微生物の働きを理解していればなんでも出来る
9/6 曇りのち雨 気温28度 湿度高
台風がなかなか通過せずに昨日から風が吹き荒れて午後から雨です。
おかげで何十日もつづいた気温が33度以上の地獄の猛暑が今日で終止符!!
いや~気温28度がこんなに涼しく感じられるとは思ってもいませんでした。
午後からは風も収まり本格的な雨!!
畑は今朝まで乾燥していましたので、これでしばらくは大丈夫でしょう。
五角オクラ(B圃場:EM菌炭素循環農法)
オクラはF圃場(自然栽培)でも作っています。
比較する目的で作っていますが、安定して育っているのは写真のB圃場のほうです。
B圃場は開墾時にあらかじめEM菌を散布してからスタートしています。
F圃場に比べて、ここの土壌は微生物が少ない気がしましたので、サイオンEM菌を培養して36Lをジョウロでまんべんなく播きました。
以降は雑草を枯らして鋤き込んだだけなのですが、予想通りの好成績です。
ちなみにオクラの左側(トラクターで耕耘した部分)ではトウモロコシ(スイートコーン)を4条作った場所ですが、畦に近い部分ではトウモロコシは全く育ちませんでした。
理由はEM菌をきちっと端まで散布していなかったためで、このため微生物が少なかったことが原因で窒素供給が出来ずに良く育たなかったようです。
上記の結果から言えることは、開墾時にもしEM菌を散布していなければ、B圃場では潜在的に微生物が少ないために、おそらくオクラは写真のようには育っていなかったのではないのかと考えるれます。
F圃場のように開墾当初から微生物が豊富である場所は、草を刈って枯れ草を鋤き込むだけで、即、自然農法(自然栽培)を行うことができますが、もし、開墾する土地に微生物がいないような状況であれば、上記の方法で簡単に転換することはできます。
但し、サイオンEM菌は有機JAS認定商品なので、B圃場の作物は一定期間有機農法になってしまいますが、何年間もトウモロコシのように何も出来ないよりは、この方法がベターだと思います。
まあ、EM菌を使いますが考え方は有機農法とは全く違う、微生物を生かした土作り=自然農法(炭素循環農法)です。
なので、有機農法ではないんですがね。(理解出来るかな~)
ということで、B圃場ではすでに微生物が豊富な状態(自然栽培5年目ぐらいの状態)になりましたので、以降はEM菌を使うことはありません!!
草を枯らして鋤き込むのみです。
結果的に、開墾してから2,3カ月で自然栽培5年目ぐらいの状態になりましたので、これほど楽な方法はないと言えるでしょう!!
※この方法は5年ぐらい耕作放棄された農地では有効です。慣行農法や有機農法を直前まで行っていた畑ではたぶんすぐの転換は難しいと思います。