微生物のみで窒素供給する農法はすべて自然農法です
12/23 雨のち晴れ 気温15度 湿度低
ドシコ:ブロッコリー(F圃場:自然栽培)
写真だとあまり違いはわかりませんが、右畝のブロッコリーの方が生育が早いです。
同じF圃場なのに畝の作り方や管理方法の差で生育速度に若干の違いが出ています。
右側は発芽耕起を行って、土寄せを積極的に行いました。
なので、土中に供給される酸素の量が多いため微生物の働きが良好になり、窒素供給が増えて結果的に生長が早いように思えます。
但し、酸素の量が多いということは、消費する燃料も多くなるということになるので、事前に大量の炭素資材を鋤き込む必要がありそうです。
ちなみに、このF圃場に関しては開墾時に大量の炭素資材を鋤き込んであるので、そう簡単に燃料が枯渇することはないとはないと思います。
ということで、ブロッコリーが大きくなれば大量の根(炭素)が地中に供給されるので、今度は何も鋤き込まなくてもブロッコリーの根だけで微生物の餌は足りて次の作物がよく育ち、さらにその根が微生物の餌となり・・・・・・を永遠繰り返していきますので結果的に何も鋤き込まなくても作物はよく育ち続けることができます。
上記のような考え方を炭素循環農法と言います。
—————–粟屋農場は自然農法を実践中————————-
粟屋農場ではEM菌を開墾時に投入したABCDJK圃場についてはEM菌炭素循環農法とし、EM菌その他一切の資材を投入していない圃場(枯れ草のみを鋤き込んだ圃場)を自然栽培と定義しています。
しかしながらブログではF圃場は自然栽培であると言っていますが、土作りの考え方は炭素循環農法で行っています。(EM菌を添加しなければやっていることは自然栽培と同じなので、メジャーな方を使用しています。)
自然栽培は商業的に(たとえば本などで)普及しているため、わかりやすいので使用していますが、実際は粟屋農場では全ての圃場で炭素循環農法を実践しています。
でも、炭素循環農法といっても世間では通用しないので、粟屋農場では自然栽培や炭素循環農法の大元である自然農法を実践していると説明しています。
自然農法の中の炭素循環農法を実践中が正しい言い方なのかな?