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Month: 2009年11月

やまぐち就農支援塾4日目

やまぐち就農支援塾4日目

11/20 晴れ[晴れ] 最終日の今日とてもよい天気になりました。気温もやや暖かかったです。

本日の講義内容

  1. 花き
    実習はなく概要の説明
    菊は県内の市場で品薄とのこと
    できれば生産して出荷してほしいらしいです。
  2. ビニールハウスのビニールかけ
    天井部分のビニールをかける作業を行いました。
    かなりコツがいるようです。
    ビニールをかけるとあっという間に室内は暖かくなりました。(すごいです)
    ということで自分で組み立てる際の勉強になりました。
  3. 県の職員の方とのガイダンス
    就農に向けての話あい

研修を振り返って

今回の実習は農業を全く体験したことがない方はたいへん参考になられたようです。
僕自身、研修でS師匠の下で働いていますが、実作業をすると農業の楽しさが良くわかります。
いや~それにしてもみなさん笑顔で帰られていたのが印象的です。
藤原先生が日ごろおっしゃられている通り、土を直接触ると人間は元気になりますね!![わーい(嬉しい顔)]
そして、新規就農を目指されている方ともお話しさせていただき、楽しかった4日間でした。

この場で知り合えた方々とは今後もお付き合いさせていただき、お互い困ったことがあれば協力し合える関係になれればと思います。
同じ価値観をもつ人たちと横の連携をとり、幸せは不幸な顔をしてやってきますので突き進んでいきたいと思います。[わーい(嬉しい顔)]

最後に県の農業会議所の方とお話ししたところ、農地に関しては農業委員会に直接相談するのが良いとのことです。
そして、その地域の農業委員さんと相談すると、ひょっとすると意中の土地を手にすることがもっとも可能性が高いとのことです。

※新規就農希望者掲示板を作りましたので、悩みやアドバイス等ありましたら書き込んでください。

やまぐち就農支援塾3日目

やまぐち就農支援塾3日目

11/19 晴れ[晴れ] 本日はものすごい晴天でしたが、気温は真冬並みで昨日同様にとても寒い一日でした。

本日の講義内容

野菜

  1. 圃場整備・・・・・・・・午前中
    1.4aの圃場を整備して玉ねぎ(もみじ3号)を定植します。

    1. マルチはがし
      マルチピンをしていない畝だったので簡単に剥ぐことができました。[わーい(嬉しい顔)]
    2. 鋤き込み
      トラクターで指導員の方が鋤き込みをしました。(見学)
      これぞ農業って感じです。
    3. 肥料播き
      サンライム(石灰)、エコロング(140日タイプ)、BM重焼燐をまんべんなく播きます。
      (ムラがあると生育にムラができます。)
      ちなみに化学肥料です。
    4. 玉ねぎの苗どり
      1. 事前に種まきを行って幼苗ができた畝から苗を抜きます。
      2. 抜いた苗を長さ15センチに切り落とします。
      3. 根も3cmぐらいに切りそろえます。
        定植しやすくするため
    5. 畝立て
      管理機(耕耘機)を使用して畝を形成します。
    6. マルチ張り
      畝にマルチを張ります。
      なお、マルチピンは使用せず、マルチの端に土を載せて固定します。
    7. 定植・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・午後
      1. マルチに穴を4条12cm間隔千鳥であけます。
      2. 穴あけは鋭い鉄杭でぶすぶすあけます。
      3. あけた穴に苗を割り箸で押し込み定植します。
      4. 終了
  2. カブ間引き
    学生が育てたカブの間引きをします。
    師匠のカブと違いマルチで育てていました。
  3. ニンジン洗い
    学生の作ったニンジンを手で洗います。
    洗い方は軍手をしたままなでるように洗います。
    結構きれいになります。

一日を振り返って

  1. 日ごろ研修を受けている野菜だったため、圃場整備、定植、間引きとちょろいもんです。[わーい(嬉しい顔)]
  2. 定植作業は割り箸を使ってマルチにあけた小さい穴に押し込む感じで定植しました。
    このやり方はすごく勉強になりました。
  3. 初めて科学肥料播きを体験しました。
    事前に玉ねぎ(もみじ3号)の10aあたり必要な窒素、燐、カルシウムの推奨値を元に1.4a分を計算しておき、
    それにしたがって肥料を圃場にまんべんなく播けば、それなりに育つとのことです。
やまぐち就農支援塾2日目

やまぐち就農支援塾2日目

11/18 晴れ[晴れ] 昨日の悲惨な天候から一転晴れました。
しかし気温は真冬並みでとても寒い一日でした。

本日の講義内容

果樹

  1. ブドウの幹の皮むき(剥皮処理) ・・・・・・・・午前

    虫(おもにカミキリムシの幼虫)が幹の皮の裏に居る可能性があるため、
    収穫後のこの時期に皮を全てはぎ取り、幼虫が居ないかチェックします。
    あと病原菌が皮に付いている可能性があるため剥ぎます。
    ブドウの木はまるで裸の状態になります。(寒そう)

    感想
    剥ぐのは意外に簡単です。
    ブドウは裸同然ですが大丈夫なんでしょうか?
    かなり寒そうです。

  2. 梨の木の下に牛フン堆肥を入れる・・・・・・・・・・・午後

    木の根元から東西南北の南部分2mの位地に1m×0.5m×0.5mの穴を掘り、
    梨の細い根に対して肥料をあげるために掘った土に堆肥を混ぜて埋め返します。
    穴を堀った時に露出した梨の根ははさみで切ります。(断面をきれいにする)
    来年は西側を掘ります。毎年時計回りに穴掘りの位置が動いていきます。
    (これは梨に負荷がかからないようにするため毎年1箇所掘るようにしているそうです。)

    感想
    梨などの果樹に肥料をあげるやり方を初めて知りました。
    スコップで掘りましたがかなりきついです。重労働です。
    果樹の場合は年中生えてますので野菜のように圃場に肥料を混ぜ耕耘できません。
    よってこのようなやり方が考えられたようですがすごいですね。良く考えていますね。

    ちなみにここでとれた梨をいただきましたが、めちゃめちゃ甘かったです。
    柿もいただきましたが糖度は19.5度でした。市販のものよりかなりおいしく感じました。
    この大学内で作られた完熟牛フン堆肥を使用していますので、
    最上の有機農法のといって感じです。(農薬を使っていなければね)

  3. 学生の研究発表

    山口県産の大島温州ミカンを使った実験で環状剥皮を行い糖度を上げ、新芽を切って一年間休ませることでみかんサイズL、Mが一番多くなるようにする研究です。
    環状剥皮はみかんの幹に幹の直径÷15の幅の輪を掘り、これによって葉でできた養分を根に一時的にいかないようにして、実に栄養が行くようにする技術です。
    これによって糖度を上げます。

    感想
    ブドウなどにも行われている技術とのことですが、もうすごいですね。
    行きつくところまで行っている感じがします。
    市場での取引は普通の温州ミカンと同じなので、出荷できる収量を増やし、収益を上げる方法だそうです。
    ちなみに年末までが高値で売れ、年を越すと安くなります。

やまぐち就農支援塾1日目

やまぐち就農支援塾1日目

11/17 雨[雨] 山口県防府市にある山口農業大学校のやまぐち就農支援塾に行ってまいりました。
朝の気温が6度で日中も11度ぐらいとぶち(非常に)寒い1日でした。

このセミナーは農家ではない就農希望者を対象に農業がどのようなものなのかを体験するもので、
今日は第1日目(全4日)ということでほぼ座学でした。

一応機械の実習もあるようでしたが雨のため圃場がぬかるんでいて、
実習できないとのことであったため、急きょ中止になりました。(これが見たかったのに orz)

セミナー受講者の方と何人かお話ししましたが、やはり土地取得で困っているとのことでした。
行政は何もしてくれないとみなさんおっしゃっています。
この辺はお金の補助は要らないので行政が積極的に仲介してもらいたいものですね。
(税金払っているので)

おそらくみなさん一番この部分を望んでいるのだと思います。
このままでは運よく土地を借りれた人しか農業はできないようです。

話はずれましたが、座学の中心内容は以下でした。

  1. 肥料について
  2. 輪作の大切さ
  3. 機械類の構造
  4. 農地面積の単位

農業に必要最小限度の内容というところでした。

1.の肥料についてはみなさんご存知の化学肥料についてですが結構おもしろかったです。
いままで化学肥料について何一つ調べていませんでしたので、どのようなものかが良くわかりました。
(参考になります)

機械類の構造も良くわかりましたので結構収穫ありましたね。(知りたい内容盛りだくさんです。)[わーい(嬉しい顔)]

ということで明日から実習なので、頑張りたいと思います。

慣行農法の実態

慣行農法の実態

大部分の国民はもうかる農業=大規模慣行農法と思っているようですが本当にそうでしょうか?

機械化することのメリットは以下です。

  1. 定植や除草作業など、中腰での作業が改善される
    (ナウエルナナなどものすごく楽そう)・・・・・・・・70万円
  2. ネギの土寄せなど力仕事が楽にスピーディーに行える
    (専用の機械を使う)・・・・・・・・・150万円
  3. 広大な面積を冷暖房付きのトラクターで耕耘できる。
  4. トマトや水耕栽培など適時に点滴管理(化学肥料)ができる。
    (おそらく見まわるだけでしょう)・・・・ハウスとセットで何千万円
  5. 農協の指示通り作ればよい
    (農薬散布や病気情報など農協の指示に従って作らなければ買いとってもらえない)・・・・・農協の組合員になればよい(有料)

逆にデメリットは

  1. ものすごいお金がかかる。
    (タラクターが売れメーカーと仲介の農協は、うはうは)
  2. 大規模化して収益を上げなければならないため多収量を目指す必要がある。
    (農協は作物の値段のだいたい2割を手数料にしている)
  3. 投入する資材の金額が半端ではない(資材は農協から購入)
  4. 失敗は許されない(ローンや資材費など)
  5. 作物の単価は自然農法に比べると半分以下。

ということで、収益と農業本来の楽しみ(土を自ら耕す)を考えなければ理想的な感じですが、どう考えてもリスクが大きすぎます。しかし、大量生産しなくては作物の単価が安く収益はないため機械化は避けられません。デメリットの部分をみると慣行農法で儲かっているのはメーカーと農協です。(もちろん儲かっている農家もいますが少数です。)

よくテレビで農業は大規模化しないと儲からないといいますが、大規模化して喜ぶのはスポーンサーのメーカーさんという裏事情があります。残念なことに大部分の人は洗脳されていますので、儲けるためには大規模化しかないと思ってしまいます。(自然農法というやり方があるのにね)

ところで、同じ慣行農法で作られている中国産の安い野菜が輸入されていますが、これらは日本の商社が現地の低賃金の人たちに作らせています。中国は最近裕福になったでー”と、銀座であほ買いする中国人の特集をテレビで行い中国=裕福という洗脳をしていますが、所詮はGDP一人あたりの年間所得は30万円ぐらい国なので、大部分の人はまだ貧しくて農村部にいたっては年収がまだ10万円ぐらいのようです。なので商社が中国で作らせている野菜は本当に安くでき、そして日本に輸入されますので、いくら日本で大規模に生産したところでも勝ち目はありません。
(大規模慣行農法を推奨していた自民党は何を考えてるんでしょうか?メーカーは儲かりますが農家は疲弊するだけです。)

日本産が勝つには方法はひとつ、付加価値の高い日本人ならではの有機農法、自然農法でしか儲かる道はないと思います。[わーい(嬉しい顔)]

ということで、結局は中国産に勝つために農業は大規模な慣行農法しか儲からないよと官民そろって国民を洗脳しておいて、ローンを組んだ農家が疲弊し、メーカーと農協が収益を上げさらに商社も安さで儲かり、メーカー、農協、商社の票が自民党にはいるという構図になっていたような気がします。
ローンを組んで支払いに苦しむ農家は兼業してまでローンを払うはめになり、何のために農業をやっているのかわからない感じになっているのではないのでしょうか?
まあ、民主党政権になり農政はガラッと変わりますが、それでも慣行農法は難しいように思えます。(日本の商社はけしからん)

実験3

実験3

山口市内は最近雨が多く、けっこう寒くなってきました。
そんな中、自宅庭で無肥料実験中の作物が順調に発芽しております。

  1. ソラマメ・・・・・10/22播種
    ソラマメ
    2つ種を下ろしましたが、一つは発芽してすぐに折れてしまいました。
    しかし、そのあとからまた生え出してきました。
    すごい生命力です。[わーい(嬉しい顔)]
    ちなみに種は下の大きいやつです。
    3
    小さいほうの種は以下の状態です。
    ソラマメ2

    近すぎたためかだんだん離れてきました。
    何もしなくても自然にバランスを取るようです。
    それにしても無肥料で栄養は0、日当たりも悪いのに良く育ちます。
    これが本来の植物の力なのでしょうか!!

  2. 大根・・・・・・・11/4播種
    大大根
    わかりづらいかもしれませんが大きさは3cmぐらいです。
    残念ながら3個まいて一個だけ orz
    原因は超硬い地面に播いた2個は種からちょっと根が出た状態でした。
    きっと、根が硬い地面に刺さろうとすると作用反作用の力で軽い種が浮いてしまうのでしょう!!

    ※気を取り直し11/10に播種した大根が発芽しました。
    10個ぐらい播きました。

    大根

    こちらは一斉に出てきました。
    収穫が楽しみです。

  3. ホウレンソウ ・・・・・・・11/4播種
    ホウレンソウ

    ホウレンソウも順調に播いた数だけ発芽しています。

  4. カブと小松菜・・・・・・・11/4、11/10に播種
    かぶ

    あらたに11/10にカブをたくさん播種しましてそれがいっぱい出てきました。
    カブと小松菜は同じアブラナ科なので生えてきた芽がほとんど同じで見分けがつきません。
    おそらく手前の2つが小松菜のはずです。
    採石場の土みたいな土で無肥料でも結構芽は出ますね。

  5. キャベツ・・・・・・・11/4播種
    キャベツ
    キャベツもアブラナ科なのでカブ、小松菜、大根とそっくりです。
    ここは日当たりが悪いので、何とか頑張ってほしいです。
    このペースだと今年の冬は収穫できそうもないので来年春に収穫といったところでしょうか。

考察

今のところ、無肥料採石場土壌でも播けば何もしなくても順調に芽は出てきます。ものすごく小さい雑草は良く見ると生えてきていますので、それをふまえると何もしなくても植物は育つはずなのです。ただし、播いた時期が遅かったため、ちゃんとしたデータが取れるかどうかは不安なところです。植物本来の力で元気に育つことを祈ります。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

しかし、こんなことならもう1か月前に播けばよかったと後悔しています。 orz

就農現地見学会2

就農現地見学会2

就農現地見学会

11/14 雨のち晴れ[雨][晴れ]
3か月に一度(?)の山口県農林公社主催就農現地見学会に行ってまいりました。
前回をはるかに上回る人数にびっくり、農業に興味のある人が多いことが良くわかります。

http://www.y-agreen.or.jp/html/pdf/kengaku.pdf

今日のツアーはイチゴ系が半分以上と盛りだくさんでした。
なかでも徳地チャレンジ農場(研修場)を卒業されて営農された淺村さんご夫妻のイチゴ農園は素晴らしかったです。

以前はイチゴ作りのみでしたが、現在はソフトクリーム販売をメインにされ、自作のイチゴを乗っけて販売され収益を上げているそうです。

では、本業のイチゴ作りはどうなったのというと、地元の部会により朝4時から収穫しなければならず、子育てもありとてもつらいので、本業以外の収益を確保するためにソフトクリーム販売を思いついたとのことです。(すばらしい[わーい(嬉しい顔)]
集客が多いため、今後は地元の徳地を案内するガイドもするとのことです。
(地元が潤えば自分も潤うの精神ですね)

2件目の徳地チャレンジ農場では実際にイチゴ作りを観ることができました。

いちご2.jpg

初めてイチゴ作りを見ましたが、さすがは慣行農法です。
現代的ともいえますが、ものすごく設備費がかかっています。
おそらく何千万単位でしょう。

個人が行うにはあまりにもリスクが大きすぎますし、労力の割には儲からないようです。orz

まあ、署長さんもおっしゃっていましたが、もともと徳地は寒い地域で九州の温暖な気候に比べたらハンデがありすぎるとのことでした。

というころは、その地域で育ちやすい作物を作るべきなのでしょう。
もしくは不自然な(自然農法からみると)施設をやめ、路地で育てればいいのではと思いました。
(そうすると寒いので育たない?イチゴは作るべきではないとのことかな)

ちなみに、ここではホウレンソウも作っています。

ほうれんそう.jpg

水耕栽培で一日当たり600袋ぐらい収穫できるそうです。
広さ5aぐらいで毎日収穫可能

そのほかは農業法人を回りました。
そこそこは利益が出ているそうです。

やはり機械化するには法人化しないと利益は出ないようです。

結論から言うと、機械化すればするほど労力は必要ないように見えますが、その分広大な面積を耕作しないといけませんので、収量は増えますが、経費がむちゃくちゃかかる計算になり、かえって利潤は減る傾向にあります。
あと、施設でのホウレンソウの自動水耕栽培は農業として面白いのかな?とちょっと疑問に思えます。
やはり太陽の下、泥まみれになることのほうが面白いように思えます。(機械代0だし)

ソフトクリームの淺村さん曰く
広い面積だと、管理が行き届かなくなり、虫食いや病気にかかりやすくなる一方で、
面積を半分に減らすほうが、収量は半分ではなく6割となり生産効率はあがる

このことは、少ない面積で利潤を追うほうが良いとのことなので、結局は機械要らずの自然農が良いということになります。[わーい(嬉しい顔)]

民主党へ提案

民主党へ提案

自然農を志す者にとって耕作放棄地は宝の山との認識ですが、自然農を知らない人にとっては、厄介な存在のようです。
僕自身も自然農を知るまでは、耕作放棄地は以下の概念がありました。

  1. 一度荒廃すると元に戻すのに多大な労力が必要になる。
  2. 耕作放棄地には害虫がうようよ住んでいて、田畑への供給源になっている。
  3. 食糧自給率の低下につながる。
  4. 農業人口の高齢化に伴う現象である。
  5. 耕作放棄地など余っている土地がたくさんある一方、農業予算で農業と関係のない諫早湾を埋め立て、農地を拡大させたことはたいへん腹立たしい!!

とまあ、こんなところでしょうか。(ここにもそんなようなことが書いてあります

ところで、ネットのニュースで事業仕けの対象に耕作放棄地再生利用緊急対策が含まれているとのことでした。

そこで耕作放棄地再生利用緊急対策ってなんだろうと確認したところ、耕作放棄地を国がお金を出すから、とにかく耕せとのことらしいです。(結論が全く分からない内容です)

まあ、これが決まったのは自民党時代なのですが、仕事のない土建業者に生産はしなくてもいいから耕作放棄地を耕せばお金を出しますよ、といったところなんだと思います。

とりあえず中止になりそうなので、宝の山(耕作放棄地)の破壊はほとんど行われずに済みそうです。

農業問題で一番やらなければならないことは、生産物を国が補助金で買いあげることだと思います。
実はアメリカは自国の生産の作物を国が補助しているとのことです。
(福岡正信先生 無Ⅲより 30年前の話で今はどうだか)
そして、安値で日本に毒塗オレンジを輸出しています。

上記を考えると、自民党は農家へ直接お金をあげずに諫早湾を干拓して、漁業を破壊し、農業も衰退させ、食糧自給率をさげ、そしてアメリカ様から食糧を輸入するような環境を作っていたとしか思えません。

これから民主党に変わり農業政策も大きく変わるようですが、耕作放棄地をこれから使用する就農者には是非とも助成金を出してほしいです。

こうすれば自然農の農家が増え、化学物質0の作物を国民が食べるようになり、病気(癌など)、アレルギーが減り、医療費も減り、国家財政も潤い、良いことだらけです。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]

ということで、明日は財団法人やまぐち農林振興公社 担い手支援部 定住就業支援課 主催の就農ツアーがあるので、ここの担当者のO氏(高校の同級生)に耕作放棄地再生利用緊急対策について確認することにしましょう!!

粟屋農場では現在耕作放棄地をさがしていますので、もしかしたら何か良いことがあるかもしれません。

農業研修28日目

農業研修28日目

11/12 晴れ[晴れ] 昨日、一昨日の嵐から一転、今日はものすごい晴天でした。
本日も熊坂にて研修です。

大判焼.jpg

関係ないけど、よく食べる近所の大判焼き屋さんです。
農作業の前は必ず食べています。

ちなみにおじさん曰く:中のあんこは自作したいけど、保健所の指導でちゃんとした施設で製造しないといけないとのことで、残念ながら市販のあんこを使用されているとのお話でした。(でもおいしいです。[わーい(嬉しい顔)]

ダイコン.jpg

先週自宅の庭に植えたダイコンが発芽しました。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]
他にもカブ、ホウレンソウ、キャベツも発芽しています。

キャベツ.jpg

(熊坂)2か月前に定植したキャベツが結球寸前の状態になりました。
頑張って土寄せしたかいがありました。
いや~面白いですね。

本日の作業

  1. 畝のかたずけ 3.5時間

    ナス畑.jpg

    前回の続きです。
    役目の終えたナスとピーマンを引っこ抜きます。
    畝50本ぐらい4畝処理しました。
    かなりの力が必要です。おそらく女性だと厳しい感じです。

    ※抜くにもコツがあり、正しい姿勢で抜かないと腕腰に来てしまいます。


    ピーマン.jpg

    この畝には次に小松菜を植えます。(苗は準備万端です)

  2. 畝の補修および害虫駆除・・・・1時間

    (桜畠に移動)
    昨日の嵐によってはがれたマルチの修復を行いました。
    かぜで飛ばないようにマルチの中央部分に3m間隔で土を載せます。

    桜畠.jpg

  3. ヨトウ虫駆除

    定植したばかりの苗が何本かヨトウ虫に食べられてしまったので、駆除します。
    方法は、食べられた苗の場所をほじくり返すとたいてい居ますので、発見してつぶしていきます。[猫]
    これ以外は有機農法では方法はないそうです。(ぷちっ [わーい(嬉しい顔)]
    駆除した場所に再度苗を定植します。

  4. 包装作業
    1. ネギの加工
      収穫済みのネギを見映え良くするために、要らない葉をはいでいきます。
      赤い斑点がおおい部分は葉を途中からカットします。(見た目気にならない程度にする)
    2. 大根

一日を振り返って

  1. ナスなどを引き抜く作業は膝のみを使って抜くようにするとあまり疲れません
    (引っ張るというよりは腕腰を固定して足を踏ん張った状態から伸ばす感じ)
    師匠曰く : 農作業は土木の作業と同じで正しい姿勢を知らないと長時間労働は無理[猫]
  2. ヨトウ虫の駆除はとにかく見つけてつぶしておかないと次々に隣の苗を食べていきます。
    他に草がないためです。
    ということは、雑草まみれの畝にマルチをかぶせればヨトウ虫被害は無くなるのかな?
  3. 有機農法のナス畑の整備は実際たいへんです。
    ちなみに自然農であれば、ナスの根付近の幹を切断して終りです。
    根っこはそのままにするのが自然農のセオリーです。
トラクターほしい

トラクターほしい

最近、一斉に田んぼをトラクターで耕耘している姿が良く目につきます。
慣行の田んぼだとこの時期に一度土を掘り返すようです。
自然農法では麦を植えて輸作を行いますので一切耕しません。

それにしてもバイクで静かな農村を走りましたが、いやー農家のみなさん立派なトラクター(400万以上)をお持ちでした。
そんなに収入あるのかなと思いましたが、びっくりですね。

ちなみにクボタのホームページの動画を見ると、無理してでもトラクターを買いたくなってしまいます。[わーい(嬉しい顔)]
それだけではなく他の定植機やコンバインなどもほしくなります。
今の有機農業研修に比べるとなんて楽なんだろうと思ってしまいます。

しかしそこが落とし穴で全部新品でそろえると1000万円はかかり、さらに慣行を行うと1000万円では済まなくなります。
当然、大量にさばける機械を大金で買うのだから、耕作面積を増やさなければなりません。
なので、資材コスト(農薬、除草剤含む)は広い分半端ではなくなります。
しかも機械化で作業が短くなりますがその分面積が広くなりますので、結局時間はかかってしまいます。

機械要らずの不耕機自然農法とくらべ労働時間、利益とあまり変わらない気がします。

福岡先生の本を読むと稲刈り後に田んぼを耕すことが無駄な行為でさらに田植え前の整備も不要で、まるでトラクターを買ってわざわざ無駄なことをさせられているのだと書いてあります。

先生の自然農法は一見何も考えていないように見えますが先生の著書、無Ⅲを読むと自然農法と慣行のコストと収益を論理的に言われていて、とても農家とは思えない内容です。

結論は、収量は福岡先生式の農法が収量は上
ちなみに福岡先生式の自然農法は他の自然農法とは概念そのものが違います。

田植えは稲籾を入れた土団子を播くだけで、以後の除草作業も水の出し入れだけでOKと、手間がほとんどかかりません。行う作業は手で稲を刈るぐらいです。
そして収量は驚くことに1反当たり軽く10俵を超えるそうです。[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]
(慣行は10俵が上限)

これはちょっと研究してみる価値があるなと思っています。
この技術をものにできれば、稲刈り以外の作業はほとんどいらなく、その間野菜作りに専念することができます。
しかも資材コストは0です。

ただし、僕がやろうとするハイブリッド式では、自然栽培も行うため、トラクターが必要になります。
400万円の冷暖房付きのトラクターではなく、40年前の10万円の中古を買うしかないでしょうね orz