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Month: 2009年12月

大雪のばか

大雪のばか

先週末までの4日間、山口でも雪が降りましたが、ほとんど積もることはなく、地元の畑は無事のようでした。

しかし、残念なことに週末畑の大家さんと会う予定でしたが、山陰地方が大雪で戻られなかったため延期となり、いまだに交渉できておりません。
予定では、昨日に調印式を済ませて、今日から早速農作業にとりかかろうと思っていました。

まあ、この辺は天のシナリオなのでしかたありませんがそれにしてもタイミングが悪すぎます。

いまだに、どんな土地か、何か機材はあるのかなど基本的なことすらわからない状態で動きようがなく、大家さんも週末しか山口に居ないため会うことすらできません。

一体、いつから始動することができるのでしょうか?

この分だと年明けからになりそうです。

作業としては

  1. 水はけを良くするための水路の確保
  2. 以前が田んぼだったので安全のために枕畝を作り畝間掘り(約1ヵ月間)
  3. 1月下旬より育苗開始(できればビニールハウス)
  4. 2月上旬畝の草刈り
  5. 3月定植、播種

こんな感じでしょうかね!!

それはともかく、今日は地元のオーガニック店主催の忘年会に潜り込むことができましたので、自然農&自然栽培についていろいろお話しをうかがうことにします。

補償制度をあてにするな!!

補償制度をあてにするな!!

先日NHKで農業法人の特集をしていました。
近年、農業の法人化が進んでいましたが、その背景にはいろいろな補助金制度があったからのようです。
これは自民党が積極的に法人化させて大規模化を進めていたからなのでしょう。

では、大規模化することによって誰にメリットがあったのでしょうか?

大規模化することによって大面積を作付けしますので、当然大型の農業機械を購入します。
これによって何百万円単位のトラクターなどが飛ぶように売れ、農業メーカーが儲かったことが連想されます。
さらに細かい管理ができないことから農薬の大量使用が不可欠で大量の作物の出荷先はだいたい農協になりますので、農薬の購入や資材の購入、作物の中間マージンなどで農協も儲かったことが連想できます。

では、農業の大規模化によって農家は儲かったかというと決してそうではありません。
やはりたいていの農家はそんなには儲からないのです。(自分で販路を開拓できる方は違いますが)
ということでだいたいの農業法人は補助金で成り立っていたようです。(NHKの放送から)

なので自民党時代の農業政策というのは、自給率が全く上がらないことを考えると、大規模化というのは集票のために農協やメーカーに儲けさせそして官僚の天下り先を確保するのが目的であることが容易に想像できます。

民主党の小沢さんは自民党と農協とメーカーの癒着を断ち切ったと副島先生はおっしゃっていました。[わーい(嬉しい顔)]

ただし、民主党政権では農家へ戸別補償を行うことが決まっていますが、これはお米を対象にしていますので、僕のように野菜の多品目少量生産者には関係ありません。

お米に関しては5反以上作らないと戸別補償対象となる50万円以上の売り上げにはいかないと思いますので、田植え機、トラクター、コンバインなどをそろえるコストを考えるとリスクは高くなります。

ということで、いまのところ僕には関係はありません。orz

いずれにせよ、政権が交代したことによって農業法人は厳しくなっていくことでしょう。
というか、補助金とかをあてにした経営は初めからおかしな話で、うちの師匠のように何にも補償がないにもかかわらず高い売り上げを維持している人も居ますので、農業を生業にするには農政が変わっても全く影響を受けないような経営を行っていく必要があるのだと思います。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

自然農+自然栽培+有機農法

自然農+自然栽培+有機農法

最近は自然栽培についても研究してきました。
(木村先生の本を読んで元田さんのブログを読んだだけなんですけどね[わーい(嬉しい顔)]

結果わかったことは初期投資にお金がかかるということです。
トラクターを中古の20万円で手に入れたとしても機種が古かった場合は、サブソイラーや荒く耕耘する場合のロータリーを購入しても本体と合わない可能性があり、結局最新に近い高いトラクターを持っている必要がありそうです。(何百万?)

結局は最初に考えていた自然農が一番ということになりますが、自然農だと管理できる限界は3反です。(自然農学習会でプロに確認済み)
自然農の前提は石油を一切使わないで農業を行い自給が目的なのだから上記は当然なのですが生業にするには厳しすぎます。

そこで、自然農のやり方に自然栽培と有機農法をミックスすると手間が減り3反以上の管理とコストが下がるような気がしますので考察してみたいと思います。

自然農で一番手間がかかる工程

  1. 開墾時の畝立て
  2. 除草

以上です。

※ 開墾時の畝立てに関しては一旦作ってしまえば、後は永年使用可能なので除外します。

ということで、除草に関しては鎌で手刈りなのでとてもたいへんです。
ここが一番時間がかかる部分だと思います。
なので時間を大幅に短縮させるために自走式の草刈り機を使用を考えます。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

自走式の草刈り機を使用する場合は作物を育てている間の除草は無理なので自然農の工程では使用できません。
なので草刈り機が使用できる条件に合わせた作付けを考えなければなりません。

使用できる条件は当然ながら作物がない状態なので播種、定植前の状態になります。
この状態での草刈りには抜群の性能を発揮してくれることになるでしょう。

  1. 作付け前や前作が終わった段階で畝表面を草刈り機できれいにします。(根元近くまで雑草を刈り取ります)
  2. 刈り取った雑草を畝表面で枯らします。
    1. 畝表面と雑草を管理機で鋤き込みます。この際は表面ぎりぎりで荒いほうが良いです。しばらく乾かします。(乾土効果) ⇒ 畝整備終了
    2. 上記が無理な場合は草刈り機で刈った後にさらに三角ホーなどで畝表面のわずかな雑草をできるだけひっかき雑草を敷きます。乾かす必要はありません。
  3. 苗を定植
  4. 窒素目的の大豆を適度に播種します。(根粒菌が10個以下の場合、翌年は必要ない)
  5. 後は有機農法と同じで雑草との戦いです。

※管理機を使わないまでも鋭い刃の三角ホーなら雑草の根元近くをひっかくことができるので、管理機も要らない気がします。(買うと新品30万)

このやり方だと体力は必要ですが、トラクターは必要なく自走式の草刈り機のみということになります。
但し、種を直播する作物はどうしても雑草が勝てしまうため管理機のやり方がよいと思います。(ニンジン、ダイコン、カブなど)
乾土効果によって雑草の種が死滅しますので雑草は生えにくくなることでしょう。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

管理機については上記のような芸当(表面ぎりぎりで荒いほうが良い)ができるかどうかは疑問ですので工夫なり改造が必要かもしれません。
これは要チェックです。

このやり方によって有機農法に近いスピーディーな作付けや生育途中の雑草処理が可能となることでしょう。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

農業研修37日目

農業研修37日目

12/18 曇りのち雪 [曇り] [雪]気温4度 熊坂

熊坂
今日は雪が降る中での作業です。

本日の作業

  1. 大根収穫
    ダイコン
    大きくなった大根を収穫します。
    大根は引っこ抜くまで大きさがわかりません。
    首の大きさで判断します。
    ダイコン2
    なお大根は右に回りながら成長しますので、左に廻しながら抜くと引き抜きやすくなります。
    まあ地球が自転しているのでコリオリの力が働くのでしょう!![わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]
  2. 里芋収穫
    サトイモ
    ほとんど枯れた草だけになっています。
    黒くなっている茎が里芋です。
    この周りにスコップを入れ掘り起こします。
    ここで雪が強くなったため、収穫はコンテナ1箱分で終了しました。
    掘った芋が凍らないように!!
  3. 包装・・・・・・・・大根、白菜
    気温が3度ぐらいに下がったため、洗った大根が氷のように冷たくなり、包装しづらい状況でした。
    手がかじかみます。
    ぶち痛いです。orz
    なお、ここは井戸水なので水温は20度ぐらいとぬるく感じます。

一日を振り返って

  1. 寒いので休もうかなと思いましたが、寒さを体験するのも研修なので参加しました。
    この地区ではもっとも寒い日が今日ぐらいの気温なのでこれより下回ることはまずありません。
    普段通りの作業着で防寒していなかったため長時間の労働は厳しかったです。
    足先は極端に冷たくなります。
  2. 芋掘りは肉体労働なので、寒い日は肉体労働に限ります。(足先は防寒が必要)
  3. 極寒の中で作業はあまりやりたくないものです。
    まだ暑いほうがいいですね!!
    とにかく手が濡れてしまうとすぐに手が痛くなってきます。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]
自然農+自然栽培

自然農+自然栽培

まだ土地が手に入りませんが、最初は経費0の自然農を行う予定です。(その後自然栽培も行います。)
自然農は窒素については考える必要はありません。
亡骸の層が微生物の力で窒素分になりますので、亡骸の層に注意していればよいことになります。

ただし、去年まで普通の畑だったなど借りられる土地が数年間耕作放棄地ではなかった場合は、亡骸の層は期待できず窒素を考えなくてはなりません。

もし普通の畑の場合だと不耕機で地力が付くまでに5、6年はかかるようですから、何かしら窒素の供給が必要になってきます。
そこで、木村先生の大豆を作物と一緒に植えるというやり方を取り入れれば問題が解決しそうです。

自然農、自然栽培、MOA自然農法を並行して勉強していくことが粟屋農場成功のカギとなることでしょう!![わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

今回、借りられそうな畑は、5,6年草を刈っているだけの畑なので、草を刈ってそのまま畑に返していれば、自然農はそのままできそうですが、もし刈った草を外に持ち出していたとしたら、亡骸の層は期待できそうにありません。(ここは要チェックです)

もし、持ち出したとしたならば、自然農を行う場合に何らかの補いが必要になり、米ぬかや油粕が必要になりますが、そう簡単に無農薬、無肥料の米ぬかや油粕が手に入るわけはありませんので、別の方法を考えなければなりません。

ここで、活躍しそうなのが、木村先生の大豆を一緒に播種するやり方です。
この方法は共栄作物の一種ですが、木村先生の場合は戦略的に窒素を供給するのが目的ですので、どこか解釈が違います。
これを、自然農に取り入れたいと思います。

自然農では畝の幅を90~120cmにします。
広めの120cmにしておいて作物を2条に植え、そのど真中に大豆を植えるのがよいかもしれません。
木村先生の本だとさらに両サイドにも大豆を植えますが、5,6年は耕していないので草の根は結構土中に蓄積されて、微生物によって分解が進みそれなりに窒素はあるものと推測できます。
なのでそんなに大豆はいらないことでしょう!!

今回、土地が手に入り、上記のような条件であればこの方法を取ってみたいと思います。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

実験6

実験6

12/16 二週間ぶりの粟屋農場 自然栽培研究課 実験部の報告です。[わーい(嬉しい顔)]
先週から曇りの日が多くてやや寒い日が続いています。
明日からは山口地方も本格的な雪の予想が出ていますので、いよいよ冬本番に突入です。

粟屋農場実験報告

  1. 大根の大ちゃんです。・・・・・・・11/4播種 生後43日 品種:和歌山大根(固定種) 無肥料無農薬栽培
    大ちゃん
    いやーずいぶん立派になってきました。[わーい(嬉しい顔)]
    本葉が全部で4枚。
    それにしてもきれいですね。
    来月ぐらいから根が太りだし、きっとおいしく生長することでしょう!!
    しかし残念ながらこの種は自家採取予定ですので食べることはありません。 orz
  2. その他の大根 播種11/10 生後 35日
    ダイコン
    前回の大ちゃんぐらいの大きさになったものが何個かあります。
    ただ残念なことにヨトウ虫の被害が発生しました。

    ヨトウ虫
    最初に出る双葉のうち一つが切られて食われています。
    よく見ると手前に残骸があります。
    こいつを食べたヨトウ虫は被害があった朝に土をほじくり見つけ出し駆除しました。
    しかしこれ以外にも何個かこのヨトウ虫に食われています。orz
    ヨトウ虫一匹でも苗が小さいうちは結構被害は出てしまいます。
    本来はこの時期はヨトウ虫がいないはずなのですが、どうやら進化している気がします。

  3. かぶ・・・・・・・11/4、11/10播種  品種:みやま小かぶ(固定種) 無肥料無農薬栽培
    スーパーカブ
    前回同様、走り始めたカブの生長の勢いはすさまじくずいぶん大きくなってきました。[わーい(嬉しい顔)]

    カブ2
    ひとつだけ飛びぬけています。
    これは、日当たりが良いことが一番の原因でしょう!!
    大根とは違いひとつだけなので、もしかしたら突然変異かもしれません。
    スーパーカブと命名しましょう!![わーい(嬉しい顔)]

  4. ホウレンソウ・・・・・・・11/4播種 生後41日 品種:あかねホウレンソウ(固定種) 無肥料無農薬栽培
    ホウレンソウ2
    こちらはあまり生長していません。orz
    完全無肥料、無窒素の状況だと生長はとても遅いようです。
    ホウレンソウはこの環境下では難しいのでしょう。
    しかし本葉がだんだん大きくなり始めましたので、
    ここからの生長は大ちゃん同様に早くなることを期待します。
    植物の葉っぱはだいたい2乗のペースで大きくなっているように見えます。
  5. キャベツ・・・・・・・11/4播種 生後41日 品種:中生成功甘藍(固定種) 無肥料無農薬栽培
    キャベツ
    こちらも徐々に生長のペースが速くなってきました。
    キャベツはたくさんの肥料を必要としますが、完全無肥料無窒素の環境でも育つようです。
    期待大です。
  6. ソラマメ・・・・・・ 10/22播種 生後55日 品種:不明(固定種) 無肥料無農薬栽培
    ソラマメ
    この時期にしてはちょっと大きくなりすぎましたね!!
    越冬できるか心配です。
    あす以降の雪が心配になってきました。
    ソラマメ2
    依然としてアブラムシはいます。
    黒い点々がそうです。
    まあソラマメ自体は全く健康なので、今のところアブラムシは害虫ではないようです。
    きっと何かの拍子にソラマメが弱ると食われてしまい結果的に害虫ということになるのでしょう!!

考察
大根はどの種も大ちゃん同様の生長を行うようです。
今のところ全く無肥料でも順調に健康に育つことがわかりました。
生長速度もけっこう早いです。

かぶについては、日当たりの悪いところに植えた種の生長は遅くなるようです。
本来の播種時期から約2カ月遅いことで気温が低すぎるのも原因と言えるのでしょう。
なのでスーパーカブの頑張りはすごくて、きっと寒くてやせた土地でもよく育つ遺伝子を持っている可能性が高いことから、絶対に自家採取したいところです。

ホウレンソウはどれも似たような感じの生長速度です。

キャベツはこんなもんでしょうか?
なんせ播種から収穫まで半年はかかるとのことです。

実験は不耕機で行っていますが、最近読んだ木村先生の本のように、荒く耕機した土壌でも実験してみたくなりました。
寒いですがビニール内でまた何か播種してみようと思います。

農業研修36日目

農業研修36日目

12/15 曇り[曇り] 気温10度 熊坂
気温は低いですが元気に研修です。

今週末から雪の予報が出ています。
山口は温暖なイメージがあるようですが、ここはよく雪が降り積もります。
冬は結構寒いです。
次回は雪景色をお届けできるかもしれません。

  1. 収穫・・・・白菜 50個
    白菜21
    よく結球しています。
    白菜
    収穫は白菜を倒して包丁で根本を切ります。
    白菜31
    白菜を切ったあとに外葉をむきます。
    できるだけきれいな状態にして納屋にもっていきます。
    パリパリと音がしていかにもおいしそうです。
  2. 包装・・・・・・・・・・・・・・4時間
    1. 白菜
      虫などをチェックして包装します。
      時々ナメクジがいることがあります。
    2. カブ

一日を振り返って

  1. 今日は白菜の包装で時間がかかりました。
    これは小さい袋に無理やり詰めたため、なかなか袋に入りませんでした。
    今後は大きめの袋を用意して対応予定。
  2. それにしても白菜はきれいです。
    外葉をむけば虫食いの無いきれいな葉が出てきます。
  3. 最近よく霜が降りるようになりました。
    しかしまだまだヨトウ虫を見かけます。
    このまま越冬するのでしょうか?
名刺を作成

名刺を作成

僕のように農協や市場に出荷を考えていない場合は、必ずお店に売り込みが必要になります。
その際の必須アイテムが名刺です。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

名刺には詳しい情報を載せるスペースがないので、ホームページも必須になってきます。
名刺にホームページのアドレスが書いてあれば、今の時代たいていの方は家にパソコンがありますので、閲覧してその人のことを理解してくれることでしょう。
そして、そのうち携帯で閲覧する時代になるはずなので携帯用のホームページも充実させることが大事となります。

僕の場合、東京で生活していたころは満員電車通勤の1時間は携帯を見るしか暇つぶしできませんでしたので携帯でも結構サイトをみます。
なので大都市の消費者用は携帯をいじることが多いことから携帯版のホームページを作ることもお勧めします。

※名刺を渡した際にさらに自分の携帯でホームページを相手に見せることができれば相当興味をもってもらえることになることかと思います。

ということで名刺を作りますが、わざわざ業者に発注する必要はありません。
ラベル屋さん
エレコム
上記に行けば名刺を自分のパソコンで作成できる無料のソフトをダウンロードすることができます。
デザインを考えて各メーカー指定の名刺用紙を買ってプリンターで印刷すればカラフルな名刺を安く作ることができます。
業者に名刺を頼むと色数制限やまとまった数の発注が必要になり、コストが高くついてしまいますのでこれで十分でしょう。

粟屋農場名刺

センスはありませんがこんな感じで良いのではないでしょうか?[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]
ホームページにアクセスすれば言いたいことが書いてあるのできっと理解して取引してくれることでしょう!!
名刺専用用紙で印刷すれば一枚当たり8~10枚の名刺が作成できます。

ちなみにバックの写真は粟屋農場実験場で育っている完全無肥料無農薬の大根の大ちゃんです。
ずいぶん立派に育ってくれています。
Image003
ひょっとしたら大根は窒素なし完全無肥料でも行けるかもしれないですね。
それにしてもきれいな葉っぱです!!
自然栽培の特徴は淡い緑の葉っぱになるとのことです。

このように自分の携帯で撮影してパソコンに取り込んで、上記のソフトを使えばいろいろな名刺が安価に作成できます。
但し、家にパソコンもプリンターもカメラもなければ名刺は業者で発注したほうがよいでしょう。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

オークションの利用

オークションの利用

最近は自然栽培について考察してきました。
昨日のブログでも書きましたが、初期投資に以下の関係が成立します。

  1. 自然農=ローリスクローリタン・・・・年収250万円
    (中古軽トラが必要 30万円+道具)
  2. 自然栽培=ハイリスクハイリタン・・・・年収50万円 ~ 750万円 (最初は限りなく50万に近い)
    (中古軽トラ+トラクター15馬力 150万円+ビニールハウス50万円 +道具 合計250万円必要)

自然栽培の場合は誰でもうまくいくわけではありません。まして農業素人ではほぼうまくいかないでしょう。
なぜなら木村先生の本を読む限り自然栽培は慣行農法の肥料計算を応用しています。
なので、農業経験ない方は、一度慣行農法を勉強する必要があります。

それに比べて自然農は川口先生の本を読む限り特別な考え方は必要ありませんので、
農業未経験で知識がない方はこちらが無難です。
(慣行農法をやってこられた方は逆に難しいようです。)

但し収益を考えたときに農業で食っていこうと思った時にはどうしても自然栽培を行う必要があるようです。
耕作面積を考えると自然農は3反が限界に比べ自然栽培はトラクターを使用するので1町は行けそうな気がします。
これは今研修している師匠の有機農法を踏まえてのことです。

自然栽培は自然農にくらべ耕作面積が3倍近く違ってきますし、マルチの使用やビニールもかぶせたりと真冬でも栽培が可能ですので、
単純に収益は3倍以上と机上では計算できます。
なので、自然栽培のほうが魅力的に思われます。

ということで、なんとかして自然栽培をハイリスクから中リスクに引き下げることはできないかということを考えました。
まあ、やり方は簡単で、初期投資額を下げればよいことになります。
トラクターなんかはYahooオークションで買えばうまくいけば20万円(送料込)で中古が手に入ります。

師匠曰く
電子制御されていない昔のトラクターのほうが機関が壊れない限りは永久に使用可能でメンテナンスもそれほど必要ない。
むしろ、最新のトラクターは電子基盤が壊れたらはいそれまでよ~と[猫][猫]

とのことです。

最近のトラクターはハイテクの塊で、クーラやオーディオもついていますのでどう考えても要りませんね。
安い中古で十分。
野菜の場合は15馬力ぐらいでOKと師匠が言ってました。[猫]

ビニールハウスも使っていない農家に頼めばタダで譲ってもらえる確率は高いようですので、
初期投資額は自然農+20万円ってとこでしょうか。

ただし、オークションのトラクターがすぐにぶっ壊れる可能性もあるので、
ローリスクではなく中リスクぐらいでしょうかね[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]
自然栽培=中リスクハイリターンです。

緊急ニュース・・・・ついに土地ゲットか?

来週地主さんにお会いしてひょっとしたら土地5反ゲットになるかもしれません。
そこは5、6年ただ草を刈っているだけの土地とのことでしたので、自然農には向かないようですが、
自然栽培にはかなり向いた土地だと思います。
なので、自然農ではなくいきなり自然栽培をやるかもしれません。(ちょうどトラクターを研究していました。)
ということで、いよいよ営農へ向けて一歩前進といったところでしょうかね。
来週が楽しみです。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

初期投資について

初期投資について

新規就農者にとって最も頭の痛い問題は農業機械が高すぎるということです。
たとえば、田んぼで新規就農する場合は最低限以下が必要になります。

  1. トラクター
  2. 田植え機
  3. コンバイン

田んぼの場合は広さが5町以上ないと経営が難しいといわれています。
そうなると、どの機械も大型のものにせざるをえないため、最終的には1000万円以上になってしまいます。
これでは、就農できる人はお金がある限られた人になってしまいます。

ちなみに今流行りの野菜の少量多品目生産を目指した場合はどうかというと

  1. 自然農の場合

    ほとんどお金がかかりませんが軽トラが必要になります。
    この場合は新車を買ったほうが維持費は安くなるかと思いますので、
    4WDスバルサンバーで80万円ぐらい?
    他の農機具(草刈り機、くわ、スコップ、空コンテナ等)や種代、土地代などを考えると
    最低100万円は必要かと思います。
    まあ、軽トラをけちって中古で30万円(整備費込)でもいいんですが。(すぐ壊れそう)
    自然農の場合は収入の上限がだいたい250万円ぐらいなので、リスクは低い分リターンは少ないです。

  2. 自然栽培の場合

    最低15馬力のトラクターは必要
    価格は1馬力×10万円 なので150万円です。
    軽トラ30万円
    他の農機具20万円
    ビニールハウス 50万円
    250万円必要になります。
    しかし、得られる収益は栽培がうまくいけば自然農の2~3倍といったところでしょう。
    ハイリスクハイリターンです

  3. 有機農法の場合

    最低15馬力のトラクターは必要
    軽トラ30万円
    他の農機具20万円
    肥料代(かなり必要)
    ビニールハウス50万円
    280万円必要になります。
    栽培方法は慣行を参考に行えますが虫や除草がたいへんです。
    得られる収益は自然栽培よりは多いでしょうが利益はコストがかかるため低いかも。
    しかし、就農していきなり安定した収益は狙えますので、
    リスクは自然農、と自然栽培よりは断然低いと思います。
    その代わり作業はたいへんです。

    ※上記はあくまで販売路が確保されている場合です。

積極的に自然栽培でリターンを狙うにはトラクターの150万円が必要になります。
しかも自然栽培は誰もがうまくいく方法ではありません。
調べる限り理論はわかっていても結局はその土地にあった栽培方法を見つけないといけません。
なので、何十年もうまくいかないことだって考えられますので、トラクター150万円がずっと重くのしかかることもあります。
リスク分散で自然栽培と有機農法をするのも一つの手かもしれません。
結局は収益を狙うにはトラクターは必要です。

まとめると、以下の関係になります。

リスク大=初期投資が大きい
リスク小=初期投資が低い

理想的な関係はローリスクハイリターンですので、初期投資をできるだけ抑えることができれば、ローリスクで高い収益は狙えます。