民主党へ提案
自然農を志す者にとって耕作放棄地は宝の山との認識ですが、自然農を知らない人にとっては、厄介な存在のようです。
僕自身も自然農を知るまでは、耕作放棄地は以下の概念がありました。
- 一度荒廃すると元に戻すのに多大な労力が必要になる。
- 耕作放棄地には害虫がうようよ住んでいて、田畑への供給源になっている。
- 食糧自給率の低下につながる。
- 農業人口の高齢化に伴う現象である。
- 耕作放棄地など余っている土地がたくさんある一方、農業予算で農業と関係のない諫早湾を埋め立て、農地を拡大させたことはたいへん腹立たしい!!
とまあ、こんなところでしょうか。(ここにもそんなようなことが書いてあります)
ところで、ネットのニュースで事業仕けの対象に耕作放棄地再生利用緊急対策が含まれているとのことでした。
そこで耕作放棄地再生利用緊急対策ってなんだろうと確認したところ、耕作放棄地を国がお金を出すから、とにかく耕せとのことらしいです。(結論が全く分からない内容です)
まあ、これが決まったのは自民党時代なのですが、仕事のない土建業者に生産はしなくてもいいから耕作放棄地を耕せばお金を出しますよ、といったところなんだと思います。
とりあえず中止になりそうなので、宝の山(耕作放棄地)の破壊はほとんど行われずに済みそうです。
農業問題で一番やらなければならないことは、生産物を国が補助金で買いあげることだと思います。
実はアメリカは自国の生産の作物を国が補助しているとのことです。
(福岡正信先生 無Ⅲより 30年前の話で今はどうだか)
そして、安値で日本に毒塗オレンジを輸出しています。
上記を考えると、自民党は農家へ直接お金をあげずに諫早湾を干拓して、漁業を破壊し、農業も衰退させ、食糧自給率をさげ、そしてアメリカ様から食糧を輸入するような環境を作っていたとしか思えません。
これから民主党に変わり農業政策も大きく変わるようですが、耕作放棄地をこれから使用する就農者には是非とも助成金を出してほしいです。
こうすれば自然農の農家が増え、化学物質0の作物を国民が食べるようになり、病気(癌など)、アレルギーが減り、医療費も減り、国家財政も潤い、良いことだらけです。
ということで、明日は財団法人やまぐち農林振興公社 担い手支援部 定住就業支援課 主催の就農ツアーがあるので、ここの担当者のO氏(高校の同級生)に耕作放棄地再生利用緊急対策について確認することにしましょう!!
粟屋農場では現在耕作放棄地をさがしていますので、もしかしたら何か良いことがあるかもしれません。