転換速度の研究

転換速度の研究

9/19  [晴れ][曇り]曇り時々晴れ  気温32度 湿度低

今年春にトウモロコシを植えた熊坂の圃場です。

圃場内に有機物がなく微生物による窒素供給がなかったため、まったく育ちませんでした。orz

大山路の圃場ではトウモロコシは良く育ちましたので、明らかに地力がないことがわかります。

熊坂

ここは大家さんが10年以上耕作を放棄されていた場所ですが、その間ご丁寧に雑草が少し生えてはトラクターで耕耘を繰り返されていました。

結果はトウモロコシはほとんど生長しませんでした。

現在は大山路の圃場をメインにしていますが、こちらは作物はめちゃめちゃ生長しています。

大山路と熊坂の圃場の違いは以下です。

  1. 大山路・・・大家さんが草をぎりぎりまで生長させて夏に草を刈ってそのまま放置することを10年繰り返した。
  2. 熊坂・・・・・大家さんがちょっと芽のでた雑草をすぐにトラクターで鋤き込むことを10年繰り返した。

どちらも耕作放棄地には違いないんですが、作物の生長は天と地ほどの差が出ています。

そこで、熊坂の圃場を自然農法が行えるように転換しなければならないのですが、自然栽培流の転換方法ではおそらく作物がよくできるようになるまでに5年ぐらいかかってしまいます。

そんなに待てませんので、できるだけ早く自然栽培5年目の状態にして使用したいため、EM菌を使った転換方法を試したいと思います。

まあ、これは炭素循環農法なのですが、圃場の雑草を一旦刈って枯らせて、EM菌を培養して圃場に播いて枯れ草と一緒に鋤き込みたいと思います。

これによって冬の間に微生物が圃場全体に繁殖して豊富な状態になるはずなので、来年春からは植えればなんでも良く育つ圃場になるはずです。

ただ、写真を見る限りでは鋤き込む草の量(圃場の雑草)がちょっと少ないように思えますので、まずはこの秋に草をEM菌と一緒に鋤き込み、地力を挙げた上にさらに雑草をぼうぼうにして、それも鋤き込んでから野菜作りをしたいと思います。

なので早くてしよう開始葉来年夏からということになりそうです。

結局転換には1年かかりそうです。

今回全く地力の無い圃場をかりてしまいましたが、これはこれで転換速度の研究が出来そうですので、貴重なデータとなりそうです。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

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