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Tag: トラクター 初期投資 就農 ローリスクハイリターン

初期投資について

初期投資について

新規就農者にとって最も頭の痛い問題は農業機械が高すぎるということです。
たとえば、田んぼで新規就農する場合は最低限以下が必要になります。

  1. トラクター
  2. 田植え機
  3. コンバイン

田んぼの場合は広さが5町以上ないと経営が難しいといわれています。
そうなると、どの機械も大型のものにせざるをえないため、最終的には1000万円以上になってしまいます。
これでは、就農できる人はお金がある限られた人になってしまいます。

ちなみに今流行りの野菜の少量多品目生産を目指した場合はどうかというと

  1. 自然農の場合

    ほとんどお金がかかりませんが軽トラが必要になります。
    この場合は新車を買ったほうが維持費は安くなるかと思いますので、
    4WDスバルサンバーで80万円ぐらい?
    他の農機具(草刈り機、くわ、スコップ、空コンテナ等)や種代、土地代などを考えると
    最低100万円は必要かと思います。
    まあ、軽トラをけちって中古で30万円(整備費込)でもいいんですが。(すぐ壊れそう)
    自然農の場合は収入の上限がだいたい250万円ぐらいなので、リスクは低い分リターンは少ないです。

  2. 自然栽培の場合

    最低15馬力のトラクターは必要
    価格は1馬力×10万円 なので150万円です。
    軽トラ30万円
    他の農機具20万円
    ビニールハウス 50万円
    250万円必要になります。
    しかし、得られる収益は栽培がうまくいけば自然農の2~3倍といったところでしょう。
    ハイリスクハイリターンです

  3. 有機農法の場合

    最低15馬力のトラクターは必要
    軽トラ30万円
    他の農機具20万円
    肥料代(かなり必要)
    ビニールハウス50万円
    280万円必要になります。
    栽培方法は慣行を参考に行えますが虫や除草がたいへんです。
    得られる収益は自然栽培よりは多いでしょうが利益はコストがかかるため低いかも。
    しかし、就農していきなり安定した収益は狙えますので、
    リスクは自然農、と自然栽培よりは断然低いと思います。
    その代わり作業はたいへんです。

    ※上記はあくまで販売路が確保されている場合です。

積極的に自然栽培でリターンを狙うにはトラクターの150万円が必要になります。
しかも自然栽培は誰もがうまくいく方法ではありません。
調べる限り理論はわかっていても結局はその土地にあった栽培方法を見つけないといけません。
なので、何十年もうまくいかないことだって考えられますので、トラクター150万円がずっと重くのしかかることもあります。
リスク分散で自然栽培と有機農法をするのも一つの手かもしれません。
結局は収益を狙うにはトラクターは必要です。

まとめると、以下の関係になります。

リスク大=初期投資が大きい
リスク小=初期投資が低い

理想的な関係はローリスクハイリターンですので、初期投資をできるだけ抑えることができれば、ローリスクで高い収益は狙えます。