですがすごいですね。良く考えていますね。

    ちなみにここでとれた梨をいただきましたが、めちゃめちゃ甘かったです。
    柿もいただきましたが糖度は19.5度でした。市販のものよりかなりおいしく感じました。
    この大学内で作られた完熟牛フン堆肥を使用していますので、
    最上の有機農法のといって感じです。(農薬を使っていなければね)

  3. 学生の研究発表

    山口県産の大島温州ミカンを使った実験で環状剥皮を行い糖度を上げ、新芽を切って一年間休ませることでみかんサイズL、Mが一番多くなるようにする研究です。
    環状剥皮はみかんの幹に幹の直径÷15の幅の輪を掘り、これによって葉でできた養分を根に一時的にいかないようにして、実に栄養が行くようにする技術です。
    これによって糖度を上げます。

    感想
    ブドウなどにも行われている技術とのことですが、もうすごいですね。
    行きつくところまで行っている感じがします。
    市場での取引は普通の温州ミカンと同じなので、出荷できる収量を増やし、収益を上げる方法だそうです。
    ちなみに年末までが高値で売れ、年を越すと安くなります。

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