雑草を収穫
8/13 曇りのち雨 気温30度 湿度高
梅雨明け後の猛烈な酷暑がひと段落ついたようで、今日も午後から雨で涼しい!!
乾燥で限界に近かった圃場に水分がたっぷりと補給されやれやれといったところです。
粟屋農場は自然農法を実施していますので、ほぼ灌水はしていません。(にんじんの発芽には灌水しています)
理由は根を育てるためで、灌水をたっぷりしてしまうと根が育たなくなります。(とは言っても慣行や有機農法と同じぐらいの根の長さになります)
灌水しないと、水分を求めて根が張っていきます。
灌水しすぎて作物の根が短くなった場合は、土壌中のミネラル(リン酸カリなど)の量が慣行農法や有機農法に比べると自然農法の土壌では1/10以下しかないため、生長に必要なミネラルの量が確保できなくなり、生育障害が発生してしまいます。(逆にいえば慣行や有機農法では灌水してもOK)
なので、慣行や有機農法の根の長さよりも2倍強ぐらい長くする必要があります。
これは、体積比で考えると 2強×2強×2強=約10
よって、体積比約10倍の根(長さ2倍強)であれば土壌中のミネラルの量が慣行や有機農法の1/10の土壌でも吸収力が10倍あるなので、問題なく育つことができます。
これは雑草と同じように育てていると思えばよくて、理想は土手や畦の雑草です。
全くの無肥料にもかかわらず、これらは刈っても刈っても毎年恐ろしいぐらいに生長しています。
何にもしなくても病気で枯れることはなく、虫で全滅することもなくて毎年旺盛に生長してきますので、野菜もこれと同じように育てれば、無肥料、無農薬、無灌水でも元気に育ってくるはずです。
ということで、今日の収穫
サニーレタス、サラダ菜、五角オクラ、島オクラ、真黒ナス、伊勢ピーマン、きゅうり
どれも色つや良く健康で雑草のようです。
いろいろ取れ始めましたね!!
いや~良かった