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Month: 2010年5月

雑草のように

雑草のように

5/21 晴れ [晴れ] 気温29度 湿度高

雨上がり後の蒸し暑い晴れの日です。

このような日はわずか一日で作物は驚くほど生長しますが、雑草も生長してしまいます。orz

粟屋農場は自然農法なので除草剤は一切使用しないため全て手で除草しています。(朝5時からやっています。かなり大変です)

そんな中、先月末に播種した豆類が元気に生長しています。

———-自然農畝(D圃場)————–

まめ

ここは自然農の畝ですので、何回か草を刈ってそのまま敷いています。(自然農の基本)

豆は痩せ地で良く育つため、無肥料で播けばよく育ちます。(かなり簡単)[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

今まで一切灌水していませんが立派に育っています。(灌水すると根が育たないため灌水は不要)

ちなみに、葉物野菜も植えてみましたが、地力不足でほぼ全滅だったため、急きょ豆に切り替えました。(全体の6割)

葉物を植えると圃場の地力が良くわかります。

育たない場合は地力不足なので、大豆を播いて窒素を供給します。

———–H圃場(自然栽培)———

かぶ

H圃場(自然栽培)の間引いた蕪です。蕪は肥沃な土地で育つとされますので、ここは地力があります。

但し雑草も良く育つため除草がたいへんです!!orz

ちなみに、今日塩もみして食べましたが、非常にすっきりした味で、めちゃめちゃうまいです。さすがは自然栽培の蕪、何個でも食えます。

このおいしい蕪の収穫がしばらく続きますので、毎日が楽しみです。(これを食べ続けるとスーパーの蕪は食えなくなるでしょうね!!)

———–I圃場(自然栽培)———

にんじん

ここも雑草がひどいのですが頑張って除草しています。にんじんですがだいぶ大きくなってきました。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

無肥料でも立派に育ちます。

自然栽培のにんじんを作るのが今作のテーマですので、非常に楽しみです。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

子供はにんじんが大嫌いですが、それはスーパーで売っている慣行のにんじんだからで、自然栽培のにんじんは慣行の味とは180度違います。

今のところ何種類か野菜を作りましたが無肥料でどれも本当によく育ちます。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

まあ、雑草も無肥料でも立派に育ちますので、雑草のように育てれば野菜も良く育つようですね!![わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

芽が出た

芽が出た

5/20 曇りのち晴れ[曇り] [晴れ] 気温26度 湿度高

昨日の豪雨の激しさを物語っています。(注意 : 写真は隣の方の耕作放棄地)

隣

この右側に我らが自然農法プロジェクトの水田があります。

家

ここは水はけをばっちり行っていますので、写真のように灌水することはありません。

籾を直播するために意図的に乾田にしています。(もともとは写真のような感じのところです)

ちなみに先月4/25に籾を播種しました。

ササニシキ

そしてようやく芽が出ているのを発見!!(いや~長かった!!)[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

なかなか芽が出なかった理由は、最近まで夜の気温がとても低くくて日中の平均気温が15度を下回っていたためで、ここ数日は夜でも気温が高かったため、ようやく芽が出てきました。

周りではすでに田植えしていますのでちょっと焦っていました!!

しかも播種して約一か月経ったため、その間に雑草は伸び放題!!orz

ちょっと播種するのが早すぎたようです!!

自然環境下での発芽日はどうやら今ぐらいで、通常の育苗はビニールなどをかぶせて強引に発芽させますが、今回は単に籾を乾田に播種しただけでなにもしなかったため、気温が上がらない限り芽が出ず、たぶんこの方法だと今ぐらいに播種するのが正解のようです。

ということで来年の播種時期は5月半ばに決定!!

それにしても、雑草処理がたいへんです。

まあ、春冬の草はそのうち枯れるのでほっとけば良くて、水に弱い雑草もほっとけばよく、処理しなければならないのはそれ以外の雑草です。

理想を言えば雑草を刈ってすぐに播種して稲の芽が一番になるようにすれば、雑草の処理はそんなにたいへんではないのですが、現状は稲が最下位orz

さあどうしよう!!さあどうしよう!!(また人海戦術かなぁ)[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

自然農畝で炭素循環農法

自然農畝で炭素循環農法

5/19 雨 [雨] 気温24度 湿度高

昨晩から今朝にかけてスコール、こんなに大雨になるとは思っていませんでしたので、水はけを計算してなくて、昨日定植したA圃場はこのような状態になってしまいました。

A

下記は自然農の畝ですが、ここを作ったときに水はけ間で完璧にしておいたため、畝が灌水することはありません。

自然農

両方を比べてみると、自然農畝はなんて手間がいらないんだと思いました。

但し、弱点は不耕起なので畝になかなか地力つかないことです。

地力さえあれば、トラクターいらずの自然農はとても経済的で管理が簡単なんですが!!

ずっと前にブログで考えていましたが、開墾時に自然農の畝を作って、畝幅以下の管理機で毎回畝表面を耕耘すれば、畝立ても水はけもいちいち気にしなくてもよい農法ができそうな気がします。

地力については、初回にEM菌を散布して作毎に草を刈って枯らせて管理機で鋤き込めば、自然農畝を利用した炭素循環農法が可能なような気がします。

これは、畝の大きさの容器の中で堆肥を作って、その堆肥の中で作物を育てているような感じです。

一旦堆肥化してしまえば有効微生物が豊富な状態になるため、残渣や雑草を鋤き込む程度で発酵を維持できます。

こうなれば何を植えても育つ畝になります。(たぶん)[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

まあ、左から3番目の自然農畝は初回にすでに切れ込みを入れてEM菌を播いているので、微生物が豊富なためこのまま管理機で耕耘すれば行けそうです!!(管理機ほしい!!orz)

自然農の場合は圃場で管理するのではなく畝ごとに管理するので、少量多品目には管理がしやすいと思います。[わーい(嬉しい顔)]

(理想は自然農畝とトラクター耕耘圃場半々かな)

定植しました

定植しました

5/18 晴れのち雨 [晴れ][雨] 気温23度 湿度中

午後から約一週間ぶりの雨予報でしたので、朝5時からレタス、キャベツとカリフラワーの定植です。

定植

ここは最近開墾を行って、さらにEM菌を散布したA圃場です。(サイオンEM菌は有機JAS認定です)

EM菌の効果を確認するためにキャベツとレタスを定植しました。(キャベツは地力が必要といわれています。)

定植には灌水が必要なのですが、灌水施設はなく、雨の直前が有効なので、早朝に作業をしました。

定植用の苗は自分でセルトレイで育苗しましたが、無肥料育苗すると、苗は肥料を入れた場合の約半分ぐらいしか生長しません!!

原因は、無肥料栽培の作物は有肥料栽培と比べて、根が2倍近く張るためで、同じ大きさのセルトレイを使用した場合では、根の容量は同じになるため、相対的に本体は1/2になることが考えられます。

なので小さくて見えづらいですが、真中左の畝に小さい苗を定植しています。

まあ、EM菌が鋤き込んだ炭素資材を分解して発酵が進んでいけば、窒素の供給が持続できてあっという間に大きくなることでしょう!![わーい(嬉しい顔)]

ちなみに一番左の畝には昨日早朝に里芋を植えています。(里芋も地力が必要)

今回は定植を行いましたが、同時に点播きも試して比較してみたいと思います。

点播は育苗の手間がないので(そのぶん除草が必要ですが)どちらの作業が手間が減らせて有効なのか試したいと思います。

今しばらくお待ちください

今しばらくお待ちください

5/17 晴れ [晴れ] 気温26度 湿度中

朝

先週火曜日から今日までずっと晴れの天気です。

写真は先月上旬に開墾したH圃場(自然栽培)です。

畝はご覧の通り雑草だらけです。

一応除草はしていますが、、作物が雑草に勝っていれば良いので特に問題ありません!!

慣行や有機農法だと雑草が生えていると肥料の奪い合いになるため除草しなくてはなりませんが、自然農法は作物に必要な窒素の供給方法が違っていますので、雑草は生え放題でも結構なのです。

にんじん

これは隣のI圃場(自然栽培)のにんじんです。

背の低い雑草の上ににんじんの本葉がつき出ているため(雑草に勝っている状態)、日光が良く当たり生長速度も早いので特に問題ありません。

にんじんは湿気があった方が良く育つため、むしろこのような雑草があると都合が良いようで、ここ最近のからから天気にも適度な湿りをにんじんに与えてくれて、雑草がない砂漠のような畝よりもはるかに良く育っています。

今のところにんじんの発芽率は良くないですが、(おそらく40%ぐらい)良く生えているところと全く生えていないところの環境差は歴然としていますので、よく観察して秋作は修正して発芽率を上げたいと思います。

自然栽培のにんじんについては、有機農法のにんじんとも一味違っていて全く癖のないにんじんの味がします。(表現がむずかしいです)

早くおいしく育ってほしいです!![わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

ホウレンソウ

まだ若干小さいですが、ホウレンソウを収穫しました!!

(でもこのぐらいの大きさがおいしいです。)

ホウレン

網だらけのアブラナ科とは全く対照的で無傷です。

周りのホウレンソウと同じ科の雑草も無傷なので、この時期のホウレンソウは虫食いになることはないようです!!

早速胡麻和えにして食べましたが、いや~やられました!!

胡麻が負けるくらいとても濃くて甘い感じです。[わーい(嬉しい顔)]

近所のスーパーのホウレンソウとは全く違う味で、人生で未経験の味です。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)](ホウレンソウってこんな味だったの?)

昔ポパイがホウレンソウ食ってパワーアップしていましたが、まさに食べると力が湧いてくるような感じです。(スーパーのホウレンソウではパワーアップは無理です。)!!

このぶんだと、きっとにんじんもやってくれそうな気がします。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

このほかには大根、蕪も待っていますので、いや~楽しみですね。

※今は実験中なので出荷するほど作っていません、今しばらくお待ちください!!

アブラナ科について

アブラナ科について

5/16 晴れ [晴れ] 気温26度 湿度低

昨日水没したC圃場です。

上の田の荒かき完了後は乾き始めました。

水没

最近圃場が乾きすぎていたため、月曜に植えたトウモロコシがまだ発芽していませんでしたので、ちょうどよかったかも知れません!!

但し、かなりの量の水がこの下に溜まっているので腐敗が心配ですが、枯れた草のみ鋤き込んでいますので、腐敗することはないと思います。

但し、水分過多でトウモロコシが無事に育つかは微妙です。orz

来年のこの時期は田んぼ側の半分は使わずに何か水を一杯吸い出すような植物を植えようと思います。

H圃場(自然栽培)

ダイコン

上記は雑草まみれの大根です。大根が勝つ程度に除草しています。

除草については刈っては敷きの繰り返しを行って乾燥を防いでいます。

これは、自然農のやり方です。

コマツ

小松菜は収穫期なのですが、見ての通り網だらけです。orz

大根はそれほど虫食いはないのですが、小松菜、ビタミン菜、蕪は網になっています。

ホウレンソウ

アブラナ科に比べて、ホウレンソウはものすごくきれいです。

5日前に間引きしたとたんに大きくなってきました。

もうすぐ収穫です。

今回の実験ではアブラナ科のみ虫が狙い撃ちすることがわかりましたので、来年は寒冷妙などで防御して育てようと思います。

上が田んぼだと

上が田んぼだと

5/15 晴れ [晴れ] 気温21度 湿度低

ズンチャチャズンチャ♪♪

今日は久々ラッパークドウと熊坂で作業です。

クドウ

ラッパークドウ

ここは自然農法プロジェクトの水田からさらに奥に入ったところで、3月時点では水はけが悪くてとてもベチャベチャした圃場でしたが、暖かくなるにつれて水はけが良好になり、昨日畝立てを行って今日トウモロコシ(シュガーポイント)と枝豆を播種しました。

みた感じ全く有機物がなさそうなとても痩せた土地なので、トウモロコシが本当に育つかは見ものなのですが、どちらかというとトウモロコシは土壌改良のためなので、そこまでは期待していません!!

但し、今日植えた枝豆は痩せ地なので間違いなく立派に育つとは思います。

大豆のあとは大根やにんじん、蕪などが良く育ちそうです。

収穫期の夏にはここでビールを飲みながら収穫したトウモロコシを焼いて枝豆を食べるのが目標です。by ラッパークドウ(一番の目的は土壌が改良です)

まあ、わざわざキャンプ場に行くより、ここで夏に焼き肉食いながら収穫したトウモロコシや枝豆片手にビールを飲んでキャンプするのが田舎の特権みたいなものでしょうかね!!

粟屋農場の野菜です。

ダイコン

大根:一カ月でここまで大きくなりました。無肥料です。

カブ

蕪も無肥料です。本体が現れました。まるでこんにちは!!とあいさつしているようです。(但し葉の虫食いは多いです)

C圃場水没

C

隣の田んぼに水が入ったのですが同時にC圃場にしみだしてきました。orz

溝を切って排水していますがそれ以上に落ちてきています。

残念ながらここはこの時期は放棄せざるを得ません!!

さらに左のB圃場にまで影響が出そうな勢いです。

なのでC圃場全体で水を受け止めてB圃場に影響が出ないようにするしかありませんorz

C圃場は他に比べてなぜか土が硬かったのでちょっと疑問でしたが、毎年こんな状態なっていたことを考えると納得です。

昔ここら一体は川だったため圃場の底が石だらけとのことなので、底から水が抜けており、今のところこの状態を防ぐ手立てがないとのことです。

但し、荒かきすると水落ちは多少改善するそうです。(早くして―)

騙された日本

騙された日本

小泉政権の総括を一切メデイアは行いませんが、ネットでは行われています。

http://blog.livedoor.jp/toyonakasimin/archives/51598349.html

これを見ればはっきりわかりますね!!

あと、小泉さんは郵政の民営化を頻繁に唱えてさも言い出しっぺのようでしたが、何のことはない!!対日年次改革要望書に郵政の民営化をしろと書いてあったのでそれを実行しただけです。

結果は1000億円の簡保の宿をオリックスに105億円で売却、さらに郵貯銀行の株式上場させ、ウォール街の連中が株主になることで、郵貯資金350兆円でアメリカの国債を買う(アメリカに奪われる!!)

郵貯銀行については寸前で政権交代して阻止

まあ、一番ひどいのは、上記のブログに書いてありますが、日本のお金で日本の会社を買われてしまったことです。(こんなバカな話はないでしょう!!)

これによって、企業は黒字を常に計上するためにリストラをするようになり、結果は失業者の増大!!給料の削減!!貧困層の増大!!どう考えても経済は良くなるわけはありません。

しかしながら、民主党政権に代わり今までの悪政の逆を始めていますので、徐々に良くなっていくことでしょう!!

発酵で窒素供給

発酵で窒素供給

5/13 晴れ [晴れ] 気温22度 湿度低

今日朝から作業です。

今まではどちらかというと圃場整備でトラクターに乗りまわす日々が続いていましたので、作物の生育具合を見ることは余りありませんでしたが、除草作業を行っていると、にいろいろな発見があってとても勉強になります。

にんじんの苗が良く生えてる場所が畝のどのような場所に多いかや、アブラナ科の作物以外(ホウレンソウやレタスなど)は全く虫食いがないなど!!

やはり本で読むよりも何百倍も勉強になりますね。

———ブロッコリー———–

ブロッコリー

今朝、15日前に発芽したブロッコリーが立派に育っているのを発見!!

同じ仲間でずいぶん前にセルトレイに播種して育苗中のキャベツやカリフラワーよりもあっという間に大きくなっています。

やはり自然農法でキャベツ、カリフラワー、ブロッコリーを作る場合は、育苗するよりもこのように直播したほうが良いのかもしれません。

育苗するのに当然肥料は使いませんのでセルトレイでの生長速度はものすごく遅いです。(灌水も必要だし)

———圃場整備———-

F

5日前に雑草を刈ったF圃場です。

ここではトマトやメロンなどを自然栽培で作る予定なので、そのために草を刈って枯らせているところです。

自然栽培では、完全に草を刈らせてから鋤き込みますが、炭素循環農法の考え方では枯れ草(炭素)>青い草(窒素)比率が50:50以上であれば鋤き込んでもOKです。

明日、明後日ぐらいには鋤き込みます。(今日現在たぶん90:10以上ぐらいです)

鋤き込んだ後は、一旦寝かせて発酵の開始を待ちます。

発酵=窒素供給なのでこうなれば植物はよく育ちます(雑草も)

H圃場の野菜をみる限り、2週間ぐらいは寝かせておきたいところです。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

まあ、どうなるんでしょうかね!!

にんじんの状況

にんじんの状況

5/12 曇り[曇り] [晴れ] 気温19度 湿度中

今朝の自然農畝

自然農

今朝6時にI圃場のにんじんの除草作業を行いました。

ちょうど1カ月前に播いたにんじんの間引きおよび除草作業です。

除草

ちょっと見づらいですが、畝に4条播きにしたにんじんです。

2回に分けて播きましたが、残念ながら最初に播いたにんじんについては発芽率が悪くて30%ぐらい、間引きはほとんど必要ない状態です。orz

播いた状況は以下です。

  1. 雨の前日に播いた。
  2. 翌日の雨は嵐に近かった。
  3. 覆土をしなかった。
  4. 晴れの日が続き、畝表面が乾燥していた

この4日後に播いたにんじんは上記よりは生育や発芽率は良かったです。

  1. 雨のあとに播いた。
  2. 覆土をした。

にんじんについては播種後の灌水が絶対条件なのですが、灌水施設が全くないため、雨の前日を狙って播きましたが、これがどうも良くなかったようです。あとは適度に覆土も必要

春菊なども種が雨に打たれると発芽率が良くないようですので、おそらくにんじんも同じような状況だと思います。

ということで、次回は発芽率向上のために、雨後に播種して畝表面が乾かないように藁をかぶせてみたいと思います。